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記念SS
書籍化記念SS 争奪戦 ダリウス
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電子書籍もよろしくお願いします。
このお話は、初めて読まれる方もネタバレを気にせずお楽しみいただけます。
これから読もうかな? と言う方も物語の雰囲気を味わっていただけたらと思います。
◇
ある日、俺がアユムの警護から戻ると、ラドクルトとウォーベルトが群がる騎士を蹴散らしながら小さな袋を守っていた。
「これは俺達が貰ったんだ! やめろって!」
「全員にお裾分けできるほどありませんよ!」
なんだ? 騒々しい。
「お前ら、何をしてる?」
「あっ、ダリウス団長! 助けてください~!」
ウォーベルトが必死の形相で俺に縋り付き、背後に隠れた。
「なんだってんだ?」
「これですよ、これ。ジュンヤ様のクッキーです!」
「クッキー? たかがクッキーでこの騒ぎかよ……」
呆れてウォーベルトを突き放すと、彼は目をクワッと見開いた。
「たかがじゃないっす! ジュンヤ様のクッキー、めちゃ美味なんですよ? こんなの初めて~ってなるんですよ!!」
「お、おう……そうか」
ウォーベルトはもともとテンションが高いが、こんな男だったか?
「団長。大袈裟なようですが、それはもう絶品です。——団長でしたら、一つだけお分けします」
ラドクルトが袋を開き差し出してきたので、俺は一つ取って口に放り込んだ。
「……っ! こいつは確かに美味いな」
材料は同じはずだ。クッキーはパサつくので好まないが、これは口溶けもよく、ナッツの香ばしさが食欲をそそる。
もう一個、と手を伸ばしたが、ラドクルトは既に袋の口をしっかり閉じていた。
「ラドクルト」
暗に、もう一つよこせと催促したがラドクルトは首を横に振った。
「……あまり、数がないのです」
「お前らはいつでも食えるだろう?」
俺の言葉に、ウォーベルトは恨めしそうな目をした。
「お土産をちょっとみんなに食べさせたら、毎回半分以上お裾分けする羽目になって。ジュンヤ様が俺にくれたのにっ!」
キャンキャン吠えるウォーベルトが面白くて仕方ない。
「俺達は、命を分かち合う仲間だ。つまり、クッキーも分かち合え。というわけで、俺にもう一つ食わせろ」
ウォーベルトからクッキーの入った袋を素早く奪う。
「はっ? 早っ! 団長、横暴っす~」
ウォーベルトはポカンとして、空になった自分の手を見て呆然としてから、またキャンキャン吠え出した。完全に素になっている。警護中は気を張っているが、普段はこんな調子で、揶揄うと面白いのだ。そこがみんなに愛されているところでもある。
「団長権限だ」
わざとらしくもう一つ口にして、俺は袋を胸元に仕舞い込んだ。
いや、これは本当に美味い……
こいつら、いつも食わせてもらってるなら、これくらい分けてくれと、内心皆に同意した。
「あっ! 酷いっ! ううっ、ラド~、なんか言ってやって!」
ウォーベルトはラドクルトの腕を掴みガクガク揺らすが、彼はツンとすましている。
「諦めろ」
彼は無慈悲にそう言い、既に袋を懐に仕舞い完全ガードだった。
そして、慰めるように余裕の笑みを浮かべながらウォーベルトの肩を叩いた。
「じゃあ、お前の少し分けてよ」
「断る」
ラドクルトはサラリと断り、ウォーベルトはがっくりと膝をついた。
「悪いな。でも、お前らは料理も馳走になっていると聞いたぞ?」
あまりの反応に思わず苦笑しながら言うと、ウォーベルトは何やらボソボソと呟いている。
「——っす」
「ん? なにか言っ……おっと!」
ウォーベルトが素早く飛びかかってきて、袋を奪おうとした。しかし、俺は軽くいなす。
「くっ……! 団長、食い物の恨みは恐ろしいっすよ。今こそ! 俺の勝利の時っす! 下克上~~!!」
ウォーベルトは体を低く構え、ステップを踏みながら俺の隙を作ろうとしている。
「ふっ……、よし、かかってこい!!」
望むところ、と俺も身構える。
それを見た野次馬が歓声を上げ、俺達をぐるりと囲った。
「団長、あまりいじめないでくださいね」
ラドクルトは苦笑しながら後ろに下がる。
「俺の……俺のクッキー!」
そう叫んで足を取ろうと飛び込んできたウォーベルトを足払いで転がしたが、めげずに飛びかかってきた。
「とうっ! はあっ!!」
俺はひらりひらりとウォーベルトの突進を躱す。
何度転がされても、諦めずにかかってくるウォーベルト。そんな彼への声援は大きい。しかも、周囲では楽しげに賭けが始まっていた。
「ウォル!! お前に賭けてるんだ! 大穴頼むぜぇ~!」
「団長! 団長!」
くるりと反転して躱した時、賭けを仕切っている男が慣れた様子でコインを集めているのが見えた。
「おい、俺が逃げ切ったら分け前をよこせ」
俺がそういうと、皆が一斉にブーイングだ。
まぁ、俺が勝つんだけどな!!
「ダリウス団長、お金持ちじゃないですか! 鬼っ!」
そう、金が欲しい訳じゃない。遊ぶなら楽しくがモットーだ。
激しいブーイングさえ余興の一つ。見せ物になってやってるんだ、それくらい良いだろう? 精鋭の騎士団とはいえ、たまにはこんな娯楽も必要だ。
ウォーベルトを揶揄いながらも、まだほんのりと口中に残るクッキーの味が、あの黒い瞳の男を思い出させた。
ジュンヤにもう少しだけ近寄りたい。もっと話してみたい。
あの日抱き上げた感触が、瞳が、頭から離れない。
……明日は離宮に行こう。
神子とは違う黒い瞳に思いを馳せた。
電子書籍もよろしくお願いします。
このお話は、初めて読まれる方もネタバレを気にせずお楽しみいただけます。
これから読もうかな? と言う方も物語の雰囲気を味わっていただけたらと思います。
◇
ある日、俺がアユムの警護から戻ると、ラドクルトとウォーベルトが群がる騎士を蹴散らしながら小さな袋を守っていた。
「これは俺達が貰ったんだ! やめろって!」
「全員にお裾分けできるほどありませんよ!」
なんだ? 騒々しい。
「お前ら、何をしてる?」
「あっ、ダリウス団長! 助けてください~!」
ウォーベルトが必死の形相で俺に縋り付き、背後に隠れた。
「なんだってんだ?」
「これですよ、これ。ジュンヤ様のクッキーです!」
「クッキー? たかがクッキーでこの騒ぎかよ……」
呆れてウォーベルトを突き放すと、彼は目をクワッと見開いた。
「たかがじゃないっす! ジュンヤ様のクッキー、めちゃ美味なんですよ? こんなの初めて~ってなるんですよ!!」
「お、おう……そうか」
ウォーベルトはもともとテンションが高いが、こんな男だったか?
「団長。大袈裟なようですが、それはもう絶品です。——団長でしたら、一つだけお分けします」
ラドクルトが袋を開き差し出してきたので、俺は一つ取って口に放り込んだ。
「……っ! こいつは確かに美味いな」
材料は同じはずだ。クッキーはパサつくので好まないが、これは口溶けもよく、ナッツの香ばしさが食欲をそそる。
もう一個、と手を伸ばしたが、ラドクルトは既に袋の口をしっかり閉じていた。
「ラドクルト」
暗に、もう一つよこせと催促したがラドクルトは首を横に振った。
「……あまり、数がないのです」
「お前らはいつでも食えるだろう?」
俺の言葉に、ウォーベルトは恨めしそうな目をした。
「お土産をちょっとみんなに食べさせたら、毎回半分以上お裾分けする羽目になって。ジュンヤ様が俺にくれたのにっ!」
キャンキャン吠えるウォーベルトが面白くて仕方ない。
「俺達は、命を分かち合う仲間だ。つまり、クッキーも分かち合え。というわけで、俺にもう一つ食わせろ」
ウォーベルトからクッキーの入った袋を素早く奪う。
「はっ? 早っ! 団長、横暴っす~」
ウォーベルトはポカンとして、空になった自分の手を見て呆然としてから、またキャンキャン吠え出した。完全に素になっている。警護中は気を張っているが、普段はこんな調子で、揶揄うと面白いのだ。そこがみんなに愛されているところでもある。
「団長権限だ」
わざとらしくもう一つ口にして、俺は袋を胸元に仕舞い込んだ。
いや、これは本当に美味い……
こいつら、いつも食わせてもらってるなら、これくらい分けてくれと、内心皆に同意した。
「あっ! 酷いっ! ううっ、ラド~、なんか言ってやって!」
ウォーベルトはラドクルトの腕を掴みガクガク揺らすが、彼はツンとすましている。
「諦めろ」
彼は無慈悲にそう言い、既に袋を懐に仕舞い完全ガードだった。
そして、慰めるように余裕の笑みを浮かべながらウォーベルトの肩を叩いた。
「じゃあ、お前の少し分けてよ」
「断る」
ラドクルトはサラリと断り、ウォーベルトはがっくりと膝をついた。
「悪いな。でも、お前らは料理も馳走になっていると聞いたぞ?」
あまりの反応に思わず苦笑しながら言うと、ウォーベルトは何やらボソボソと呟いている。
「——っす」
「ん? なにか言っ……おっと!」
ウォーベルトが素早く飛びかかってきて、袋を奪おうとした。しかし、俺は軽くいなす。
「くっ……! 団長、食い物の恨みは恐ろしいっすよ。今こそ! 俺の勝利の時っす! 下克上~~!!」
ウォーベルトは体を低く構え、ステップを踏みながら俺の隙を作ろうとしている。
「ふっ……、よし、かかってこい!!」
望むところ、と俺も身構える。
それを見た野次馬が歓声を上げ、俺達をぐるりと囲った。
「団長、あまりいじめないでくださいね」
ラドクルトは苦笑しながら後ろに下がる。
「俺の……俺のクッキー!」
そう叫んで足を取ろうと飛び込んできたウォーベルトを足払いで転がしたが、めげずに飛びかかってきた。
「とうっ! はあっ!!」
俺はひらりひらりとウォーベルトの突進を躱す。
何度転がされても、諦めずにかかってくるウォーベルト。そんな彼への声援は大きい。しかも、周囲では楽しげに賭けが始まっていた。
「ウォル!! お前に賭けてるんだ! 大穴頼むぜぇ~!」
「団長! 団長!」
くるりと反転して躱した時、賭けを仕切っている男が慣れた様子でコインを集めているのが見えた。
「おい、俺が逃げ切ったら分け前をよこせ」
俺がそういうと、皆が一斉にブーイングだ。
まぁ、俺が勝つんだけどな!!
「ダリウス団長、お金持ちじゃないですか! 鬼っ!」
そう、金が欲しい訳じゃない。遊ぶなら楽しくがモットーだ。
激しいブーイングさえ余興の一つ。見せ物になってやってるんだ、それくらい良いだろう? 精鋭の騎士団とはいえ、たまにはこんな娯楽も必要だ。
ウォーベルトを揶揄いながらも、まだほんのりと口中に残るクッキーの味が、あの黒い瞳の男を思い出させた。
ジュンヤにもう少しだけ近寄りたい。もっと話してみたい。
あの日抱き上げた感触が、瞳が、頭から離れない。
……明日は離宮に行こう。
神子とは違う黒い瞳に思いを馳せた。
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