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21歳の底無し沼
11月16日
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そして約束の11月16日がやってきた。5区でそのイベントが行われるので、5区に集合という話になった。5区は駅が大きくどこの改札かまでは決めていなかったので、私は地下鉄の改札を出ずに待つことにした。すると約束の時間の5分後
「未来ちゃん。ごめん。仕事が長引いて、今から行くから30分後にはそっちに行けると思うからIKOI21のヘビーズでも見て待ってて」
と羽衣ちゃんからメッセージが来た。IKOI21はファーストフード店が多く立ち並んでいるが、そこに入っているベビーズは私の好みではなかった。私にはフリフリがついていて似合わないのが見てわかる。が、集合場所がそこになったのならと思い、ベビーズに向かった。
30分後羽衣ちゃんはべビーズに現れた。そして、
「未来ちゃーん遅れてごめんね!じゃあ、行こっか!」
と悪びれる様子もなく私の前に現れ、
「仕事が長引いてお腹すいちゃったし、カフェでケーキでも食べようよ!」
と言い私は断りきれずに
「お疲れ様!じゃあまだ時間あるし、カフェ行こっか!」
と言ってしまった。そこで2、3時間時間を潰し、6時から始まるmake friends cafeに向かった。ネットに書かれていた住所は5区の最も人通りが多い所の一本入った静かな通りにあるビルの4階と記されていたので、知らないビルに入るのは少し抵抗があったがビルに入って4階へ上がった。受付で名前を言い、番号のプレートと参加者の名前や好きなことなどが書かれた紙が渡された。番号の名札をつける様言われたのでつけて会場へ入った。
用意されていたジュースを手に取り、空いてそうなテーブルへと向かった。立食パーティー式なので、ジュースを片手にお菓子を食べていたら同じテーブルで隣にいた女性2人が話しかけて来た。
「ここくるの初めて?」
と背の高い女性が声をかけてきた。
「はい。こう言うの初めてで緊張してます」
と私と羽衣ちゃんは話しかけられた安心感でそう答えた。
すると背の高い女性は
「私は百合子でこっちのちっちゃいのがリラって言うんだ。ちなみにもう1人遅れてくるともだちもいるんだー。」
と言った。
さらに羽衣ちゃんは
「ここで出会いとかあったりするんですか」
と目を輝かせて百合子さんに聞くと、
「私らは婚活目的でここにきてるから!出会い求める年頃なのよー!私28なんだけどね。2人は彼氏いるの?」
と聞かれたので
「いないですよー。」
と私と羽衣ちゃんは声を揃えていった。羽衣ちゃんは百合子さんの友達と同じ保育系の職業だったため、最初の方は一緒にいたが、途中から私は1人になって壁に突っ立っていた。そう言う人もちらほらいて、そこで私は雰囲気が合いそうな人と話し、時間を潰していた。私なんでここにきたのだろう。。こんな紙切れで人のことを知ろうだなんてちゃんちゃらおかしいと思った。職業、年齢、名前全部嘘くさく会場に入った時から思っていた。壁に近いテーブルの人と目が合ったので寄って行って話したりもしたが、私の心の中ではさっき別の人と同じ話をしていた時と答え違ってるじゃんだと思っていた。例えば、番号から職業欄見て
「〇〇って大変そうなお仕事ですよね」
と言う質問に
「そんなことないよー」
と答えていたのに、
私には
「そうなんなよねー。めっちゃ大変でさー」
と笑いながら愚痴ぽく、答える人がいた。あまり話していないのに連絡先を何人もの人に聞かれ、断るのがめんどくさいと言う理由と羽衣ちゃんに対する謎の対抗心で連絡先を異性同性問わず交換していった。
make friends cafeが8時に終わり、百合子さん達から
「これから二次会やらない?」
との二次会のお誘いがあった。私は正直もう帰りたかったが、羽衣ちゃんは目を輝かせて
「ねぇ、未来ちゃん!私二次会参加したいから一緒に行こうよ!」
と言われ断れなかったので、人数が多い方が自分の情報を開示しなくて済むと思い、壁際で1人でいたときに目が会い話しかけた自称SEの男性にも声をかけ、12人で二次会へ行くことになった。
会場を出ると、居酒屋らしきものが近くに見当たらなかったのでキャッチのお兄さんに店を手配してもらって、お店へ入っていった。みんなお酒を呑んで、連絡先を交換や開放的になって、イチャイチャし出す人もいた。私はこう言う得体の知れない人と呑むとこの人の言ったことはこの人はこうで~と言う感じに暗記してしまうので疲れていたが、それを見せたら、場が白けてしまうと思い、笑顔でその場を乗り切った。その後タピオカを飲みに行く流れになり、6区へ移動した。しかし、タピオカ店は11時にはもう閉まっていた。それでもタピオカを求め続ける流れになり、諦めて帰ることになったのは11時45分。結局その日家に着いた頃には日付が変わっていた。何て疲れた1日だったのだろう。
「未来ちゃん。ごめん。仕事が長引いて、今から行くから30分後にはそっちに行けると思うからIKOI21のヘビーズでも見て待ってて」
と羽衣ちゃんからメッセージが来た。IKOI21はファーストフード店が多く立ち並んでいるが、そこに入っているベビーズは私の好みではなかった。私にはフリフリがついていて似合わないのが見てわかる。が、集合場所がそこになったのならと思い、ベビーズに向かった。
30分後羽衣ちゃんはべビーズに現れた。そして、
「未来ちゃーん遅れてごめんね!じゃあ、行こっか!」
と悪びれる様子もなく私の前に現れ、
「仕事が長引いてお腹すいちゃったし、カフェでケーキでも食べようよ!」
と言い私は断りきれずに
「お疲れ様!じゃあまだ時間あるし、カフェ行こっか!」
と言ってしまった。そこで2、3時間時間を潰し、6時から始まるmake friends cafeに向かった。ネットに書かれていた住所は5区の最も人通りが多い所の一本入った静かな通りにあるビルの4階と記されていたので、知らないビルに入るのは少し抵抗があったがビルに入って4階へ上がった。受付で名前を言い、番号のプレートと参加者の名前や好きなことなどが書かれた紙が渡された。番号の名札をつける様言われたのでつけて会場へ入った。
用意されていたジュースを手に取り、空いてそうなテーブルへと向かった。立食パーティー式なので、ジュースを片手にお菓子を食べていたら同じテーブルで隣にいた女性2人が話しかけて来た。
「ここくるの初めて?」
と背の高い女性が声をかけてきた。
「はい。こう言うの初めてで緊張してます」
と私と羽衣ちゃんは話しかけられた安心感でそう答えた。
すると背の高い女性は
「私は百合子でこっちのちっちゃいのがリラって言うんだ。ちなみにもう1人遅れてくるともだちもいるんだー。」
と言った。
さらに羽衣ちゃんは
「ここで出会いとかあったりするんですか」
と目を輝かせて百合子さんに聞くと、
「私らは婚活目的でここにきてるから!出会い求める年頃なのよー!私28なんだけどね。2人は彼氏いるの?」
と聞かれたので
「いないですよー。」
と私と羽衣ちゃんは声を揃えていった。羽衣ちゃんは百合子さんの友達と同じ保育系の職業だったため、最初の方は一緒にいたが、途中から私は1人になって壁に突っ立っていた。そう言う人もちらほらいて、そこで私は雰囲気が合いそうな人と話し、時間を潰していた。私なんでここにきたのだろう。。こんな紙切れで人のことを知ろうだなんてちゃんちゃらおかしいと思った。職業、年齢、名前全部嘘くさく会場に入った時から思っていた。壁に近いテーブルの人と目が合ったので寄って行って話したりもしたが、私の心の中ではさっき別の人と同じ話をしていた時と答え違ってるじゃんだと思っていた。例えば、番号から職業欄見て
「〇〇って大変そうなお仕事ですよね」
と言う質問に
「そんなことないよー」
と答えていたのに、
私には
「そうなんなよねー。めっちゃ大変でさー」
と笑いながら愚痴ぽく、答える人がいた。あまり話していないのに連絡先を何人もの人に聞かれ、断るのがめんどくさいと言う理由と羽衣ちゃんに対する謎の対抗心で連絡先を異性同性問わず交換していった。
make friends cafeが8時に終わり、百合子さん達から
「これから二次会やらない?」
との二次会のお誘いがあった。私は正直もう帰りたかったが、羽衣ちゃんは目を輝かせて
「ねぇ、未来ちゃん!私二次会参加したいから一緒に行こうよ!」
と言われ断れなかったので、人数が多い方が自分の情報を開示しなくて済むと思い、壁際で1人でいたときに目が会い話しかけた自称SEの男性にも声をかけ、12人で二次会へ行くことになった。
会場を出ると、居酒屋らしきものが近くに見当たらなかったのでキャッチのお兄さんに店を手配してもらって、お店へ入っていった。みんなお酒を呑んで、連絡先を交換や開放的になって、イチャイチャし出す人もいた。私はこう言う得体の知れない人と呑むとこの人の言ったことはこの人はこうで~と言う感じに暗記してしまうので疲れていたが、それを見せたら、場が白けてしまうと思い、笑顔でその場を乗り切った。その後タピオカを飲みに行く流れになり、6区へ移動した。しかし、タピオカ店は11時にはもう閉まっていた。それでもタピオカを求め続ける流れになり、諦めて帰ることになったのは11時45分。結局その日家に着いた頃には日付が変わっていた。何て疲れた1日だったのだろう。
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