アウトロー はぐれものは超任務に挑みエージェントとなるサスペンスアクションファンタジー

内匠頭

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古代兵器

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 アルコバレーノ広場・・・ここにルーナがいるはず。僕の推理が正しければ、、お願いだ!居てくれ!

 僕は広場の周囲を見渡した。

 「いた!!」

 ルーナは広場の中心に位置する噴水の柱にロープで縛られていた。噴水は止まっておりルーナがポツンと1人縛られている状態であった。

 よかった、どうやら気を失っているだけのようだ。それに周りには敵の姿は1人もいなかった。

 罠だろうか?でも考えてる時間もない。せっかくギルが作ってくれた時間を無駄にするわけにはいかない。必ず僕がルーナを助けてみせる。

 「クソっ!ロープが頑丈に縛られてるな!これならギルにナイフの一本でも借りておけばよかった。」

 何かないか?いや、いやいや、僕は馬鹿か!?背中に背負ってるじゃないか!!切れ味のいい刃物が!!

 僕はジャックの刀を抜いてロープを切る。ルーナの意識を戻すように僕は必死に声をかけた。

 「ルーナ!!ルーナ!!僕だよ!助けに来たよ!目を覚ましてくれ!!」

 「んんぅぅ、ル、ルーカス?」

 「ああ!よかった!どこか怪我はないかい?歩けるかい?」

 「ええ、少し頭がぼーっとするけど、特に怪我はしてないみたい。ここは?広場?」

 ガコッンと音と共に広場に7つの列車が一斉に集まって来た。広場を囲むように各地区から次々と列車が並び円状に止まる。

 「おいおいおい!なんだよ、余計なのが1匹いるなぁ~~。でもまぁあまり支障はなさそうだ。」

 赤い列車から1人の男が降りてくる。男が何かを放り投げる。投げられたのは血だらけで伏せるジャックであった。

 「ジャック!?嘘だろ!?」

 そんな!ジャックが!?生きているのか!?

 「そいつはよく戦ったぜぇ!お間抜けメガネ君。仲間だろ?讃えてやれよ。」

 「お、お前は・・・酒場にいたオヤジ?!一体何故お前が!?」

 「簡単な話さ!俺が黒幕って事だよ。俺がこの国を牛耳る為には力がいるのさ。」

 「くだらない!何が牛耳るだ!そんなことの為にルーナを!!ジャックを!!このクソ野郎!」

 「黙れよ!!平和な街で優雅に暮らしてた温室育ちが出しゃばるな。この国でも内戦はいくらでもあるんだぜ?知ってるか?それなのにセントラルの連中も、ほかののんびりしてやがる街も、ここの住民も全部俺にとっちゃクソなんだよ!」

 「・・・・ッ」

 「一見安定してそうな国に見えるがそうじゃない。見て見ぬ振りをしてるだけさ。だから俺は奴らに思い知らせてやるのさ!」

 「その為に兵器をか?何処で兵器のことを!?」

 「何処でって、そりゃおめぇが教えてくれたんじゃねーかよ!なぁメガネ君。」

 な、何を言っている?一体何の事だ?僕が教えた?この男に!?デタラメだ!こいつのデタラメだ!

 「酒場でゲームをした時にお前さんに盗聴器をつけさせてもらったんだよぉ~。だから屋敷での話なんてのは全部筒抜けなんだよ!そのあと部下に屋敷を探らせて兵器のことは調べさせてもらった。」

 「な、そんな!嘘だ!」

 そんな、僕のせいで?僕がヘマをした!?

 「お前さんの警戒心がもう少しあればなぁ、この帽子の男も、そこの嬢ちゃんもこんな目に合ってないのになぁ!アッハッハ!」

 そんな、そんなことって!僕のせいで?僕のせいで人が、仲間が傷ついた!僕の、僕のせいで!

 「ここでお前には退場を願おう!おい!お前ら!このメガネ君をヤッて準備に取り掛かるぞ!」

 男は他の列車に向かって声を掛けるが反応は全くなかった。

 全く反応が無いことに違和感を感じ男は様子を見に行く。

 「こ、こいつはぁ!?」

 列車を運転していたと思われるこいつの部下達は全員麻酔銃で眠らされていた。

 「一体!?誰がこんなことおぉぉぉ?」

 それは一瞬の出来事であった。男の右肩と背中に2発の弾丸が撃ち込まれた。突然の出来事に僕等は驚いたが、本当に驚いたのは弾が撃ち込まれたことではない。

 撃ち込まれた弾丸は男の体を貫通せずゴムを引っ張ったように伸びていく。そしてゆっくり元の形に戻っていった。

 「そうか、スナイパーかぁ。だがありえねぇ!走ってる列車に乗っているこいつ等を全員撃つなんて・・・とんでもねー腕してやがるなぁ。だが、俺には効かないがな。」

 きっとゼルダさんだろう。僕達を援護してくれたのだ。しかし、奴の体はどうなっている!?弾が貫通しなかった。まるでゴムみたいになっている。

 「仕方ねぇ、俺1人でやるか!こっちもグズグズするつもりはねぇしなぁ!」

 奴がくる!ルーナを守らなきゃ!僕が守らなきゃ!

 僕はジャック刀を奴に向けて構える!僕の手は震えていた。人に刃を向けたことなんて一度も無い。これは下手をすれば人の命を奪ってしまうものだ。その扱いをきちんと知らない僕には人の命の重さを本能的に感じ取っていた。

 だけど、ルーナを守るには僕にできる事はこれしか無い!理性ではわかっている!でも本能では震えている。

 「なんだぁ?そりゃ?子供の遊びじゃねーんだぜ?」

 全く見えなかった。僕はいつの間にか顔面を殴られ、僕の視界は夜空を見ていた。

 「キャァ!やめて!やめてください!」

 奴はルーナの腕を柱に押さえつける。

 「ヤメロォォ!やめてくれぇぇぇ!」

 ゼルダさんの銃弾も撃ち込まれるが、奴は気にせずルーナを押さえる。

 「なぁ、てめーもここに来れたって事はわかってんだろ?こいつの正体によぉ?なぁ?」

 「黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!」

 「こいつがアーティファクトだろぉ?こいつが古代兵器復活の鍵さ!」

 「・・・・ッ!!」

 「お前が教えてくれだんだゼェ!あぁん?オラァお前に感謝してるんだよ。なぁ。この時を待ってたんだぜ。太陽が隠れる時は夜、虹の集いし時つまりは各色の石を積んだこの列車が集めてこのアルコバレーノ広場に!こいつが孤児で博士に拾われたって抜かしていたが、それは違う!この街に褐色の肌の人間なんていねーんだよ!」

 ルーナは唖然とした表情で男を見つめる。

 「博士はわかっていたのさ!お前がアーティファクトだってこと、そしてタルボットもな!だからお前を監禁して博士を殺した!」

 あの野郎、、ルーナの前でペラペラと!!

 「奴の誤算だったのは肝心の兵器の場所や起動方法がわからなかった所だ。だが、俺は見つけた!そして・・・」

 ルーナの両手をナイフで突き刺し、柱にルーナの血がゆっくり滴っていく。

 「キャァァァァァァア!ぅぅううう!」

 「そしてそのアーティファクトの血で呼び起こすのさ!これが認められるってことさ!」

 ルーナの悲鳴が響き渡たる!!

 やめろ!やめてくれ!これ以上仲間が傷つくのは嫌だ!ジャックもルーナも、みんな守りたい!僕の大切なこの繋がりを失いたく無い!やっと手に入れた繋がりなんだ!僕が、僕が守ってみせる!

 刀を奴に向ける。さっきのとは違い、手はもう震えていなかった。

 「お前を倒す!!僕が倒してみせる!!」

 「少しはマシな面にはなっているが・・・」

 「ウォォォォォォォォォォォオオオオオ!!」

 僕は刀を振るう!何度も何度も!しかし奴には当たらない!簡単にあしらわれ、蹴り飛ばされる。

 人は感情の昂りだけでは強くはなれない・・・そんな事はとっくにわかっていた。それでも立ち向かわずにはいられない!僕は!僕のこの意思は死んでも貫き通す!!

 〝お前を倒してみんなを救う〟

 食らいつけ!体を動かせ!しがみつけ!隙を見つけろ!気を緩めるな!

 「おいおい!子供の癇癪じゃねーんだからよぉ~!いくら刀を振り回したところで、お前のはお遊びに過ぎない。俺には届かなねぇよ!」

 殴られる僕を見て心配そうに見つめるルーナ。意識が少し朦朧としてきた中で悲しそうな表情のルーナが見えた。僕が守ってみせるから、だから、そんな顔しないでおくれ・・・

 「もうやめテェェェェェェエエ!!!!」

 ルーナの叫び声に反応したのか、突然、広場に無数に彫ってある溝が黄緑色に光りだす。

 「きたぁぁあ!血とぉ、声に反応したのだぁ!」

 大きな地鳴りとともに、広場中央から大きな透明の魔石が飛び出てくる!その大きさは5メートルはあるだろうか・・・今までにない大きさをしていた。魔石に呼応して無数の砲台も出現し始めた。一種の要塞のようにも見える。

 「嫌だ、嫌だ!嫌だ!イヤダ!いやだ!いやダ!イヤだ!いヤだ!イやダ!」

 ルーナは震えてうずくまりながら何度も呟く。

 「ルゥ、、ナ、」

 ルーナの感情に当てられたのか、魔石は黒く滲んでいった。そして砲台から黒い光が街に放射される!光が当てられた街の建物は一定範囲の球体状に削り取られて崩壊していく。

 なんだ、あれは?!とてつもない破壊力なのは一目瞭然であった。

 「アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!見ろ!見たか!!!この威力!!素晴らしい!!もっとだ!もっともっともっと!」

 ルーナに近づこうとする男に向かって僕は刃を振るった。済んでの所で奴はかわしたが頬に切り傷が少し入る!!

 「ガキが!そんなに早く死にてぇらしいな!」

 圧倒的な殺意が向けられる。さっきとは比べものにならない威圧感!本気で僕を殺しにくる!!汗が全身から吹き出してるのがわかる。呼吸が速くなる。全身に力が入る。

 「おい!てぇめの相手はこのわしじゃろ!酔っ払い!」

 「あぁあん?」

 そこに立っていたのは、ボロボロの姿で立っていたのは・・・

 「ジャッグゥゥゥゥゥゥウ!!!」

 「待たせて悪かったの。よく耐えた!こいつはわしに任せろ!お前はルーナを頼んだぞ!」

 何故か涙が溢れ出す。絶望的な状況からの光が見えた時人は涙が止まらなくなるらしい。さっきとは違い心があったかくなる。

 現状問題はまだまだ山積みだが、僕はジャックに頼まれたのだ!必ず成し遂げてみせる!仲間の期待には答えたいじゃないか!!

 「死に損ないが・・・あのまま寝てりゃよかったものぉ、テメェじゃ俺を倒せねぇっていってんのによぉぉ!」

 僕はジャックに刀を投げる!

 「こっからが本番じゃぜ!!第2ラウンドスタートじゃ!!」

 大きな地鳴りとともに2人の雄がぶつかる!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「この地響き、どうやらうまくいっているみたいですね。」

 チョビヒゲの男の前には無数の針が体に刺さり血だらけになっているギルの姿であった。

 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

 「フフン!あれだけ大口を叩いておきながらこのざまとは・・・いえ、仕方なきこと!このウォンの能力の前にしたら皆同じ!この『消失パニッシング』の前にはね!」

 「グダグタうるせぇなぁ!この程度でオレを倒した気になってるのか?だからオメェのは軽りぃんだよ!」

 「減らず口は健在のようですな。」

 ギルはポケットからタバコとライターを取り出し、タバコを加え火をつける。

 「オメェのとは重みが違う!オレの刃はよぉ・・・オレの刃には仲間の想いが乗ってるさ!だからオレはやられねぇ。お前にはそんなに強い意志が乗ってるかい?」

 「フン!事実貴様はそこに血だらけになっているではないか!?わたくしを馬鹿にすればいくらか抵抗出来てるように感じますかね?」

 「逆だよ、お前はルーカスを広場に向かわせないように足止めをしようとした。そして今オレに止められる。自体はすぐにでも動き出している。お前が言ったんだぜ?地響きが起きてことが進んでいることを!」

 「何が言いたい?」

 「お前は直ぐにでもオレを倒して向かうべきなのに向かえていない。あんなに時間をかけてオレの体に針を刺すことで満足してやがる。チマチマチマチマと・・・自分は安全な所から優越感に浸りながら、その結果がこれさ!こんな針如きじゃオレはやれないぜ?」

 「・・・・・」

 「ここだよ!ここ!このド手っ腹にこいよ!」

 「いいでしょう!お望み通り風穴を開けてあげましょう!」

 ウォンが消えていく。音も匂いも感じなくなる。一瞬にして姿を消してしまう。

 「そらぁ!!」

 ギルの背後から突然現れたウォンは無数の針を飛ばしギルがナイフで応戦する。

 見える針は全て弾いたギルであったが何故か針が体に刺さっている。

 それに全く意に返さずウォンの元に詰め寄る。意表をつかれたウォンであったがギリギリのところで姿を消す。

 「チィ!また消えやがった。」

 カランっとギルの背後から音が鳴る!その方向に振り返ると目の前にはウォンが立っていた。

 「・・・・!!」

 「望み通りこれで開けてやるわぁ!!」

 ギルの腹に無数の針が突き刺さる!先ほどとは違い手に挟み押し込んでいる!!深手は避けられない。

 しかしギルは笑っていた。

 「捕まえたぜ!」

 左手でウォンの腕を掴み右腕を斜め左にナイフを振り下ろす。

 「ハァァ、ハァァ、ハァァ、」

 ウォンの体から赤黒い血が滴り落ちる。お互いの武器にはお互いの血がべっとりくっ付いていた。

 ギルはナイフをしまい、ウォンに背を向ける。

 「なんの真似だ!?まだ戦いは終わっておらんぞぉぉお!この程度の傷で買ったつもりか!!」

 「終めーだよ!言ってなかったか?オレの能力は増殖!増やす能力だ!ただ単に物を増やしたり、分身を作るだけじゃないんだぜ?」

 「何を言っている!?」

 ギルに切られた傷口からもう一度血が吹き出す!全く同じ衝撃で、全く同じ斬撃がウォンを襲う。

 「がはぁ!ま、まさか!?」

 「攻撃回数も増やせるのさ!」

 さらにもう一度血飛沫をあげてウォンは床に倒れ込んだ。

 「斬思増殖・三連!!」

 タバコをふかしながら仰向けに倒れこむギル。

 「流石に血を流しすぎたな、動けん。」

アルコバレーノ広場からの地響きは鳴り止まない。


 

 
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