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奏音 ~Harmony~
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「らーらららららららーらーらー♪らーらーらららららららーらーらー♪ららーらららららららーらーらー♪らららーらららーらーらー♪」
『癒しの丘』に柔らかな歌声が響き渡る。奏でているのはイリア。大好きな歌を口遊み、気分が上がっている。身体の調子も良くなってきたからだろう。その横には気持ちよさそうに眠っているアルカディアの姿。
「いい歌だね」
「あ、カサンドラ!」
彼女の歌声に気付き、カサンドラは声を掛けた。聴いた事のない歌に興味が湧いた。
「イリアがいた所の歌?」
「うん!『愛の挨拶』っていう曲なの。大好きなんだ」
「綺麗な旋律だよね。もう一回聴かせて」
「うん」
リクエストに答え、イリアは先程よりも大きな声で歌った。カサンドラは目を閉じ、耳を澄ませながら一音一音しっかりと頭に残した。
「らーらー らららー♪らららーらららー♪らららーらららーらららーらららーらー♪らーらららららららーらーらー♪らーらー……♪」
繰り返す旋律が多いので覚えるのは容易かった。イリアも幼い頃から口遊んでいたので最後まで歌える。この曲を歌っている時は幸せな気分になれるから。
「ありがとう、イリア。素敵な歌声だ」
「え、あ…ありがとう……。カサンドラに褒められると嬉しい」
イリアは頬を赤らめながら喜んでいた。
「おれも歌ってもいい?」
「是非!!カサンドラの歌声聴きたい!」
「そんなに目キラキラされたらやる気出ちゃうよ」
「旋律覚えたの?」
「ばっちり。2回も歌ってくれたんだもん。曲は理解したよ」
「すごい、カサンドラ!耳、良いんだね」
「まぁねー」
カサンドラは深呼吸しながら息を整えた。そしてゆっくりと息をするかのように歌い始めたーー。
まるでオペラを聴いているかのようだ。高い音で奏でられる旋律はイリアが歌ったものとは別物に化け、カサンドラのものにされてしまった。音に近い高い声で歌われる『愛の挨拶』はとても優しくて包まれているかのような感覚に囚われる。カサンドラの歌声に近くにいた天使達も他の子も引き寄せられるかのように集まりだし、その歌声に痺れていた。
『愛の挨拶』は作曲家エドワード・エルガーによって生まれた曲。行進曲『威風堂々』 で知れ渡り、この『愛の挨拶』は結婚前に彼女へ捧げたとされている。ピアノとチェロの演奏が一番美しいとイリアは感じていた。
「こんな感じ」
歌い終わったカサンドラはいつの間にか天使達が集っていたことに驚いた。イリアも盛大な拍手を送っていた。
「ありがとうございます」
カサンドラは一礼し、優しく微笑んだ。
「凄いね!さっき聴いただけなのに」
「歌い易い旋律だったし、おれも好きだなって思ったんだ。『愛の挨拶』」
「良かった!この曲ね、チェロとピアノで演奏するともっと素敵になるんだよ」
「あ、なら今度合奏してみる?」
「うん!して欲しい!」
「じゃあ、皆に伝えとくね。その時はイリアも一緒に歌おうよ」
「いいの?」
「もちろん!」
誘って貰えた事にイリアは嬉しそうに笑みを零した。カサンドラはまだ夢の中にいるアルカディアを一瞥しながらイリアに顔を近付けた。
「夜はアルカディアと寝てるの?」
「えっ…!?」
いきなり何を聞くのかとイリアは驚いたがカサンドラは真剣な表情をしていた。
「あ、うん……。一緒に寝てるよ」
「何か変わった所とかない?大丈夫?」
「うん。特には」
「そっか。なら良いんだ」
カサンドラは安堵した様子で深くは聞いてこなかった。
「ナージャが料理作ったから食べに来ない?」
「行く!アルカディアが起きたら向かうね」
「待ってる。じゃ」
まだ周りにいた数人の少年天使達と話しながらカサンドラはイリアと分かれたーー。
ナージャの家でカサンドラとともに料理を召し上がった後、イリアはイフリートと一緒に夜空を見上げていた。アルカディアは泉に浸かりたいと言って食事会にはこなかったが代わりにイフリートがいたので親睦が深まった。悪魔王の妹とは言ってもイヴリースとは全然違い、素直でいい子だ。カサンドラとナージャにも打ち解けており、自然と中心にいるような存在だった。
「また増えた」
「星?」
「そう。光った」
「ここは沢山星見れるからねー。あ、オリオン」
「あれか」
「あっちがスコーピオン」
「いっぱいある」
「繋げていくと楽しいでしょ」
「うん。もっと教えて」
「いいよ」
2人で天体観測しながら『癒しの丘』には柔らかな笑い声が響いていた。
「イリア様」
不意に呼ばれ、誰かと振り向いたイリアそこにいた天使に意外そうな表情を浮かべた。
「サラ…」
「ごめん、割り込んで」
「大丈夫だよ。何か用だった?」
「あのさ……セリカ見てない? 」
「えっ…」
「いないんだ、どこにも」
「……最近会ってないな」
「そっか……」
「ごめん…役に立てず…」
「いえ…。少し不安になって……」
「サラ。他には?見なくなった天使いる?」
「…いるよ」
「そう……」
イリアはこの間アルカディアが言っていた事を思い出した。イラが天使を粛清している事。まだ確定要素がないので安易にバラして不安を煽るような事は避けたい。それにイラに聞こうとしても何故かすれ違いが起き、ちゃんと会えてもいない。
「ごめんね、サラ。あたしも何が起きてるのか分からなくて。把握したら教えるから」
「うん。報告待ってる」
サラはイフリートにも「またね」と声を掛け、手を振りながら帰っていった。
「イリア。私も貴方の力になる」
「…イフリート…」
「だから、先走らないで」
「……うん。ありがとう」
イフリートに握られた手は温かく、その優しさにイリアの不安は打ち消された。
「いつまで浸かっている気だ?」
「ぅわ…っ…」
いきなり声がしたのでアルカディアはビクっと肩を震わせながら振り向いた。
「…いつからいたの?」
「今しがた。出るのを待とうと思ったが長過ぎだ」
「ごめん、気持ちよくて…」
「イリアは一緒じゃないのか?」
「カサンドラ達と食事会してるよ」
「そうか」
「イラは?イフリートのお守りどうしたの?」
「彼女も食事会に行った。ナージャに誘われたみたいだが」
「すっかり仲良しだね」
「あぁ。悪意も感じられないし、害も無さそうだ」
「イフリートにメロメロって感じだねー」
「つい目が離せなくなる」
「いい事だよ」
アルカディアは夜空を見上げ、星を眺めた後泉から出た。穏やかな風が肌に触って心地よい。
「イリアとは寝たのか?」
「うん。可愛かったよ、イリアちゃん」
「そうか」
着替えているアルカディアの後ろに立ち、イラは抱きしめるようにアルカディアの肌に触れた。
「…なに?」
「もう、いいんだな?」
「……完全に癒えた訳じゃないけど……。でも、ダメだよイラ。今は、お互い好きな子がいる身だし、こんな事……」
アルカディアが顔を向けた瞬間、イラは口付けした。突然の行為に抵抗すら忘れ、アルカディアも受け入れてしまった。
「……っ、はぁ……。イラ……!」
「茶番はもうやめにしよう、アルカディア」
「……」
「女神の願いを叶えよう」
ぎゅっと抱きしめられ、アルカディアは何も答えずに静かに目を閉じたーー。
『癒しの丘』に柔らかな歌声が響き渡る。奏でているのはイリア。大好きな歌を口遊み、気分が上がっている。身体の調子も良くなってきたからだろう。その横には気持ちよさそうに眠っているアルカディアの姿。
「いい歌だね」
「あ、カサンドラ!」
彼女の歌声に気付き、カサンドラは声を掛けた。聴いた事のない歌に興味が湧いた。
「イリアがいた所の歌?」
「うん!『愛の挨拶』っていう曲なの。大好きなんだ」
「綺麗な旋律だよね。もう一回聴かせて」
「うん」
リクエストに答え、イリアは先程よりも大きな声で歌った。カサンドラは目を閉じ、耳を澄ませながら一音一音しっかりと頭に残した。
「らーらー らららー♪らららーらららー♪らららーらららーらららーらららーらー♪らーらららららららーらーらー♪らーらー……♪」
繰り返す旋律が多いので覚えるのは容易かった。イリアも幼い頃から口遊んでいたので最後まで歌える。この曲を歌っている時は幸せな気分になれるから。
「ありがとう、イリア。素敵な歌声だ」
「え、あ…ありがとう……。カサンドラに褒められると嬉しい」
イリアは頬を赤らめながら喜んでいた。
「おれも歌ってもいい?」
「是非!!カサンドラの歌声聴きたい!」
「そんなに目キラキラされたらやる気出ちゃうよ」
「旋律覚えたの?」
「ばっちり。2回も歌ってくれたんだもん。曲は理解したよ」
「すごい、カサンドラ!耳、良いんだね」
「まぁねー」
カサンドラは深呼吸しながら息を整えた。そしてゆっくりと息をするかのように歌い始めたーー。
まるでオペラを聴いているかのようだ。高い音で奏でられる旋律はイリアが歌ったものとは別物に化け、カサンドラのものにされてしまった。音に近い高い声で歌われる『愛の挨拶』はとても優しくて包まれているかのような感覚に囚われる。カサンドラの歌声に近くにいた天使達も他の子も引き寄せられるかのように集まりだし、その歌声に痺れていた。
『愛の挨拶』は作曲家エドワード・エルガーによって生まれた曲。行進曲『威風堂々』 で知れ渡り、この『愛の挨拶』は結婚前に彼女へ捧げたとされている。ピアノとチェロの演奏が一番美しいとイリアは感じていた。
「こんな感じ」
歌い終わったカサンドラはいつの間にか天使達が集っていたことに驚いた。イリアも盛大な拍手を送っていた。
「ありがとうございます」
カサンドラは一礼し、優しく微笑んだ。
「凄いね!さっき聴いただけなのに」
「歌い易い旋律だったし、おれも好きだなって思ったんだ。『愛の挨拶』」
「良かった!この曲ね、チェロとピアノで演奏するともっと素敵になるんだよ」
「あ、なら今度合奏してみる?」
「うん!して欲しい!」
「じゃあ、皆に伝えとくね。その時はイリアも一緒に歌おうよ」
「いいの?」
「もちろん!」
誘って貰えた事にイリアは嬉しそうに笑みを零した。カサンドラはまだ夢の中にいるアルカディアを一瞥しながらイリアに顔を近付けた。
「夜はアルカディアと寝てるの?」
「えっ…!?」
いきなり何を聞くのかとイリアは驚いたがカサンドラは真剣な表情をしていた。
「あ、うん……。一緒に寝てるよ」
「何か変わった所とかない?大丈夫?」
「うん。特には」
「そっか。なら良いんだ」
カサンドラは安堵した様子で深くは聞いてこなかった。
「ナージャが料理作ったから食べに来ない?」
「行く!アルカディアが起きたら向かうね」
「待ってる。じゃ」
まだ周りにいた数人の少年天使達と話しながらカサンドラはイリアと分かれたーー。
ナージャの家でカサンドラとともに料理を召し上がった後、イリアはイフリートと一緒に夜空を見上げていた。アルカディアは泉に浸かりたいと言って食事会にはこなかったが代わりにイフリートがいたので親睦が深まった。悪魔王の妹とは言ってもイヴリースとは全然違い、素直でいい子だ。カサンドラとナージャにも打ち解けており、自然と中心にいるような存在だった。
「また増えた」
「星?」
「そう。光った」
「ここは沢山星見れるからねー。あ、オリオン」
「あれか」
「あっちがスコーピオン」
「いっぱいある」
「繋げていくと楽しいでしょ」
「うん。もっと教えて」
「いいよ」
2人で天体観測しながら『癒しの丘』には柔らかな笑い声が響いていた。
「イリア様」
不意に呼ばれ、誰かと振り向いたイリアそこにいた天使に意外そうな表情を浮かべた。
「サラ…」
「ごめん、割り込んで」
「大丈夫だよ。何か用だった?」
「あのさ……セリカ見てない? 」
「えっ…」
「いないんだ、どこにも」
「……最近会ってないな」
「そっか……」
「ごめん…役に立てず…」
「いえ…。少し不安になって……」
「サラ。他には?見なくなった天使いる?」
「…いるよ」
「そう……」
イリアはこの間アルカディアが言っていた事を思い出した。イラが天使を粛清している事。まだ確定要素がないので安易にバラして不安を煽るような事は避けたい。それにイラに聞こうとしても何故かすれ違いが起き、ちゃんと会えてもいない。
「ごめんね、サラ。あたしも何が起きてるのか分からなくて。把握したら教えるから」
「うん。報告待ってる」
サラはイフリートにも「またね」と声を掛け、手を振りながら帰っていった。
「イリア。私も貴方の力になる」
「…イフリート…」
「だから、先走らないで」
「……うん。ありがとう」
イフリートに握られた手は温かく、その優しさにイリアの不安は打ち消された。
「いつまで浸かっている気だ?」
「ぅわ…っ…」
いきなり声がしたのでアルカディアはビクっと肩を震わせながら振り向いた。
「…いつからいたの?」
「今しがた。出るのを待とうと思ったが長過ぎだ」
「ごめん、気持ちよくて…」
「イリアは一緒じゃないのか?」
「カサンドラ達と食事会してるよ」
「そうか」
「イラは?イフリートのお守りどうしたの?」
「彼女も食事会に行った。ナージャに誘われたみたいだが」
「すっかり仲良しだね」
「あぁ。悪意も感じられないし、害も無さそうだ」
「イフリートにメロメロって感じだねー」
「つい目が離せなくなる」
「いい事だよ」
アルカディアは夜空を見上げ、星を眺めた後泉から出た。穏やかな風が肌に触って心地よい。
「イリアとは寝たのか?」
「うん。可愛かったよ、イリアちゃん」
「そうか」
着替えているアルカディアの後ろに立ち、イラは抱きしめるようにアルカディアの肌に触れた。
「…なに?」
「もう、いいんだな?」
「……完全に癒えた訳じゃないけど……。でも、ダメだよイラ。今は、お互い好きな子がいる身だし、こんな事……」
アルカディアが顔を向けた瞬間、イラは口付けした。突然の行為に抵抗すら忘れ、アルカディアも受け入れてしまった。
「……っ、はぁ……。イラ……!」
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