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初めてのお客様
意外な結末に三人は修正を急ぐ 4
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「そうだ!次のエリアには宝箱が設置してあったな、そこにクリスのための武器を用意してやろう」
クリス達が苦戦した一番の要因は、彼の貧弱な得物にある。
それならば、それを強化してやればいいとカイは閃いていた。
丁度都合の良い事に、彼らが次に向かうエリアには宝箱が設置してある。
今ならば、その中身を変更する事も可能だろう。
カイは早速、入力端末へと指を伸ばす。
「そこに例の剣を?」
「例の剣?あぁ、ミスリルソードの事か。いやあれは、やはり最後に取っておきたい。そうなると、ここには何を入れるべきか・・・?鉄製の片手剣でも・・・いや、それだと最後の喜びが薄れるか?」
カイが始めた作業に、ダミアンが後ろから口を挟む。
彼はそこに入れるアイテムを、今回用意した目玉の品かと勘繰るが、カイはそれを笑って否定する。
予定とは大分違う事態とはいえど、折角用意した品をここで使ってしまうのは惜しい。
カイは宝箱に入れる武器を考えては、頭を悩ませていた。
「そうだ、あれがあったな」
最後に手に入る自慢の逸品への感動を損なわせたくないカイは、丁度いいアイテムの存在を思い出して、それを宝箱へと配置する。
それは今回のダンジョンのために、不要だと倉庫へと放り込まれたアイテム。
スケルトンの標準装備、錆びた片手剣であった。
「ほほぅ、それを再利用なされますか」
「新しく作ると魔力の消費も馬鹿にならないからな。こんなものでも、木の棒よりは大分ましだろう」
カイの選択に、ダミアンは感心した声を漏らしていた。
魔力が乏しい今のダンジョンでは、鉄の剣一つ作るのにも苦労する。
そう思えば、廃品を再利用しようというカイの考えは中々理に適ったものだろう。
それを使って戦う事になる、クリスの苦労を考えなければ。
「カイ様、こちらも終わりました」
「そうか、ご苦労」
「後はボスの構成をどうするかを相談したいのですが・・・」
「あぁ、それは後回しでもいいだろう。彼らがそこまで辿りつくかも分からないからな」
宝箱にちゃんと錆びた剣が入っているのかと、カイがその中身を確認しているとヴェロニカが声を掛けてくる。
それは彼女に任せた作業の完了を報告するものだ。
彼女の声に鷹揚に頷いたカイは、出来る作業はここまでだと席へと戻っていく。
「さて、彼らはどう動くのか・・・」
ヴェロニカが軽く払った席へと腰を下ろしたカイは、モニターへと視線を向けてクリス達の動きを見守り始める。
そこにはまだ目覚める様子のないハロルドを心配しているアイリスと、次のエリアへと偵察に向かっているクリスの姿が映っていた。
クリス達が苦戦した一番の要因は、彼の貧弱な得物にある。
それならば、それを強化してやればいいとカイは閃いていた。
丁度都合の良い事に、彼らが次に向かうエリアには宝箱が設置してある。
今ならば、その中身を変更する事も可能だろう。
カイは早速、入力端末へと指を伸ばす。
「そこに例の剣を?」
「例の剣?あぁ、ミスリルソードの事か。いやあれは、やはり最後に取っておきたい。そうなると、ここには何を入れるべきか・・・?鉄製の片手剣でも・・・いや、それだと最後の喜びが薄れるか?」
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それは今回のダンジョンのために、不要だと倉庫へと放り込まれたアイテム。
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「新しく作ると魔力の消費も馬鹿にならないからな。こんなものでも、木の棒よりは大分ましだろう」
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それを使って戦う事になる、クリスの苦労を考えなければ。
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「後はボスの構成をどうするかを相談したいのですが・・・」
「あぁ、それは後回しでもいいだろう。彼らがそこまで辿りつくかも分からないからな」
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それは彼女に任せた作業の完了を報告するものだ。
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「さて、彼らはどう動くのか・・・」
ヴェロニカが軽く払った席へと腰を下ろしたカイは、モニターへと視線を向けてクリス達の動きを見守り始める。
そこにはまだ目覚める様子のないハロルドを心配しているアイリスと、次のエリアへと偵察に向かっているクリスの姿が映っていた。
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