花魁紫吹の門出

デートで外に出る時

いとは、ある日渋谷様とのデートに行く事になった。そこである事を決行しようといとは考えた。

前回と同じ団子屋に来て団子を食べ終え、出ようとする旦那様渋谷様をに想いを伝えた。

「旦那様渋谷様、私一つお願いしたいことがありんす。…嘘か誠か分からないのですが、数万年に1人の美少女花魁という名を馳せていた山吹姐さんのことでありんす。あの姐さんは、位がとても高かったのに、分け隔てなく皆に厳しく躾けてくださりんした。そのおかげで今のあちきをがいるんでありんす。…旦那様渋谷様どうか彼女を身請けしてくださりませんか？」

と旦那様渋谷様に聞くと、

「その噂は本当だよ。この間、見かけた。いとの気持ちはよくわかったけど、僕だけではどうしようもない話だから、帰ってなみに相談して、それから決めるね。いい返事ができるように僕もなみを説得するから待っててね。」

と言われて、帰路につく2人であった。