99 / 210
第二章 王国動乱
国葬
しおりを挟む
王城黒百合城、その大広間に運び込まれた王の棺の前には、葬儀に参加した多くの貴族達がひしめき合っている。
彼らは王の葬儀の場とあってか一様に沈痛な表情を浮かべていたが、一部の貴族、特に若い貴族を中心にどこか浮足立ったようなそわそわとした雰囲気が漂っていた。
それは四大貴族の一員として、貴族側の参列者が作る二つの列の一つで先頭に立っているヘイニー、彼の後方に控える従者の存在によるものであった。
その従者とは、葬儀の場とあって黒を基調とした衣装ながら普段よりも明らかに着飾り、その神秘的な美しさをさらに際立たせているエクスの事である。
「おい、誰だよあれ?あんな美人、見た事ないぞ」
「ユークレール公爵と一緒にいるんだから、彼の縁者じゃないのか?」
「ヘイニー様の?だがオリビア様はもう少しお若かったと思うが・・・そ、それにしてもお美しい」
エクスの美しさにやられた若い貴族達は、ひそひそと話し合ってはその正体は誰かと噂している。
彼らの視線がエクスに集まっている事は、ユーリにとっては幸運だろう。
彼はヘイニーのもう一人の従者としてこの場に参列していたが、辺境であるキッパゲルラと違い、この王都では彼の正体を知る者がいてもおかしくはなかったのだから。
「マスター、私の格好はどこかおかしいのでしょうか?何やら噂になっているようなのですが・・・マスター?」
ひそひそと囁く貴族達の声は小さく、彼らもそれをエクスに聞かせようとはしていないだろう。
しかしエクスの驚異的な身体能力は聴力にも及び、彼女は貴族達の噂話を耳にしては、その着慣れない恰好がどこかおかしいのではないかと不安そうな表情を見せる。
彼女は助けを求めるように自らの主人であるユーリへと声を掛けるが、彼は返事どころか反応すら返すことはなかった。
「リリィ・・・さん?」
この大広間に催される葬儀では参列した貴族達と対面するように、王の親族である王族達が並んでいる。
その中に見覚えのある二人の姿を見つけて、ユーリは固まってしまっていたのだ。
「イストリア公爵ヘイニー・ユークレール、前へ!」
葬儀の進行を司る司会の声が響き、ヘイニーに献花を促している。
しかしその声が響いても、ヘイニーが手にした白百合の花が揺れるばかりで彼は一向に動こうとはしない。
彼の目はユーリと同じように王族側の席に座るリリーナ、そしてその背後に控える自らの娘、オリビアの姿に釘付けになってしまっていた。
「イ、イストリア公爵ヘイニー・ユークレール、前へ!!」
呼びかけに応えないヘイニーに、司会の悲痛な声が響く。
周囲の貴族達も、そんな彼の様子にざわざわと騒ぎ始めていた。
ただ一人、ヘイニーの横に並ぶもう一つの列の先頭に立つ男、ジーク・オブライエンだけが表情一つ変えずに佇んでいた。
「ヘイニー様、呼ばれているようですが・・・行かなくてよろしいのですか?」
「あ、あぁ!そ、そうだったね。すぐ行くよ」
返事のないユーリと、呼ばれているにも拘らず動こうとしないヘイニー。
彼らのすぐ傍で控えるエクスはそんな二人に首を捻ると、ヘイニーへと控えめに声を掛ける。
その声に正気を取り戻したヘイニーは、慌てて前へと進み出ていた。
「・・・やっぱり間違いない」
王の棺へと近寄り、手にした白百合の花をその中へと投げ入れたヘイニーは、棺に近寄った事で距離が近くなった王族達、その中の一人へと視線を向ける。
その近さで見ても、やはりそれはあのリリィとその背後に控えるオリビアで間違いないようであった。
「ユトレイア公爵トム・エマスン、前へ」
「ほぉぉい」
ヘイニーが席に戻るのと前後して、次の献花を促す司会の声が響く。
その声に間の抜けた返事を返し、ドスドスと大きな足音を響かせながら前へと進み出てきたのは、ヘイニーの倍は横幅がありそうな巨漢な男だった。
「・・・オリビア達でした?」
「はい、間違いありません。でも・・・」
でも、と口にしようとしてヘイニーはそこで言葉を止める。
彼はその先を口にすることは出来なかったのだ、献花のために近くまで寄り目にしたリリーナは、以前までの彼女とはまるで別人のようだったとは。
「リリーナ・クレイ・リンドホーム=エルドリッジ殿下、前へ」
「はい」
その声が響くと共に、大広間にはざわざわとした動揺が広がっていた。
貴族達の献花も終わり次は王族達の番となると、最初の献花を行ったのは王の孫息子であるジョンであった。
彼の献花を見守った貴族達が彼の次に名前を呼ばれると考えていたのは、亡くなった王の弟の息子達、その二人の内でも兄であるフェルデナンド・フレイル・ジェニングスである。
しかしその場に響いたのは、全く聞き覚えのない名前であったのだ。
「誰だあれは!?あんな王族の女性がいたなど、聞いた事も・・・」
「しかしエルドリッジを名乗っているのだ、それはつまり王の娘か孫娘という事に・・・」
「そんな国家の大事に関わる人間が、いきなり現れるものか!」
いきなり現れた王族、しかもエルドリッジを名乗る直系の王族。
その存在に、貴族達は混乱し動揺する。
「しかし、あの姿は・・・」
自らの存在に混乱する貴族の前に、リリーナは一人進み出て王への献花を行う。
その姿、振る舞いは美しく、王族としての気品に満ちていた。
その姿に彼らは納得したのだ、その娘リリーナ・クレイ・リンドホーム=エルドリッジは間違いなく王家の娘であるという事を。
彼らは王の葬儀の場とあってか一様に沈痛な表情を浮かべていたが、一部の貴族、特に若い貴族を中心にどこか浮足立ったようなそわそわとした雰囲気が漂っていた。
それは四大貴族の一員として、貴族側の参列者が作る二つの列の一つで先頭に立っているヘイニー、彼の後方に控える従者の存在によるものであった。
その従者とは、葬儀の場とあって黒を基調とした衣装ながら普段よりも明らかに着飾り、その神秘的な美しさをさらに際立たせているエクスの事である。
「おい、誰だよあれ?あんな美人、見た事ないぞ」
「ユークレール公爵と一緒にいるんだから、彼の縁者じゃないのか?」
「ヘイニー様の?だがオリビア様はもう少しお若かったと思うが・・・そ、それにしてもお美しい」
エクスの美しさにやられた若い貴族達は、ひそひそと話し合ってはその正体は誰かと噂している。
彼らの視線がエクスに集まっている事は、ユーリにとっては幸運だろう。
彼はヘイニーのもう一人の従者としてこの場に参列していたが、辺境であるキッパゲルラと違い、この王都では彼の正体を知る者がいてもおかしくはなかったのだから。
「マスター、私の格好はどこかおかしいのでしょうか?何やら噂になっているようなのですが・・・マスター?」
ひそひそと囁く貴族達の声は小さく、彼らもそれをエクスに聞かせようとはしていないだろう。
しかしエクスの驚異的な身体能力は聴力にも及び、彼女は貴族達の噂話を耳にしては、その着慣れない恰好がどこかおかしいのではないかと不安そうな表情を見せる。
彼女は助けを求めるように自らの主人であるユーリへと声を掛けるが、彼は返事どころか反応すら返すことはなかった。
「リリィ・・・さん?」
この大広間に催される葬儀では参列した貴族達と対面するように、王の親族である王族達が並んでいる。
その中に見覚えのある二人の姿を見つけて、ユーリは固まってしまっていたのだ。
「イストリア公爵ヘイニー・ユークレール、前へ!」
葬儀の進行を司る司会の声が響き、ヘイニーに献花を促している。
しかしその声が響いても、ヘイニーが手にした白百合の花が揺れるばかりで彼は一向に動こうとはしない。
彼の目はユーリと同じように王族側の席に座るリリーナ、そしてその背後に控える自らの娘、オリビアの姿に釘付けになってしまっていた。
「イ、イストリア公爵ヘイニー・ユークレール、前へ!!」
呼びかけに応えないヘイニーに、司会の悲痛な声が響く。
周囲の貴族達も、そんな彼の様子にざわざわと騒ぎ始めていた。
ただ一人、ヘイニーの横に並ぶもう一つの列の先頭に立つ男、ジーク・オブライエンだけが表情一つ変えずに佇んでいた。
「ヘイニー様、呼ばれているようですが・・・行かなくてよろしいのですか?」
「あ、あぁ!そ、そうだったね。すぐ行くよ」
返事のないユーリと、呼ばれているにも拘らず動こうとしないヘイニー。
彼らのすぐ傍で控えるエクスはそんな二人に首を捻ると、ヘイニーへと控えめに声を掛ける。
その声に正気を取り戻したヘイニーは、慌てて前へと進み出ていた。
「・・・やっぱり間違いない」
王の棺へと近寄り、手にした白百合の花をその中へと投げ入れたヘイニーは、棺に近寄った事で距離が近くなった王族達、その中の一人へと視線を向ける。
その近さで見ても、やはりそれはあのリリィとその背後に控えるオリビアで間違いないようであった。
「ユトレイア公爵トム・エマスン、前へ」
「ほぉぉい」
ヘイニーが席に戻るのと前後して、次の献花を促す司会の声が響く。
その声に間の抜けた返事を返し、ドスドスと大きな足音を響かせながら前へと進み出てきたのは、ヘイニーの倍は横幅がありそうな巨漢な男だった。
「・・・オリビア達でした?」
「はい、間違いありません。でも・・・」
でも、と口にしようとしてヘイニーはそこで言葉を止める。
彼はその先を口にすることは出来なかったのだ、献花のために近くまで寄り目にしたリリーナは、以前までの彼女とはまるで別人のようだったとは。
「リリーナ・クレイ・リンドホーム=エルドリッジ殿下、前へ」
「はい」
その声が響くと共に、大広間にはざわざわとした動揺が広がっていた。
貴族達の献花も終わり次は王族達の番となると、最初の献花を行ったのは王の孫息子であるジョンであった。
彼の献花を見守った貴族達が彼の次に名前を呼ばれると考えていたのは、亡くなった王の弟の息子達、その二人の内でも兄であるフェルデナンド・フレイル・ジェニングスである。
しかしその場に響いたのは、全く聞き覚えのない名前であったのだ。
「誰だあれは!?あんな王族の女性がいたなど、聞いた事も・・・」
「しかしエルドリッジを名乗っているのだ、それはつまり王の娘か孫娘という事に・・・」
「そんな国家の大事に関わる人間が、いきなり現れるものか!」
いきなり現れた王族、しかもエルドリッジを名乗る直系の王族。
その存在に、貴族達は混乱し動揺する。
「しかし、あの姿は・・・」
自らの存在に混乱する貴族の前に、リリーナは一人進み出て王への献花を行う。
その姿、振る舞いは美しく、王族としての気品に満ちていた。
その姿に彼らは納得したのだ、その娘リリーナ・クレイ・リンドホーム=エルドリッジは間違いなく王家の娘であるという事を。
6
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
婚約者を奪った妹と縁を切ったので、家から離れ“辺境領”を継ぎました。 すると勇者一行までついてきたので、領地が最強になったようです
藤原遊
ファンタジー
婚約発表の場で、妹に婚約者を奪われた。
家族にも教会にも見放され、聖女である私・エリシアは “不要” と切り捨てられる。
その“褒賞”として押しつけられたのは――
魔物と瘴気に覆われた、滅びかけの辺境領だった。
けれど私は、絶望しなかった。
むしろ、生まれて初めて「自由」になれたのだ。
そして、予想外の出来事が起きる。
――かつて共に魔王を倒した“勇者一行”が、次々と押しかけてきた。
「君をひとりで行かせるわけがない」
そう言って微笑む勇者レオン。
村を守るため剣を抜く騎士。
魔導具を抱えて駆けつける天才魔法使い。
物陰から見守る斥候は、相変わらず不器用で優しい。
彼らと力を合わせ、私は土地を浄化し、村を癒し、辺境の地に息を吹き返す。
気づけば、魔物巣窟は制圧され、泉は澄み渡り、鉱山もダンジョンも豊かに開き――
いつの間にか領地は、“どの国よりも最強の地”になっていた。
もう、誰にも振り回されない。
ここが私の新しい居場所。
そして、隣には――かつての仲間たちがいる。
捨てられた聖女が、仲間と共に辺境を立て直す。
これは、そんな私の第二の人生の物語。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる