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オカルト研究会
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準備を手伝おうにもまだ部室の全容を理解しているわけではなく、しょうがなく僕は開いた席に腰を掛けていた。
相変わらずあの姉弟はスクールバックに物を頻りに詰めている。
また、部屋の奥では部長が人形の髪を丁寧に梳かしていた。正直、人形よりもまずは自分の髪を何とかしたほうが良いと思う。
「なんか、とんでもない場所に来ちゃったかもしれないなぁ…」
『全くじゃ。まっ、妾としては観察してて飽きぬがな』
「うわぁっ!」
僕は耳元の声にびっくりして辺りを見渡す。
だが、教室には依然として変化は無かった。
「上切君どうしたのっ?」
「えっ? ああ、ちょっと虫が耳に入ってさ」
「なんだ、急に大きな声出すからびっくりしちゃったっ」
軽くこちらに寄って来た理香が怪訝そうな顔を浮かべ、フイッと振り返りまた準備に戻った。
確かに辺りは何もないのだが体感温度が1℃ほど下がって感じる。
『クックク、動物を囲って観察する人間の気持ち分からぬでもないぞ。まさに動物園ならぬ人間園じゃな。ここは』
「ガーシャ……!」
今度は学んで小さく声を出した。この声はどう聞いてもガーシャだ。
『クーックク、そう無様にあわてるな妾はここじゃ』
「だからどこだって?」
『波長を限りになく優希だけに向けているからな、この声と姿は優希にだけしか聞こえておらぬはずじゃ。ん……? どこってことは見えておらぬのか?』
僕はもう一度周りを見渡し頷いた。
『ハァ…、しょうがないのう。さすがに居場所が分からぬのは色々不便じゃろう』
ガーシャがそう付け加えるとスーッと顔の横に顎なしのしゃれこうべが浮かび上がる。
「うわぁっ」
僕は思わずたじろいだ。おかげで椅子から転げ落ちそうになる。
『ちょっと霊気を強くしてやったぞ。これなら優希にも見えるじゃろ?』
「う…うん、ちょっと気味が悪いけどね……」
しゃれこうべは話している間にもせわしなく移動したあと、僕の目の前に移動し浮遊している。
『しかたあるまい。これ以上濃くすると他のものにも気づかれるじゃろうて』
「大丈夫? 本当に見えてないの?」
誰かに見られていないかすごく心配だ。
『だぁいじょうぶじゃ、大丈夫。ほれ、見ていろ』
ガーシャはそう言って部長の前に飛んでいき二三回往復した。そして、終いには部長が髪をとかしている人形の頭に自分が被さったりして遊んでいた。
しばらく遊んで満足したのかガーシャはこちらに戻ってくる。
『どうじゃ? あの気色悪い女にも見られてはおらなかったじゃろ?』
「かなり失礼だよ、その言い方。だいたい人のこと言えないでしょ」
『なんか言ったか?』
「いや、何も」
髑髏は訝しげに僕の周りをぐるっと一周する。そして、満足したかのように回転すると揺れながらしゃべった。もはや、顎が付いていないため本当にしゃべったと表現していいのかは謎である。
『まぁ、よい。これで付いていくなら、優希、貴様も文句なかろう』
「まぁね。とりあえず学校がパニックになることは避けられたから良かったよ」
言葉だけでなく僕は何故か空気は読めるこの妖怪の措置に安堵している。
相変わらずあの姉弟はスクールバックに物を頻りに詰めている。
また、部屋の奥では部長が人形の髪を丁寧に梳かしていた。正直、人形よりもまずは自分の髪を何とかしたほうが良いと思う。
「なんか、とんでもない場所に来ちゃったかもしれないなぁ…」
『全くじゃ。まっ、妾としては観察してて飽きぬがな』
「うわぁっ!」
僕は耳元の声にびっくりして辺りを見渡す。
だが、教室には依然として変化は無かった。
「上切君どうしたのっ?」
「えっ? ああ、ちょっと虫が耳に入ってさ」
「なんだ、急に大きな声出すからびっくりしちゃったっ」
軽くこちらに寄って来た理香が怪訝そうな顔を浮かべ、フイッと振り返りまた準備に戻った。
確かに辺りは何もないのだが体感温度が1℃ほど下がって感じる。
『クックク、動物を囲って観察する人間の気持ち分からぬでもないぞ。まさに動物園ならぬ人間園じゃな。ここは』
「ガーシャ……!」
今度は学んで小さく声を出した。この声はどう聞いてもガーシャだ。
『クーックク、そう無様にあわてるな妾はここじゃ』
「だからどこだって?」
『波長を限りになく優希だけに向けているからな、この声と姿は優希にだけしか聞こえておらぬはずじゃ。ん……? どこってことは見えておらぬのか?』
僕はもう一度周りを見渡し頷いた。
『ハァ…、しょうがないのう。さすがに居場所が分からぬのは色々不便じゃろう』
ガーシャがそう付け加えるとスーッと顔の横に顎なしのしゃれこうべが浮かび上がる。
「うわぁっ」
僕は思わずたじろいだ。おかげで椅子から転げ落ちそうになる。
『ちょっと霊気を強くしてやったぞ。これなら優希にも見えるじゃろ?』
「う…うん、ちょっと気味が悪いけどね……」
しゃれこうべは話している間にもせわしなく移動したあと、僕の目の前に移動し浮遊している。
『しかたあるまい。これ以上濃くすると他のものにも気づかれるじゃろうて』
「大丈夫? 本当に見えてないの?」
誰かに見られていないかすごく心配だ。
『だぁいじょうぶじゃ、大丈夫。ほれ、見ていろ』
ガーシャはそう言って部長の前に飛んでいき二三回往復した。そして、終いには部長が髪をとかしている人形の頭に自分が被さったりして遊んでいた。
しばらく遊んで満足したのかガーシャはこちらに戻ってくる。
『どうじゃ? あの気色悪い女にも見られてはおらなかったじゃろ?』
「かなり失礼だよ、その言い方。だいたい人のこと言えないでしょ」
『なんか言ったか?』
「いや、何も」
髑髏は訝しげに僕の周りをぐるっと一周する。そして、満足したかのように回転すると揺れながらしゃべった。もはや、顎が付いていないため本当にしゃべったと表現していいのかは謎である。
『まぁ、よい。これで付いていくなら、優希、貴様も文句なかろう』
「まぁね。とりあえず学校がパニックになることは避けられたから良かったよ」
言葉だけでなく僕は何故か空気は読めるこの妖怪の措置に安堵している。
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