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第3部 「黒崎寛也編」
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7話 サウンドレーダー
「お前、名前は?」
「“桐生”だけど?今からひき肉になるお前らにはどうでもイイことだろ」
「誰に口聞いてんのか分かってんのか?俺は
“花魁西学園”三年、校内じゃ最恐最悪最低と呼ばれる学園随一の不良、「カツラギ」だぜ?」
「ヘッ。それ自分で言うあたりだっせーよな。」
「ったく、あのチビといいお前といい、最近のガキは年上に対する礼節ってもんをもっと弁えるべきなんだよ。」
不良のリーダー「カツラギ」はバキボキと指を鳴らし桐生との距離を縮めていく。気付けばその間隔は2メートル程だ。
けどよ、とカツラギは一度言葉を切ると、
「嫌いじゃねーぜ。お前みたいな度胸の据わった奴は。だから珍しいんだ。学校じゃ俺の顔を見るや怖がって逃げちまう奴が大半だからな。」
「そりゃ良かったな。んじゃとっととかかって来いよ。長い時間こんな埃っぽい所にいちゃ溜まったもんじゃねーし、何より・・」
桐生は一度奥にいるオレンジ色のキャップの少年の顔をチラリと見る。そして再び目線を目の前の敵に戻す。
「戦えば、以前俺の”左手から現れた何か“について手がかりが掴めるかも知れねーからな。」
神無月を燃やした真っ黒な炎である。
つまり要約すると”お前ら実験台になれ“と言うことである。
(ジュンタはそこで伸びてるから使い物にならねぇ。)
「テメェら、桐生とやらをミンチにしちまえ!」
カツラギは残る不良三人に命令する。
「うおぉぉぉ!」
雄叫びとともに猛進する不良達。
「はぁ、やっぱりこーなるのか・・」
桐生は溜息をついて頭をポリポリ掻く。
不良3人は全員鉄パイプを装備している。
「この手の輩はホント鉄パイプ好きだよなー」
「おらぁッ!」
ブォンッ!
不良の一人が桐生の足を狙い横薙ぎの大振りを繰り出してきた。
桐生はすんでのところで跳んで回避。
「おっとっと・・」
不良は力一杯振ったそこそこ重い鉄パイプに重心を持っていかれ、バランスを崩す。無論このスキを逃す義理はない。
ドコン!!
桐生は回し蹴りで不良の後頭部を強打。
相手は意識を失う。
今度は二人掛かりで鉄パイプを我武者羅に振り回し桐生を襲う。 腕力と勢いだけに任せた
インフォーマルで粗雑なスイング。とはいえ一度でも当たればお陀仏だ。油断はできない。
ビュオンッ
背後から風を切る音が桐生の耳朶を打ったその刹那、
パシッ!
「なに!?」
頭を狙って後ろから振り下ろされた鉄パイプ
を桐生は見向きもせず素手で見事に捕らえる。
ズドッッ
不意をつかれた不良の腹に拳を深く打ち込む。
「ガハッ」
泡を吹いて倒れた。
「さあて、最後はお前だな」
残った雑魚を睥睨すると、不良は恐怖を感じ取る。
「(コイツ、強ぇ・・・てか早ぇ!!)」
ガタガタ震えた両手で鉄パイプを握り直し、
「う、うおおおお!」
策もなしに真っ直ぐに突撃してきた。
パチンッと、桐生は頰を軽く叩いただけで
不良の身体から自由を奪った。
「う、うごかねぇよぉ・・」
もはや手の打ちようが無くなった哀れな不良。
「寝てな」
チーン!!
トドメに爪先を不良の股間にヒットさせた。
「お、おぅふ・・」
不良は股間を抑えながら静かに倒れこむ。
そして残るはリーダーカツラギただ1人となる。
「ほぅ」
武器持ちでしかも四人(含ジュンタ)というハンデをものともせず圧倒した桐生の強さにますます興味を抱くカツラギ。倒された仲間や人質のことなどもはや眼中になさそうだ。
「さあ、人質を解放しやがれ」
「フフ、いいだろう。この俺を倒すことができたらなぁ・・」
するとカツラギは突然目を瞑り、両耳に手を当て仁王立ちに構える。
「俺はなぁ、“コイツ”を披露したくてうずうずしてたんだ。」
この如何にもおどろおどろしい雰囲気。勘のいい桐生には気付いていた。この男は・・
「・・テメェも能力者か?」
「おっ、それに気付くとは流石だなぁ。そうだ。”俺も“能力者だ。それも、聴覚以外の五感を全て遮断し、周囲のあらゆる情報を音だけで選別する能力、“サウンドレーダー”。」
周波数の僅かな乱れだけで敵の動きを察知する。それがカツラギの能力だ。
「・・・あ」
「おっと、お前今”なんだ大した能力じゃねーな“って思っただろ?だとしたら甘い。甘いぜぇ」
「まだ何も言ってないんだけど・・要は何が言いたいんだ?」
「今分からせてやるよ。この俺の強さの秘密をなぁ」
ビビビッビビッビビビッ
カツラギの両耳から可視化した赤い環状のレーザー光線が発信される。
が、カツラギは能力発動直後に異変を感じ取る。
「(あれ?おかしいな・・。奴の居場所の情報がキャッチ出来ない。)」
ついさっきまで目の前に居た筈の桐生がいないのだ。それもそのはず。カツラギがベラベラ呑気に御託を並べて居た間に、桐生が一瞬にして背後に回り込んで居たからである。
「くっ!」
バタフライナイフを懐から取り出し迎撃しようとするも後の祭り。桐生がゼロ距離で放った拳が既に眼前に迫っていたからだ。
ゴンッッ
吹き飛ばされゴムまりのようにバウンドするカツラギ。そしてピクリとも動かなくなった。
「もう分かったぜ。お前がスキだらけの能力者だって事がな」
スリスリ。
立て続けに人を殴っていたため少し痛めた右手を左手で軽くさする。
桐生は薄々気付いていた。己の強さの根底にあるのは一ノ瀬に植え付けられた能力などではない。自分は元々体術に優れている方だ。
加えて、これまで数々の死線を潜り抜け、多くの強敵を下してきた。「経験」が桐生を進化させたのだ。
一そして、同時にこの少年は強くなりすぎてしまったのである。
「結局”黒い炎”については判らずじまいだったな・・」
「(コイツが・・噂に聞く皇楼祭覇者か)」
戦いを目の前で見せられた人質の少年は桐生の強さに感心していた。しかしこの少年にとって桐生は不運なことに倒すべき敵なのである。
「さてと」
そんな事情も知らない桐生は少年の手足を縛る縄をカツラギが落としたナイフで切り落とす。
「ほれ、これで自由だぜ。とっとと家に帰んな。あぁそれと一人で外を出歩くなよー。じゃな」
桐生の中では今日の戦いは終わりのようだが、少年にとっては“これからが始まり”である。
「ま、待てっ!!」
少年は自分に背を向けてその場を去ろうとする桐生を引き留める。
「なんだ?」
「一応僕を助けてくれた礼は言ってやる。」
この少年に年上を敬う気持ちはないようだ。
「あ、ああ。それはいいんだけど・・。まだ名前聞いてなかったな。」
「ああ、まだ名乗ってなかったね。僕の名前は”黒崎寛也“。可哀想なことに、お前に殺された兄ちゃんの弟だよ!!」
こうして、少年黒崎寛也の復讐劇の幕が上がった。
「お前、名前は?」
「“桐生”だけど?今からひき肉になるお前らにはどうでもイイことだろ」
「誰に口聞いてんのか分かってんのか?俺は
“花魁西学園”三年、校内じゃ最恐最悪最低と呼ばれる学園随一の不良、「カツラギ」だぜ?」
「ヘッ。それ自分で言うあたりだっせーよな。」
「ったく、あのチビといいお前といい、最近のガキは年上に対する礼節ってもんをもっと弁えるべきなんだよ。」
不良のリーダー「カツラギ」はバキボキと指を鳴らし桐生との距離を縮めていく。気付けばその間隔は2メートル程だ。
けどよ、とカツラギは一度言葉を切ると、
「嫌いじゃねーぜ。お前みたいな度胸の据わった奴は。だから珍しいんだ。学校じゃ俺の顔を見るや怖がって逃げちまう奴が大半だからな。」
「そりゃ良かったな。んじゃとっととかかって来いよ。長い時間こんな埃っぽい所にいちゃ溜まったもんじゃねーし、何より・・」
桐生は一度奥にいるオレンジ色のキャップの少年の顔をチラリと見る。そして再び目線を目の前の敵に戻す。
「戦えば、以前俺の”左手から現れた何か“について手がかりが掴めるかも知れねーからな。」
神無月を燃やした真っ黒な炎である。
つまり要約すると”お前ら実験台になれ“と言うことである。
(ジュンタはそこで伸びてるから使い物にならねぇ。)
「テメェら、桐生とやらをミンチにしちまえ!」
カツラギは残る不良三人に命令する。
「うおぉぉぉ!」
雄叫びとともに猛進する不良達。
「はぁ、やっぱりこーなるのか・・」
桐生は溜息をついて頭をポリポリ掻く。
不良3人は全員鉄パイプを装備している。
「この手の輩はホント鉄パイプ好きだよなー」
「おらぁッ!」
ブォンッ!
不良の一人が桐生の足を狙い横薙ぎの大振りを繰り出してきた。
桐生はすんでのところで跳んで回避。
「おっとっと・・」
不良は力一杯振ったそこそこ重い鉄パイプに重心を持っていかれ、バランスを崩す。無論このスキを逃す義理はない。
ドコン!!
桐生は回し蹴りで不良の後頭部を強打。
相手は意識を失う。
今度は二人掛かりで鉄パイプを我武者羅に振り回し桐生を襲う。 腕力と勢いだけに任せた
インフォーマルで粗雑なスイング。とはいえ一度でも当たればお陀仏だ。油断はできない。
ビュオンッ
背後から風を切る音が桐生の耳朶を打ったその刹那、
パシッ!
「なに!?」
頭を狙って後ろから振り下ろされた鉄パイプ
を桐生は見向きもせず素手で見事に捕らえる。
ズドッッ
不意をつかれた不良の腹に拳を深く打ち込む。
「ガハッ」
泡を吹いて倒れた。
「さあて、最後はお前だな」
残った雑魚を睥睨すると、不良は恐怖を感じ取る。
「(コイツ、強ぇ・・・てか早ぇ!!)」
ガタガタ震えた両手で鉄パイプを握り直し、
「う、うおおおお!」
策もなしに真っ直ぐに突撃してきた。
パチンッと、桐生は頰を軽く叩いただけで
不良の身体から自由を奪った。
「う、うごかねぇよぉ・・」
もはや手の打ちようが無くなった哀れな不良。
「寝てな」
チーン!!
トドメに爪先を不良の股間にヒットさせた。
「お、おぅふ・・」
不良は股間を抑えながら静かに倒れこむ。
そして残るはリーダーカツラギただ1人となる。
「ほぅ」
武器持ちでしかも四人(含ジュンタ)というハンデをものともせず圧倒した桐生の強さにますます興味を抱くカツラギ。倒された仲間や人質のことなどもはや眼中になさそうだ。
「さあ、人質を解放しやがれ」
「フフ、いいだろう。この俺を倒すことができたらなぁ・・」
するとカツラギは突然目を瞑り、両耳に手を当て仁王立ちに構える。
「俺はなぁ、“コイツ”を披露したくてうずうずしてたんだ。」
この如何にもおどろおどろしい雰囲気。勘のいい桐生には気付いていた。この男は・・
「・・テメェも能力者か?」
「おっ、それに気付くとは流石だなぁ。そうだ。”俺も“能力者だ。それも、聴覚以外の五感を全て遮断し、周囲のあらゆる情報を音だけで選別する能力、“サウンドレーダー”。」
周波数の僅かな乱れだけで敵の動きを察知する。それがカツラギの能力だ。
「・・・あ」
「おっと、お前今”なんだ大した能力じゃねーな“って思っただろ?だとしたら甘い。甘いぜぇ」
「まだ何も言ってないんだけど・・要は何が言いたいんだ?」
「今分からせてやるよ。この俺の強さの秘密をなぁ」
ビビビッビビッビビビッ
カツラギの両耳から可視化した赤い環状のレーザー光線が発信される。
が、カツラギは能力発動直後に異変を感じ取る。
「(あれ?おかしいな・・。奴の居場所の情報がキャッチ出来ない。)」
ついさっきまで目の前に居た筈の桐生がいないのだ。それもそのはず。カツラギがベラベラ呑気に御託を並べて居た間に、桐生が一瞬にして背後に回り込んで居たからである。
「くっ!」
バタフライナイフを懐から取り出し迎撃しようとするも後の祭り。桐生がゼロ距離で放った拳が既に眼前に迫っていたからだ。
ゴンッッ
吹き飛ばされゴムまりのようにバウンドするカツラギ。そしてピクリとも動かなくなった。
「もう分かったぜ。お前がスキだらけの能力者だって事がな」
スリスリ。
立て続けに人を殴っていたため少し痛めた右手を左手で軽くさする。
桐生は薄々気付いていた。己の強さの根底にあるのは一ノ瀬に植え付けられた能力などではない。自分は元々体術に優れている方だ。
加えて、これまで数々の死線を潜り抜け、多くの強敵を下してきた。「経験」が桐生を進化させたのだ。
一そして、同時にこの少年は強くなりすぎてしまったのである。
「結局”黒い炎”については判らずじまいだったな・・」
「(コイツが・・噂に聞く皇楼祭覇者か)」
戦いを目の前で見せられた人質の少年は桐生の強さに感心していた。しかしこの少年にとって桐生は不運なことに倒すべき敵なのである。
「さてと」
そんな事情も知らない桐生は少年の手足を縛る縄をカツラギが落としたナイフで切り落とす。
「ほれ、これで自由だぜ。とっとと家に帰んな。あぁそれと一人で外を出歩くなよー。じゃな」
桐生の中では今日の戦いは終わりのようだが、少年にとっては“これからが始まり”である。
「ま、待てっ!!」
少年は自分に背を向けてその場を去ろうとする桐生を引き留める。
「なんだ?」
「一応僕を助けてくれた礼は言ってやる。」
この少年に年上を敬う気持ちはないようだ。
「あ、ああ。それはいいんだけど・・。まだ名前聞いてなかったな。」
「ああ、まだ名乗ってなかったね。僕の名前は”黒崎寛也“。可哀想なことに、お前に殺された兄ちゃんの弟だよ!!」
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