39 / 62
悪役王子だるまにされたけど王太子として王宮に戻ることになる 2
しおりを挟む
「やめて彼に乱暴をしないで」
自分も拘束されながら、涙を流してカリデュカがおれを案じている。あああ、この展開神ってる。カリデュカに竿がついていたから、このエロBL世界でも愛し合えたなら童貞のままでもいいだろう。ああ、この際妥協してやる。あのおっぱいがおれのものなら、命だって捨てられ……?
「カリデュカ、と言ったか、ドゥルマ様は俺の婚約者だ。俺たちは深く愛し合っている」
やめろヤンデレ!
おれを背後から抱きかかえたイリアスが、カリデュカに宣戦布告する。
「あなたたちはどちらも男性だわ。神が許すはずがない」
えーっと、嬉しいけど、カリデュカがそれ言う?
「魔女よりは人間のほうがいいと神も仰るだろう」
イリアスVSカリデュカ。カリデュカがイリアスに負けていないことに驚いてしまう。カリの大きさはそりゃ彼女のほうが大きかったけど。……彼女でいい、よな? 人間部分は女性で、魔物部分が股間に残ってしまった可哀想な女性だ……だよな?
ヤンデレの基準は不思議なもので、カリデュカのことを評価したらしく扱いが丁寧になった。おれを保護した功績を認めて客人扱いで王宮に連れていかれることになった。
「え? 王宮? いいのか?」
「正当な王位継承者が戻ることに何の不都合があるでしょうか」
討伐隊の面々を見回すと、きゅっと表情を引き締めて敬礼をするもの、敬礼をするけれど目が泳いでいるもの、敬礼しながら股間を盛り上げている奴がいる。最後のやつ、なんで!!
「ドゥルマ殿下、服が」
ちょうどいい服がないから、カリデュカの父親の服だったものを上だけ着ていた。下は捲り上がらなければ見えないから履いていない。カリデュカがズボンの足を切って履くか聞いてくれたのだが、誰も見ないし、カリデュカの父親の思い出の品を切るのは嫌で断ったんだった。だるまになってから下着の概念はをほとんど忘れていたし。
そういう事情だから、ちょっと激しく動くと尻が出る。いまも下半分ほど見えているから、そのせいで興奮してしまった隊員がいたらしい。興奮するならカリデュカの胸だろ……。
「殿下に下着も与えないとは」
お前も下着与えなかったよな!?
「カリデュカの亡き父親の服を借りているんだ。下着もくれようとしたが、この足では合わないから不要だとおれが言った。イリアス、お前が言うのか」
睨みつけると、イリアスがにっこりと笑う。なんで笑うんだ。
「諦めずに探していて良かった。こんなに近くにいらっしゃったとは。魔女に幻惑されてしまったのでしょう。王宮に戻れば目も覚めましょう」
幻惑はされてないけど、カリデュカのアレが幻ならどれだけよかったことか。アレさえなければ完璧な恋人なのに……いや、アレがあるからカリデュカみたいな魅力的な美人が森の奥に引きこもってるんだから何とも……難しい問題だ。
自分も拘束されながら、涙を流してカリデュカがおれを案じている。あああ、この展開神ってる。カリデュカに竿がついていたから、このエロBL世界でも愛し合えたなら童貞のままでもいいだろう。ああ、この際妥協してやる。あのおっぱいがおれのものなら、命だって捨てられ……?
「カリデュカ、と言ったか、ドゥルマ様は俺の婚約者だ。俺たちは深く愛し合っている」
やめろヤンデレ!
おれを背後から抱きかかえたイリアスが、カリデュカに宣戦布告する。
「あなたたちはどちらも男性だわ。神が許すはずがない」
えーっと、嬉しいけど、カリデュカがそれ言う?
「魔女よりは人間のほうがいいと神も仰るだろう」
イリアスVSカリデュカ。カリデュカがイリアスに負けていないことに驚いてしまう。カリの大きさはそりゃ彼女のほうが大きかったけど。……彼女でいい、よな? 人間部分は女性で、魔物部分が股間に残ってしまった可哀想な女性だ……だよな?
ヤンデレの基準は不思議なもので、カリデュカのことを評価したらしく扱いが丁寧になった。おれを保護した功績を認めて客人扱いで王宮に連れていかれることになった。
「え? 王宮? いいのか?」
「正当な王位継承者が戻ることに何の不都合があるでしょうか」
討伐隊の面々を見回すと、きゅっと表情を引き締めて敬礼をするもの、敬礼をするけれど目が泳いでいるもの、敬礼しながら股間を盛り上げている奴がいる。最後のやつ、なんで!!
「ドゥルマ殿下、服が」
ちょうどいい服がないから、カリデュカの父親の服だったものを上だけ着ていた。下は捲り上がらなければ見えないから履いていない。カリデュカがズボンの足を切って履くか聞いてくれたのだが、誰も見ないし、カリデュカの父親の思い出の品を切るのは嫌で断ったんだった。だるまになってから下着の概念はをほとんど忘れていたし。
そういう事情だから、ちょっと激しく動くと尻が出る。いまも下半分ほど見えているから、そのせいで興奮してしまった隊員がいたらしい。興奮するならカリデュカの胸だろ……。
「殿下に下着も与えないとは」
お前も下着与えなかったよな!?
「カリデュカの亡き父親の服を借りているんだ。下着もくれようとしたが、この足では合わないから不要だとおれが言った。イリアス、お前が言うのか」
睨みつけると、イリアスがにっこりと笑う。なんで笑うんだ。
「諦めずに探していて良かった。こんなに近くにいらっしゃったとは。魔女に幻惑されてしまったのでしょう。王宮に戻れば目も覚めましょう」
幻惑はされてないけど、カリデュカのアレが幻ならどれだけよかったことか。アレさえなければ完璧な恋人なのに……いや、アレがあるからカリデュカみたいな魅力的な美人が森の奥に引きこもってるんだから何とも……難しい問題だ。
45
あなたにおすすめの小説
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~
トモモト ヨシユキ
BL
魔法を使い魔力が少なくなると発情しちゃう呪いをかけられた僕は、聖者を誘惑した罪で婚約破棄されたうえ辺境へ追放される。
しかし、もと婚約者である王女の企みによって山賊に襲われる。
貞操の危機を救ってくれたのは、若き辺境伯だった。
虚弱体質の呪われた深窓の令息をめぐり対立する聖者と辺境伯。
そこに呪いをかけた邪神も加わり恋の鞘当てが繰り広げられる?
エブリスタにも掲載しています。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる