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オカルト研究会
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僕たちは理香に連れられて例の川沿いまでやって来た。
学校の近くからサイクリングロードに入れるところがあり、ほぼ迷わずスムーズに来ることが出来た。サイクリングロードは途中から川沿いに続いており同時に川の様子を見ながら下ることもでき、ここまで来るまでにいくつか河原に降りる場所もある。
現在は話に聞いていた場所付近にサイクリングロードから川に下れる階段の近くにいた。
ここらの川は上流の方にダムが合ったりして、大雨が降ったりするとあっという間に増水するため堤防はセメントでしっかりと作られている。僕たちはその堤防に備え付けられている急な階段をゆっくりと降りた。十メートルくらいの高さの堤防は斜面というよりはほぼ壁である。
たしか台風が来たときはこの堤防ギリギリまで水が溜まっていたことを思い出した。といっても十年くらい前の話で現在は落ち着いており曲がりくねった川の土の部分には木が生えている場所もあった。他は山から転がって来た石が隙間なく並んでおり、日当たりの良い箇所の石はどれもつるつるした綺麗な石の色をしている。
「さて、依頼人が言っていた場所はここからよ」
「ここはきれいでいいね。確かに河原探索なんてしたこと無かったから新鮮でいいかも」
僕は素直な感想を述べた。
「確かに石は綺麗だけどローファーだしゴロゴロしてて歩きにくいわね。 それに中流だから水も濁っててちょっと残念だわ」
理香は試験管のような物を出し川に近づき水を掬って入れる。そして、ハンカチで手を拭きつつ此方に戻って来た。
「じゃあ、行きましょうか。川女が目撃されたのはここからもう少し下ったところにありますよ」
教宗がゴロゴロと崩れる人の顔ほどの大きさの石の上でバランスを取りながら指を差す。進行方向というよりは足元に視線を落とすほうが多かった。
『クック、水場は霊を溜め込むと言うのにお気楽な物じゃ』
「よく聞くけど何で?」
『水は少なからず霊力を持っておる、それが集まればなおさらじゃ。それに流れるという行為も霊にとって魅力的に見えるのじゃ。だがな、水の霊力は貴様ら人間が考えているより強いぞ。そこらの霊が入れば出ることは出来ぬくらいにな。勿論、そこで死んでもじゃ』
ガーシャの説明に僕は何気なく川を見た。相変わらずな様に流れている。川幅が広く流れはそこまで速そうにも見えないが。確実にこの水たちは人の命を奪って来たのだろう。
それは、橋からの飛び降りかも知れない。
河原の事故かもしれない。
ダムへの飛び込みかもしれないし、
入水自殺かもしれない。
あるいは、川への遺体遺棄の可能性だってある。
どれにも共通することは、僕には見えないが何れ人もこの川に捕らえられ今も流れに溺れ続けているのかもしれないと言うこと。
「辛いね」
『何を他人事のように言ってるんじゃ?』
「えっ?」
『貴様らも同じようになるかもしれんと言うのに。クックック』
しゃれこうべが僕の前に浮かび深い闇の空洞の瞳を僕に向け言い放った。
「でも、どうせガーシャが助けてくれるんでしょ?」
『この間は気が向いたからじゃっ! 何度も気が向くとは思うでは無いぞ』
「はいはい」
『なんじゃ、その返事はっ』
彼女の扱い方にもだいぶ慣れてきた気もする。
学校の近くからサイクリングロードに入れるところがあり、ほぼ迷わずスムーズに来ることが出来た。サイクリングロードは途中から川沿いに続いており同時に川の様子を見ながら下ることもでき、ここまで来るまでにいくつか河原に降りる場所もある。
現在は話に聞いていた場所付近にサイクリングロードから川に下れる階段の近くにいた。
ここらの川は上流の方にダムが合ったりして、大雨が降ったりするとあっという間に増水するため堤防はセメントでしっかりと作られている。僕たちはその堤防に備え付けられている急な階段をゆっくりと降りた。十メートルくらいの高さの堤防は斜面というよりはほぼ壁である。
たしか台風が来たときはこの堤防ギリギリまで水が溜まっていたことを思い出した。といっても十年くらい前の話で現在は落ち着いており曲がりくねった川の土の部分には木が生えている場所もあった。他は山から転がって来た石が隙間なく並んでおり、日当たりの良い箇所の石はどれもつるつるした綺麗な石の色をしている。
「さて、依頼人が言っていた場所はここからよ」
「ここはきれいでいいね。確かに河原探索なんてしたこと無かったから新鮮でいいかも」
僕は素直な感想を述べた。
「確かに石は綺麗だけどローファーだしゴロゴロしてて歩きにくいわね。 それに中流だから水も濁っててちょっと残念だわ」
理香は試験管のような物を出し川に近づき水を掬って入れる。そして、ハンカチで手を拭きつつ此方に戻って来た。
「じゃあ、行きましょうか。川女が目撃されたのはここからもう少し下ったところにありますよ」
教宗がゴロゴロと崩れる人の顔ほどの大きさの石の上でバランスを取りながら指を差す。進行方向というよりは足元に視線を落とすほうが多かった。
『クック、水場は霊を溜め込むと言うのにお気楽な物じゃ』
「よく聞くけど何で?」
『水は少なからず霊力を持っておる、それが集まればなおさらじゃ。それに流れるという行為も霊にとって魅力的に見えるのじゃ。だがな、水の霊力は貴様ら人間が考えているより強いぞ。そこらの霊が入れば出ることは出来ぬくらいにな。勿論、そこで死んでもじゃ』
ガーシャの説明に僕は何気なく川を見た。相変わらずな様に流れている。川幅が広く流れはそこまで速そうにも見えないが。確実にこの水たちは人の命を奪って来たのだろう。
それは、橋からの飛び降りかも知れない。
河原の事故かもしれない。
ダムへの飛び込みかもしれないし、
入水自殺かもしれない。
あるいは、川への遺体遺棄の可能性だってある。
どれにも共通することは、僕には見えないが何れ人もこの川に捕らえられ今も流れに溺れ続けているのかもしれないと言うこと。
「辛いね」
『何を他人事のように言ってるんじゃ?』
「えっ?」
『貴様らも同じようになるかもしれんと言うのに。クックック』
しゃれこうべが僕の前に浮かび深い闇の空洞の瞳を僕に向け言い放った。
「でも、どうせガーシャが助けてくれるんでしょ?」
『この間は気が向いたからじゃっ! 何度も気が向くとは思うでは無いぞ』
「はいはい」
『なんじゃ、その返事はっ』
彼女の扱い方にもだいぶ慣れてきた気もする。
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