ヰタ・セクスアリス

Kotetsu Saita

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第二章

【8.ナオの家で②】

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ぼくは固くなった後があることは知ってはいた。
顧問の先生が吐き出す前から。
それでも自分で出すところまでしたことはなかった。
興味が全くないわけじゃないけど、
家族のいる家でなんとなくそこまで気持ちを没頭できなかったから。

うっすらあった気がかりみたいなものが、
顧問のと、痴漢のとですごく嫌なものになってしまって、
自分からも同じものが出るってことを知るのが嫌だった。

ただ、ベッドの中で、アキさんのことを思い出して、
少し触ったりしただけ。
アキさんはぼくの足を触ったって思って、
自分でも撫でてみたりした。
アキさんがぼくに触れたことを細かく思い出して
ドキドキして固くはなったけど、そこで止まってた。

出したい、とは全く思わなかったけど、
アキさんに触れられたいとは思ってた。
もっと触れてくれたらいいのに、て。

アキさんはぼくが短パンを穿いていれば毎回触ってくれるかな、と思ったけど
全然そんなこと、しなかった。
しょうがないな、て顔して短パンは外に穿いて出ちゃダメだよ、て必ず言った。
ぼくは小さな子どもじゃないから短パンで外に出るわけないんだけど。

ただ、やっぱりアキさんはぼくに触ってくれないし
ぼくからアキさんに手を伸ばして触ることもできなくて、さみしかった。

どうなんだろう?
ぼくはよくお尻を触られる。
そこはアキさんも触りたいと思ってくれたりする、か、な?
それをずっと考えてた。
かといってぼくのお尻を触ってみて、とか言えるわけなくて。

ラッキーなことに、ぼくは蚊に刺された。
ちょうどお尻と太ももの付け根のところに。
かゆかったけど、かきむしると汚くなるかもしれなかったからがまんした。





「あの・・・・アキさん・・・・その・・・」
「ん?どうしたの?」
「ちょっと、かゆい、ていうか・・・
 自分じゃ見れないとこだから・・・・どうなってるのかな?・・・・って」
「かゆいの?・・・・見ようか?いいよ。見せてごらん」

アキさんはにこにこ言う。
ぼくはこんなことしていいのか、うまくいくのか
だましてるようなことにならないのか
いろいろ頭をめぐってるけど、今しかない!て思って決意する。

「うん」

ぼくはアキさんをちらと見てから、椅子から立ち上がり
ベッドに向かう。
ベッドに手を突いて、そのまま両方の膝もベッドに載せる。
アキさんにお尻を向けた格好になった。
恥ずかしいな

「ナオ?どこ?」
「うん」

ぼくはよつんばいのまま、右手を離してお尻のほうに手をやる。

「見ても・・・わかるかどうか、わからないけど
 触ったらぽつ、てなってて」

ぼくは短パンを少しめくってパンツも少しめくりあげて
指先でぽつってなってるところを探る。

「ここ・・・・ぽつってなってる、の
 アキさんも、触ってみて?・・・そしたらわかる、と思う」

「どれ」

アキさんが椅子から立ち上がる音。近づく気配。
ぼくは振り返ることができない。
布団に頭を擦りつけてアキさんの手がくるのを待つ。

アキさんの影が覆った感じになったから、
手を上側にずらす。
よくわかるようにって短パンとパンツの裾をめくって待つ。

ひた

アキさんの手の先がぼくの足の付け根というかギリギリお尻の部分に触れる。

「んっ」

思わず体がびくん、てなった。

「痛いの?」

「ううん、痛くない」

「かゆいんだっけ?」

「うん、ちょっと」

アキさんの指先が触れたままアキさんはぼくに聞いてくる。
ぼくがかゆいと言って、それで指先がさするように動く。

「ちょっと、赤くなってるくらいだよ」
「そっか・・・蚊、かなぁ」
「かもしれないけど、ずいぶん際どいとこ攻めてきたもんだね」
「ん」
「そんな格好でゴロゴロしてたからじゃない?
 周りは?かゆくないの?」
「わ、かんない・・・も、どこまでかゆいのか」

アキさんの手がほとんど動かないのがもどかしくて
かゆいのを散らしたいてほどじゃなかったけど
ぼくは少し腰が動く。
アキさんの手が動かなくてもそうしたらぼくのお尻を自動的に撫でるんじゃないかと思って。

「あんまり強く掻いたらダメだよ?もっと赤くなったり・・・皮膚傷つけちゃうからね」
「でも、かゆいよ」

ぼくはお尻をもぞもぞ揺する。

こんな体勢だから、タンクトップの裾がずれて胸の方へ落ちてってる。
部の先輩や顧問の先生はそれを望んだみたいだけど、
アキさんには効果・・・みたいなの、あるのかな?

「うーん、ナオ、やっぱりこの格好は刺激的すぎるよ? 
 ナオはもう、子どもじゃないんだから」

アキさんがぼくが上げて押さえてる短パンとパンツのとこじゃない、
その下の、もっと際どい位置のパンツをつまんで少しくいくい動かした。

「あっ」

ぼくは驚き、なのかな
体が跳ねたけど、お尻がくいっと上にあがっただけだった。
もっとアキさんにお尻を強調するようにしただけだったかも。

足を開いたよつんばいだから、すごい格好なんだって自覚して、
いくら覆われてるっていっても、こんなとこ見せるとこじゃないって思って
何やってるんだ!ていきなり我に返ってすごく恥ずかしくなる。

「あっご、ごめんなさい」

ぼくは消え入りそうな声で言う。

「ん?何が?・・・フフ。刺激的な格好してること反省したの?」

そう言われるとよけいとんでもないことしちゃったって思って
ベッドに頭を擦りつけたままふりふり頭を振る。
すぐ、こんな格好やめればいいんだけど、引くに引けないっていうか
タイミングがわからなくなっちゃって。

「ナオ、今、乳首がジンジンしてる?
 ほら、俺に見られて」

「ん・・・してる」

ドキドキする。そんな話になるなんて思ってなかったから。

「ねぇナオ、乳首だけなの?」
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