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陣触・下
19-5「良かった。パイセンはいつも通りだ」
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そのVR空間に没入したのはクロウ達が先だった。その全天周囲モニターからの景色を、ざっと見まわしたクロウは、そのシチュエーションの不利さを瞬間に自覚していた。
今クロウの眼前に広がるのは、広大なスペースコロニーの内側、円筒状の巨大な人間が宇宙で居住するための空間である。
シリンダー直径6.4km、長さ32kmであり、0.55rpmで回転(1分50秒で1回転)し、地球と同等の重力を、遠心力を利用して発生させている。
このスペースコロニーのデザインは、クロウ達が見たアニメ作品が元となっている訳ではない。西暦にして1970年代にれっきとした物理学者が提唱した宇宙開発理論におけるスペースコロニーのデザインなのである。
円筒内部は軸方向に6つの区画に分かれており、交互に陸と窓の区画となっている。陸の厚さはおおよそ3kmほどあり、土砂が敷き詰められている。
窓の外側には太陽光を反射する可動式の鏡が設置され、昼夜や季節の変化を作り出す。
窓と呼ばれているが、勿論単純なガラス製などではなく、強度を保証された透過性のある樹脂製である。
それらの構造物で宇宙区間と空間的な遮蔽を行い、円筒の中に大気を内包しているわけである。
今、クロウと、ミツキ、そしてエリサは、その円筒の内側、大地に当たる部分、それも木が生い茂り、人口の湖と広大な平原を有する自然区画に、デックスMK-Ⅱに乗せられた状態で待機している。
『では、状況を説明します。今回、クロウ組はコロニー内の防衛隊として配備されていると想定し、エロワ組はこのコロニーを制圧するために防衛MAAを排除しようとしている勢力であると想定します。互いの勝利条件は相手の陣営の全機撃墜とします。状況開始は10分後。では、互いの健闘を祈ります』
コックピット内にユキの声が一方的に響くと、通信はそのまま途絶してしまった。
だが、このVR空間に没入する際、航空隊全員がリクライニングシートに座って同時にこの空間に侵入した事から、ユキ達観戦をする残りの航空隊員はこのコロニー内の管制施設、もしくはこのコロニーの近くに停泊している艦船のいずれかで状況を見守っている筈だ。
そのため、この空間は既に60倍のVR圧縮時間に設定されている。
つまり、それだけの長期戦を想定しているという事であった。
『クロウ。分かっているわね? アナタは陽動とオフェンス。私とエリサはバックアップよ』
クロウが二人に指示を出そうとしたその瞬間に、ミツキから音声通信が入っていた。内容はクロウ自身が二人にお願いしようと思っていた事そのままである。
「流石だな、ミツキ。そっちの役割は任せていいかい? 二人で射撃と格闘のポジションに分かれてくれ」
『了解よ。なるべく引っ張りなさい』
ミツキはそう言って通信を切ると、エリサ機を追従させて移動を開始した。自然区画の奥深くへと二機は後退していく。
それを見送ったクロウは、自機のバーニアを点火させてコロニーの中心地点。円筒のちょうど真ん中辺りに陣取る事にした。
その辺りには、おあつらえ向きに都市群が存在する。VR空間内に再現したその都市には既に人影はない。街のあちこちに点在する電光掲示板には、避難命令が発令されている事を示す表示が走っていた。
つまり、このコロニーの住人は既に地下深くに存在する脱出用ポッドの中で待機中という事である。この都市は完全に無人なのだ。
クロウはちょうどいいビルを見つけると、素早くそのビルの屋上に穴を開け、デックスを侵入させる。その商業施設のビルは中が吹き抜けになっており、天井を頭部バルカンで撃ち抜いても倒壊する事は無かった。
後は、ここで敵が来るのを待ち受けるのみである。
一方その頃、コロニーの外の宇宙空間ではエロワ、ライネ、リィン機が量産型デックスに乗った状態で、そのマニュピュレータを使用してじゃんけんをしていた。
『だぁああ、俺の負けかよ。くっそ、しょうがねえな。俺が一番槍って事で突っ込むぞ』
そのじゃんけんに負けたエロワは何処か嬉しそうな声でそう言うと、自機のバーニアを噴かしてコロニーの宇宙港へと飛び去って行った。
『またまたー パイセンは自分から先陣切る気だったじゃないですかー 自分から後出ししてじゃんけん負ける人、久しぶりに見ましたよ』
『うっせ、バーカ。こんな面白いもん他人に譲れるかよ。それより、とちったらお前の今日の夕飯のデザート貰うからな!』
そのエロワのバーニアの軌跡を、センサーで追いながらリィンが声を掛けていた。
『良かった。パイセンはいつも通りだ』
その声色からエロワが平常心を保っていると確信したリィンは、通信を繋いだまま小さく感想を漏らす。
『ほら、リィン。ぼさっとするな。エロワの事だ、中に入ったら速攻で仕掛ける筈だ。僕達もスタンバイするぞ』
『了解です!』
そのライネの声に応えて、リィン機とライネ機もまた、コロニーの外壁、窓ではない部分の壁にそれぞれ取り付くのであった。
エロワの乗るデックスはコロニーの宇宙港から隔壁を数個抜け、減圧エリアから徐々に空気のあるエリアへと侵入していた。
最後の隔壁を越えた所で、ようやくクロウ達が目撃したのと同じコロニーの内部の景色がエロワを出迎える。
「敵影は、当然なし。まあ、ここまではセオリー通りだな」
MAAの登場は、これまでのこの時代の戦術を一変させたと言っても過言ではあるまい。
何しろ、MAAは、宇宙から大気のある所まで全域をカバーできる巨大な歩兵なのである。しかも、その火力は連邦軍主力戦闘機のそれを凌駕し、その高い機動性は既存の艦隊戦の概念すら覆そうとしているのだ。
それが、このコロニーで運用された場合どうなるのか。これはそのテストケースであるとも言える。
「地面は、流石に大丈夫か。このまま走行も出来そうだ。流石に3kmもある地表面はデックスの主力ビームライフルでも抜けまい。窓は、試すまでもないな。絶対に抜ける。非常用の硬化ゲルで何個かの穴は耐えられるだろうが、果たして何個持つものか」
エロワはデックスの全索敵センサーを全開に、慎重に自機を前進させる。
この円筒型コロニーに限った話では無いが、コロニーには不意のデプリや隕石の衝突に備えて万が一外壁や窓が損傷した場合、自動的にその穴を塞ぎ、内部の空気を逃さないための装置として光で硬化するゲルを射出する機構を備えていた。
やがて、エロワは、クロウが潜む商業施設のビルを目視する。
「おいおい、あれで隠れているつもりかよ。それとも罠か?」
周囲のビルが無傷であるのに、その商業施設のビルの屋上が明らかに破壊されている。そして、そのビルは高さにして50mほど、17m弱のデックスを隠してあまりあるほどの大きさである。
エロワはそのビルに向かって水平に照準する。デックスが直立して潜んでいれば確実に被弾する角度である。
冷静に、何があっても外れないように照準したエロワは、ビームライフルの引き金を引き絞ってそのビルを射撃した。
瞬間、亜光速で打ち出された重金属のビームがそのビルに直撃し、瞬時に溶解したビルの外壁を貫通し、更に反対側まで貫通して奥にあるビルも溶かしていく。
「外れか。やっぱり素直に潜んでいる訳が無いよな。あぶり出すしかあるまい。悪く思うなよ?」
言うなり、エロワは自機のバーニアを噴かしてコロニー内で飛行させると、今度は手近にあったコロニーの窓に向かって照準した。
瞬間である。
たった今、エロワが撃ち抜いた商業施設の、破壊された天井の穴からクロウ機がエロワ機に向かって飛び出して来た。
「うっそ、だろ! 完全に貫通してただろうが!!」
言いながらエロワは照準し直そうとしたが、それよりもビームライフルのトリガーを同期させた操縦桿のトリガーを自身の指が押してしまうのが先だった。一条のビームが窓を貫通し、窓にビームライフルの口径の穴を穿って宇宙空間へビームの軌跡を描いていく。
今クロウの眼前に広がるのは、広大なスペースコロニーの内側、円筒状の巨大な人間が宇宙で居住するための空間である。
シリンダー直径6.4km、長さ32kmであり、0.55rpmで回転(1分50秒で1回転)し、地球と同等の重力を、遠心力を利用して発生させている。
このスペースコロニーのデザインは、クロウ達が見たアニメ作品が元となっている訳ではない。西暦にして1970年代にれっきとした物理学者が提唱した宇宙開発理論におけるスペースコロニーのデザインなのである。
円筒内部は軸方向に6つの区画に分かれており、交互に陸と窓の区画となっている。陸の厚さはおおよそ3kmほどあり、土砂が敷き詰められている。
窓の外側には太陽光を反射する可動式の鏡が設置され、昼夜や季節の変化を作り出す。
窓と呼ばれているが、勿論単純なガラス製などではなく、強度を保証された透過性のある樹脂製である。
それらの構造物で宇宙区間と空間的な遮蔽を行い、円筒の中に大気を内包しているわけである。
今、クロウと、ミツキ、そしてエリサは、その円筒の内側、大地に当たる部分、それも木が生い茂り、人口の湖と広大な平原を有する自然区画に、デックスMK-Ⅱに乗せられた状態で待機している。
『では、状況を説明します。今回、クロウ組はコロニー内の防衛隊として配備されていると想定し、エロワ組はこのコロニーを制圧するために防衛MAAを排除しようとしている勢力であると想定します。互いの勝利条件は相手の陣営の全機撃墜とします。状況開始は10分後。では、互いの健闘を祈ります』
コックピット内にユキの声が一方的に響くと、通信はそのまま途絶してしまった。
だが、このVR空間に没入する際、航空隊全員がリクライニングシートに座って同時にこの空間に侵入した事から、ユキ達観戦をする残りの航空隊員はこのコロニー内の管制施設、もしくはこのコロニーの近くに停泊している艦船のいずれかで状況を見守っている筈だ。
そのため、この空間は既に60倍のVR圧縮時間に設定されている。
つまり、それだけの長期戦を想定しているという事であった。
『クロウ。分かっているわね? アナタは陽動とオフェンス。私とエリサはバックアップよ』
クロウが二人に指示を出そうとしたその瞬間に、ミツキから音声通信が入っていた。内容はクロウ自身が二人にお願いしようと思っていた事そのままである。
「流石だな、ミツキ。そっちの役割は任せていいかい? 二人で射撃と格闘のポジションに分かれてくれ」
『了解よ。なるべく引っ張りなさい』
ミツキはそう言って通信を切ると、エリサ機を追従させて移動を開始した。自然区画の奥深くへと二機は後退していく。
それを見送ったクロウは、自機のバーニアを点火させてコロニーの中心地点。円筒のちょうど真ん中辺りに陣取る事にした。
その辺りには、おあつらえ向きに都市群が存在する。VR空間内に再現したその都市には既に人影はない。街のあちこちに点在する電光掲示板には、避難命令が発令されている事を示す表示が走っていた。
つまり、このコロニーの住人は既に地下深くに存在する脱出用ポッドの中で待機中という事である。この都市は完全に無人なのだ。
クロウはちょうどいいビルを見つけると、素早くそのビルの屋上に穴を開け、デックスを侵入させる。その商業施設のビルは中が吹き抜けになっており、天井を頭部バルカンで撃ち抜いても倒壊する事は無かった。
後は、ここで敵が来るのを待ち受けるのみである。
一方その頃、コロニーの外の宇宙空間ではエロワ、ライネ、リィン機が量産型デックスに乗った状態で、そのマニュピュレータを使用してじゃんけんをしていた。
『だぁああ、俺の負けかよ。くっそ、しょうがねえな。俺が一番槍って事で突っ込むぞ』
そのじゃんけんに負けたエロワは何処か嬉しそうな声でそう言うと、自機のバーニアを噴かしてコロニーの宇宙港へと飛び去って行った。
『またまたー パイセンは自分から先陣切る気だったじゃないですかー 自分から後出ししてじゃんけん負ける人、久しぶりに見ましたよ』
『うっせ、バーカ。こんな面白いもん他人に譲れるかよ。それより、とちったらお前の今日の夕飯のデザート貰うからな!』
そのエロワのバーニアの軌跡を、センサーで追いながらリィンが声を掛けていた。
『良かった。パイセンはいつも通りだ』
その声色からエロワが平常心を保っていると確信したリィンは、通信を繋いだまま小さく感想を漏らす。
『ほら、リィン。ぼさっとするな。エロワの事だ、中に入ったら速攻で仕掛ける筈だ。僕達もスタンバイするぞ』
『了解です!』
そのライネの声に応えて、リィン機とライネ機もまた、コロニーの外壁、窓ではない部分の壁にそれぞれ取り付くのであった。
エロワの乗るデックスはコロニーの宇宙港から隔壁を数個抜け、減圧エリアから徐々に空気のあるエリアへと侵入していた。
最後の隔壁を越えた所で、ようやくクロウ達が目撃したのと同じコロニーの内部の景色がエロワを出迎える。
「敵影は、当然なし。まあ、ここまではセオリー通りだな」
MAAの登場は、これまでのこの時代の戦術を一変させたと言っても過言ではあるまい。
何しろ、MAAは、宇宙から大気のある所まで全域をカバーできる巨大な歩兵なのである。しかも、その火力は連邦軍主力戦闘機のそれを凌駕し、その高い機動性は既存の艦隊戦の概念すら覆そうとしているのだ。
それが、このコロニーで運用された場合どうなるのか。これはそのテストケースであるとも言える。
「地面は、流石に大丈夫か。このまま走行も出来そうだ。流石に3kmもある地表面はデックスの主力ビームライフルでも抜けまい。窓は、試すまでもないな。絶対に抜ける。非常用の硬化ゲルで何個かの穴は耐えられるだろうが、果たして何個持つものか」
エロワはデックスの全索敵センサーを全開に、慎重に自機を前進させる。
この円筒型コロニーに限った話では無いが、コロニーには不意のデプリや隕石の衝突に備えて万が一外壁や窓が損傷した場合、自動的にその穴を塞ぎ、内部の空気を逃さないための装置として光で硬化するゲルを射出する機構を備えていた。
やがて、エロワは、クロウが潜む商業施設のビルを目視する。
「おいおい、あれで隠れているつもりかよ。それとも罠か?」
周囲のビルが無傷であるのに、その商業施設のビルの屋上が明らかに破壊されている。そして、そのビルは高さにして50mほど、17m弱のデックスを隠してあまりあるほどの大きさである。
エロワはそのビルに向かって水平に照準する。デックスが直立して潜んでいれば確実に被弾する角度である。
冷静に、何があっても外れないように照準したエロワは、ビームライフルの引き金を引き絞ってそのビルを射撃した。
瞬間、亜光速で打ち出された重金属のビームがそのビルに直撃し、瞬時に溶解したビルの外壁を貫通し、更に反対側まで貫通して奥にあるビルも溶かしていく。
「外れか。やっぱり素直に潜んでいる訳が無いよな。あぶり出すしかあるまい。悪く思うなよ?」
言うなり、エロワは自機のバーニアを噴かしてコロニー内で飛行させると、今度は手近にあったコロニーの窓に向かって照準した。
瞬間である。
たった今、エロワが撃ち抜いた商業施設の、破壊された天井の穴からクロウ機がエロワ機に向かって飛び出して来た。
「うっそ、だろ! 完全に貫通してただろうが!!」
言いながらエロワは照準し直そうとしたが、それよりもビームライフルのトリガーを同期させた操縦桿のトリガーを自身の指が押してしまうのが先だった。一条のビームが窓を貫通し、窓にビームライフルの口径の穴を穿って宇宙空間へビームの軌跡を描いていく。
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