真実と嘘

mai

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十話 建物

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全員が地下で目覚めた。全員の頭にはカチューシャに似た機械が付けられている。部屋は、真っ白。物は特に無く、ゆういつ扉だけだ。

すると、頭の機械から声が響く。

?「やっほー!みんな~!目覚めたね~!ちゃんと言うこと聞いてね~!聞かないと!………わかるかな?」

誰だろう。女性というよりは女の子という感じだ。とても明るい声だけど、怒ると怖いタイプだと思う。

ナツ「何これ!?全然ついていけないんだけど!ワッツ!どゆこと?ドッキリ?テレビの撮影?」

ルル「落ち着け、静かにしろ、うるせー」

ほとんどがパニック状態だ。しかし、ルル・フキ・ショウは冷静に事態を分析していた。

フキ「肝試し中、洞窟でなにがあった?スズ、ウミ」

スズ「アユミが突然……」

ウミ「ユウマに呼び止められた…と思う」

ショウ「つまり、あの二人が俺らの意識を奪いここに連れてきたと」

セイナ「だとしても、ここは何処?」

リア「何時間くらい寝てたんだろう。」

すると、次は男の子の声が聞こえてきた。

?2「あっ僕変わる!そうだね!説明が必要だね!じゃあ少しずつ順をおって説明するね!

1、ここに連れてきた理由
君らの中に依頼者がいてね、このクラスは嘘つきだらけだから全員に真実を伝えたい、そして全員を操り仲を悪くしたいんだって。でも、依頼者は最後まで誰も明かさないから頑張ってね!

2、脱出方法
まあ、まずは真実をどれだけ知っているかのテスト代わりにゲームでもしよっかな~って感じ!裏切り行為は全然オッケーだよ!真実を知り、受け入れ、生存していた人のみ脱出可能だよ!

3、頭に着いてる機械
それだけど、こっちは君らの考えてる事がぜーんぶ分かっちゃう機械なんだ!嘘かどうかまるわかりだよ!あと、ちょっとでも指示に従わないと‘罰’があるからね!あ、でも質問とかトイレとかなら気軽にしゃべってね!

これで、説明はとりあえず終わりかな?質問はない?」

誰もが何も言えない。この状況を理解した者、まだ受け入れられていない者などそれぞれだ。質問はあっても“罰”という言葉が気になり気軽にすることも出来ない。

誰一人声をださない。皆、恐れて何も言わない。

?1「フーンそっかぁ、じゃあ答えよっか!私のことは(ルース)、彼のことは(ライ)って呼んでね!」

セイナ「!何で…」

セイナが驚く。最初にしゃべっていた機械の説明、考えてる事が全て分かる。質問だって、お見通しか。

ルース/ライ「質問はないかな?」

ショウ「じゃあ聞く、今は何月何日何時何分だ?あと、お前らがこれをやる意味はなんだよ?」

ライ「いい質問だね!今日は七月二十五日午後十時三十分だよ!僕らがこれをやる意味?長いから、話すのめんどくさい!ってことで無しね!他にはある?」

午後十時半…全員しばらく眠っていたようだ。

フキ「じゃあはい。脱出のゲームとやらで、有利な人と不利な人は出ないようになっているかと、死亡条件は?」

ルース「えーとね、ゲームは誰でも勝てるし、どんなに負けてても逆転可能だよ!死亡条件は他人の秘密を暴けず、自分の秘密を知られた場合かな?他にはある?」

ルル「そのゲームを勝ち続けたとして、最短何日でここから出られる?あと、食料や寝る場所はちゃんとあるのか?」

ライ「最短何日かはゲームの進み具合によるね!食料も寝る所もちゃんとあるよ!夜も遅いし!これから明日に備えて休んでもらうよ!とりあえず、その扉にすすんでね!」

目の前にある一つの扉。とりあえず進む。そこに広がっていた光景は…

リア「…どういう…何が…おきてるの…」

セイナ「わかんないよ…」

扉の先にあったのは、二年生の教室だった。窓の部分から入ってきていた。他の窓は全て塞がっている。床や壁の傷、机の落書き、ロッカーの中全てがいつもの教室どおりだった。

ルル「きもちわりー…」

廊下に出る。学校の構造は同じだったが、いくつか教室が入れ変わっている。二年教室の右隣に調理室。調理室の右隣にパソコンルーム。二年教室の左隣に技術室。技術室の左隣に理科室。いつもなら他の学年の教室がある。

階段を上がろうとしたが、ライに注意されてしまった。

とりあえず教室の隅に置いてあった布団を敷いて全員で寝た。

何があるか分からないし、逃げられないから明日に備えて寝よう、となった。不安と緊張の中全員が眠りについた。
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