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私はファン第1号
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目の前のドアが勢いよく開かれる。その瞬間、ウェルカムボードが画鋲ごと宙を舞った。私は真ん丸に目を見開く。
それは苺を抱いたリスちゃんのガラス細工だった。ドアに画鋲と紐で吊るされ、可愛い丸文字で“さや”と記されていた。「食べていい?」とばかりにこちらを見上げてくるのがたまらない。昨日まではなかったはずのそれは、どうやって娘と仲直りしようかと悩んでいた私の心を、思いがけずに癒やしてくれた。
一目惚れだ。
なのに粉々になってしまう!
とっさに体が動いた。持っていたお盆を放り出し、リスちゃんを壊さないよう気をつけながらキャッチする。
けたたましい音が響くがリスちゃんは無事だ。画鋲の刺し方も甘かったしドアの開け方も悪かったんだろうな。というか画鋲は心許ないぞ? 強力な両面テープでつけたフックくらいはほしい。
そんなことを考えているとさやちゃんがバツの悪そうな顔をしていた。その足元には私のお気に入りだったお皿とマグカップの残骸があり、クッキーとコーヒーが散らばっている。ゆっくり話し合うつもりで私が用意したものたち。
「ごめん」
「ちょっと、怪我してない!?」
慌てる私としおらしいさやちゃんの声がかぶった。
「それは大丈夫」
「ほんとに? ごめんね!? でも駄目よ~ドアは静かに開け閉めしなくちゃ! せっかく可愛いの付けたんだったら特に気をつけないと!」
「うん」
あら、口答えしないわ。珍しくちゃんと反省しているみたいね。
「でも、ここまでして守らなくてもよかったのに。高い食器が駄目になっちゃったじゃん」
「えぇ?」
一瞬、何を言われたのか分からなかった。さやちゃんの指が私の抱いてるウェルカムボードを示すと、私は思わず守るように手で隠した。
「何言ってるのよ!? こんなに可愛らしいのに!!」
さやちゃんは面食らっている。私はさやちゃんを廊下側に引っ張ると、ドアを閉めて画鋲を拾った。
「だいたい、さやちゃんは画鋲の付け方が甘いのよ! こうやって角度をつけて、画鋲の頭できっちり紐を挟むようにしながら奥まで押し込めば簡単に取れたりしないの!! 100均のフックだったら更に安全。あなた、今日の内に買ってきてこれちゃんとしなさい!?」
「う、うん……まあ、大事にするけど」
「ほんとに? 大事に扱いなさいよ? この子私のオアシスなんだから! あとこれ他にはどんなデザインがあるの? 『ひろこ』って名前入ったやつある? オーダーメイドかしら? 5,000円くらいあれば足りる?」 ほとんどまくし立てるように聞くとさやちゃんはなんだか嬉しそうに笑う。
「いいよ」
頷くと綺麗に染まった赤ピンク色の髪が揺れた。どこか得意気に三白眼の気がある目を細めている。
「作ってあげる。次は小鳥と海のデザインで考えてるんだけど、お母さんは希望ある?」
「え!?」
私はびっくりした。さやちゃんが作ったやつなの!? さやちゃんはこっちの戸惑いを置き去りにしてイキイキとデザインの提案をしてくる。
「ネコが一番好きなんだっけ? ウサギもいいとかこの前言ってたよね? 春夏秋冬で4種は作るつもりだったんだけど、具体的なイメージがあるなら合わせるよ?」
「ちょ、ちょっと!? リスちゃんさやちゃんが作ったの!?」
やっと聞くとさやちゃんは得意気に頷いた。
「うん! 私ガラス細工がやりたいの!」
「えええええっっ!? うそっ!!?」
思わず大声を上げていた。さやちゃんはムッとするけど、だってだって! 私はお洋服のボタン付けだって苦労するほどのぶきっちょさんなのよ!? お父さんも大工なんかからっきしだし、そんなふたりの間にどうしてこんな手先の器用な娘が生まれるのよ!!?
だからいきなり美大に行きたいなんて言い出したのね!? 私は別にお父さんみたいに昔果たせなかった夢を娘に果たさせたいなんて理由で有名私立大学に入れたいなんて思ってなかったけど、下手の横好きが業界に入って痛い目見るくらいなら普通の大学か短大に入った方がいいと思ってた。芸術なら趣味でもやれるもの。そこそこの会社に就職して安定した生活の合間に楽しむ方が安全でしょう?
だからお父さんが反対するに任せていたんだけど、まさかこんな凄いものが作れる子だったなんて!
「嘘じゃないよ! 本気なんだから!」
さやちゃんがさっきドアの向こうで上げたみたいな尖った声を上げる。私はそういうことなら応援してあげたいし、無理に軌道修正させてもうまくいかなくなるだけかもって思うんだけど、どうにも不安になってしまった。
「で、でも食べていけるの? お母さんはリスちゃん好きだしさやちゃんすごいって思うけど、そういう業界に行けば同じようなレベルの人がたくさんいるんじゃないの?」
「分かってる。でもあたしは挑戦したいの! やってもいないうちから諦めるなんてできない。あたしの作品でたくさんの人を癒したい!」
懸命に話すさやちゃんに私はドキドキした。夢見てるんだ。すごいなぁ。そうよね、生まれてきたからには自分なりの道を進みたいわよね。
「お母さんはうまくいかなかったときのことを心配してるのかもしれないけど、たとえそうなったとしても道は他にもちゃんとあるから。中・高の美術の先生になったり、デザイン会社に就職したり。結局どの学部を選んでも分野が変わるだけで似たようなものだから!」
さやちゃんったら、ちゃんとそこまで考えてるじゃない!
寝耳に水だった。言われてみればそういうものかもしれない。昨日さやちゃんはこの話をしようと一生懸命になっていたんだ。私はなんとか道を踏み外させまいとして必死になってしまってて、さやちゃんの話を聞いてみようなんて思いもしなかった。
私……さやちゃんにひどいことしたんだぁ。怒らせて当然だった……。さやちゃんの気持ち、なんにも考えてなかったぁ……。
「ごめんね、さやちゃん……さやちゃんはすごく真剣に考えてたのに、お母さん昨日聞こうともしなかったね」
「えっ!?」
私が涙ぐむとさやちゃんはびっくりしたみたいだった。でも慰めるように私の背中に手を置いてくれる。
「分かってくれたならいいよ。あたしもイヤな態度取ってごめん」
「さやちゃん~~!」
私が抱きつくとうんうんと頷いて背中を叩いてくれた。優しい子。そうよね、母は娘の夢を応援するものだし、父親の傲慢から娘を守ってあげるものだわ。
それにあんなに可愛い癒し系のガラス細工が作れる娘の才能を握り潰したりしたら神様に怒られちゃう。だって世界の損失になるもの。いろんな人がさやちゃんの作品にほわっとなるんだって想像すると、今からわくわくしてきちゃう!
幸い塾代なら私のヘソクリがあるわ。もしものときのために取っておいたやつ。今がもしものときなんじゃない? 今どき嫁入り費用っていっても実際に結婚するかどうかなんて分かんないんだし、使ってもまた貯めればいいし。
なんか楽しみになってきたわ。この子は他にどんな作品を生み出すのかしら? ウサギちゃんにトリさん、ハリネズミちゃんとかチョウチョさんなんかもいいわね!
見たい見たい! 早く見た~い!
私、決めたわ!
「さやちゃん、お母さん応援する!! さやちゃんのファン第1号だもの! 協力しない手はないわ!!」
「えっ!? ほんとに!?」
さやちゃんは目を輝かせた。私は力強く頷く。
「まっかせなさい! お父さんには内緒にしましょ! 調子だけ合わせておけばバレないわ! 事務的なことは私に任せっきりだし、事が思い通りに進んでさえいれば何も聞かない人だもの!」
「なんか……後が怖くない?」
「大丈夫よ! お母さんが守ってあげる! まあ、入学したらバレるだろうから家を出た方がいいかもしれないけど……作品を作ったら写真送ってね? たまにでいいから遊びに来るのよ?」
「うん……分かった」
今度はさやちゃんが涙ぐんでる。
「ありがとう!」
「あらあら、まだ甘えん坊ねぇ」
抱きつかれて強がるけど私もなんだか切なくなっちゃう。一緒にいられるのもあと少しかぁ。
もう少しだけ、私に甘えててほしいな。
完
それは苺を抱いたリスちゃんのガラス細工だった。ドアに画鋲と紐で吊るされ、可愛い丸文字で“さや”と記されていた。「食べていい?」とばかりにこちらを見上げてくるのがたまらない。昨日まではなかったはずのそれは、どうやって娘と仲直りしようかと悩んでいた私の心を、思いがけずに癒やしてくれた。
一目惚れだ。
なのに粉々になってしまう!
とっさに体が動いた。持っていたお盆を放り出し、リスちゃんを壊さないよう気をつけながらキャッチする。
けたたましい音が響くがリスちゃんは無事だ。画鋲の刺し方も甘かったしドアの開け方も悪かったんだろうな。というか画鋲は心許ないぞ? 強力な両面テープでつけたフックくらいはほしい。
そんなことを考えているとさやちゃんがバツの悪そうな顔をしていた。その足元には私のお気に入りだったお皿とマグカップの残骸があり、クッキーとコーヒーが散らばっている。ゆっくり話し合うつもりで私が用意したものたち。
「ごめん」
「ちょっと、怪我してない!?」
慌てる私としおらしいさやちゃんの声がかぶった。
「それは大丈夫」
「ほんとに? ごめんね!? でも駄目よ~ドアは静かに開け閉めしなくちゃ! せっかく可愛いの付けたんだったら特に気をつけないと!」
「うん」
あら、口答えしないわ。珍しくちゃんと反省しているみたいね。
「でも、ここまでして守らなくてもよかったのに。高い食器が駄目になっちゃったじゃん」
「えぇ?」
一瞬、何を言われたのか分からなかった。さやちゃんの指が私の抱いてるウェルカムボードを示すと、私は思わず守るように手で隠した。
「何言ってるのよ!? こんなに可愛らしいのに!!」
さやちゃんは面食らっている。私はさやちゃんを廊下側に引っ張ると、ドアを閉めて画鋲を拾った。
「だいたい、さやちゃんは画鋲の付け方が甘いのよ! こうやって角度をつけて、画鋲の頭できっちり紐を挟むようにしながら奥まで押し込めば簡単に取れたりしないの!! 100均のフックだったら更に安全。あなた、今日の内に買ってきてこれちゃんとしなさい!?」
「う、うん……まあ、大事にするけど」
「ほんとに? 大事に扱いなさいよ? この子私のオアシスなんだから! あとこれ他にはどんなデザインがあるの? 『ひろこ』って名前入ったやつある? オーダーメイドかしら? 5,000円くらいあれば足りる?」 ほとんどまくし立てるように聞くとさやちゃんはなんだか嬉しそうに笑う。
「いいよ」
頷くと綺麗に染まった赤ピンク色の髪が揺れた。どこか得意気に三白眼の気がある目を細めている。
「作ってあげる。次は小鳥と海のデザインで考えてるんだけど、お母さんは希望ある?」
「え!?」
私はびっくりした。さやちゃんが作ったやつなの!? さやちゃんはこっちの戸惑いを置き去りにしてイキイキとデザインの提案をしてくる。
「ネコが一番好きなんだっけ? ウサギもいいとかこの前言ってたよね? 春夏秋冬で4種は作るつもりだったんだけど、具体的なイメージがあるなら合わせるよ?」
「ちょ、ちょっと!? リスちゃんさやちゃんが作ったの!?」
やっと聞くとさやちゃんは得意気に頷いた。
「うん! 私ガラス細工がやりたいの!」
「えええええっっ!? うそっ!!?」
思わず大声を上げていた。さやちゃんはムッとするけど、だってだって! 私はお洋服のボタン付けだって苦労するほどのぶきっちょさんなのよ!? お父さんも大工なんかからっきしだし、そんなふたりの間にどうしてこんな手先の器用な娘が生まれるのよ!!?
だからいきなり美大に行きたいなんて言い出したのね!? 私は別にお父さんみたいに昔果たせなかった夢を娘に果たさせたいなんて理由で有名私立大学に入れたいなんて思ってなかったけど、下手の横好きが業界に入って痛い目見るくらいなら普通の大学か短大に入った方がいいと思ってた。芸術なら趣味でもやれるもの。そこそこの会社に就職して安定した生活の合間に楽しむ方が安全でしょう?
だからお父さんが反対するに任せていたんだけど、まさかこんな凄いものが作れる子だったなんて!
「嘘じゃないよ! 本気なんだから!」
さやちゃんがさっきドアの向こうで上げたみたいな尖った声を上げる。私はそういうことなら応援してあげたいし、無理に軌道修正させてもうまくいかなくなるだけかもって思うんだけど、どうにも不安になってしまった。
「で、でも食べていけるの? お母さんはリスちゃん好きだしさやちゃんすごいって思うけど、そういう業界に行けば同じようなレベルの人がたくさんいるんじゃないの?」
「分かってる。でもあたしは挑戦したいの! やってもいないうちから諦めるなんてできない。あたしの作品でたくさんの人を癒したい!」
懸命に話すさやちゃんに私はドキドキした。夢見てるんだ。すごいなぁ。そうよね、生まれてきたからには自分なりの道を進みたいわよね。
「お母さんはうまくいかなかったときのことを心配してるのかもしれないけど、たとえそうなったとしても道は他にもちゃんとあるから。中・高の美術の先生になったり、デザイン会社に就職したり。結局どの学部を選んでも分野が変わるだけで似たようなものだから!」
さやちゃんったら、ちゃんとそこまで考えてるじゃない!
寝耳に水だった。言われてみればそういうものかもしれない。昨日さやちゃんはこの話をしようと一生懸命になっていたんだ。私はなんとか道を踏み外させまいとして必死になってしまってて、さやちゃんの話を聞いてみようなんて思いもしなかった。
私……さやちゃんにひどいことしたんだぁ。怒らせて当然だった……。さやちゃんの気持ち、なんにも考えてなかったぁ……。
「ごめんね、さやちゃん……さやちゃんはすごく真剣に考えてたのに、お母さん昨日聞こうともしなかったね」
「えっ!?」
私が涙ぐむとさやちゃんはびっくりしたみたいだった。でも慰めるように私の背中に手を置いてくれる。
「分かってくれたならいいよ。あたしもイヤな態度取ってごめん」
「さやちゃん~~!」
私が抱きつくとうんうんと頷いて背中を叩いてくれた。優しい子。そうよね、母は娘の夢を応援するものだし、父親の傲慢から娘を守ってあげるものだわ。
それにあんなに可愛い癒し系のガラス細工が作れる娘の才能を握り潰したりしたら神様に怒られちゃう。だって世界の損失になるもの。いろんな人がさやちゃんの作品にほわっとなるんだって想像すると、今からわくわくしてきちゃう!
幸い塾代なら私のヘソクリがあるわ。もしものときのために取っておいたやつ。今がもしものときなんじゃない? 今どき嫁入り費用っていっても実際に結婚するかどうかなんて分かんないんだし、使ってもまた貯めればいいし。
なんか楽しみになってきたわ。この子は他にどんな作品を生み出すのかしら? ウサギちゃんにトリさん、ハリネズミちゃんとかチョウチョさんなんかもいいわね!
見たい見たい! 早く見た~い!
私、決めたわ!
「さやちゃん、お母さん応援する!! さやちゃんのファン第1号だもの! 協力しない手はないわ!!」
「えっ!? ほんとに!?」
さやちゃんは目を輝かせた。私は力強く頷く。
「まっかせなさい! お父さんには内緒にしましょ! 調子だけ合わせておけばバレないわ! 事務的なことは私に任せっきりだし、事が思い通りに進んでさえいれば何も聞かない人だもの!」
「なんか……後が怖くない?」
「大丈夫よ! お母さんが守ってあげる! まあ、入学したらバレるだろうから家を出た方がいいかもしれないけど……作品を作ったら写真送ってね? たまにでいいから遊びに来るのよ?」
「うん……分かった」
今度はさやちゃんが涙ぐんでる。
「ありがとう!」
「あらあら、まだ甘えん坊ねぇ」
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はじめまして。小説を拝見いたしました。
芸術活動を行う人のファン1号ってやっぱり「親」だと思います。
反対はするけど、最後は認めてあげる、そんな親の心情がとても良く書かれています。
はじめまして。感想ありがとうございます!
褒めていただけて嬉しいです。
娘の将来のことを心配するからこそつい反対してしまうのが親心ですが、挑戦したいという娘の気持ちも大切にしてあげられるといいですよね。