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114.君とお酒が飲める日の小話(ドイツパンの日)

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「いただきもののプレッツェル、一緒に食べない?」
「食べる! 塩気があって、歯ごたえあって、小麦ッ! な感じが美味いよな」
「本番のプレッツェルはもっと塩がついててしょっぱいらしいよ」
「これでもけっこう塩気あるのに? 日本の味になってんだなー」
「ビールに合う味っていうし、本番で食べてみたいよねえ」
「ビールか。ドイツまで行けんならけっこーすぐ試せるな」
「お酒はしばらくダメじゃない?」
「ドイツは十六歳からビールオッケー」
「うーん、さすが水よりビールが安い国というか……」
 ちなみにワインは十八歳かららしい。遺伝子から考えて、そこまで酒に弱くもないはずなのだ。舌鼓を打つ日が待ち遠しい。



(了)211003
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