大人になっても断れない私

変化する私

ファミレス

ファミレスに着くと、

「いらっしゃいませ！何名様ですか？」

と店員さんに尋ねられ、

「後から1人来ます。」

と勝手な事を発言した。

誰か来るの？？？？？知ってる人？？？？私は何も聞いていない！！！！誰か来るならせめて一言何か言っておいて欲しい！！！

と言うもやが私の心を包んだ。しかし、考えようによっては、

こいつと2人っきりじゃない！！！

と言う喜びも、もやがかかった私の心のどこかにあったと思う。

「先方は、さっき連絡したんだけど、あと20分ぐらいで着きそうらしいから、、、そういえばお腹空いてる？なんか頼む？」

と聞かれて、私は、

遅れてくるって言ってる人って…多分私が知らない人って事だよね…。しかも話聞いてると歳上な感じが、先方っていう言葉から、感じ取れた。

と思い、

「私は…あんまお腹減ってないやー！ちなみになんか頼む？」

と問いかけると、雅人は、

「俺もお腹減ってなくて。…じゃあ、先方が来るまで、、、なんか、、、話してよっか！」

とド下手な提案をされ、

誘ったなら、責任持って、気まずくない空気を作るとかそう言う創意工夫はないわけ？

と思っていた。そもそも私は何で来たんだろう。という思いでいっぱいだった。

「…あのさ、未来って…今何してるの？」

と、徐に黒いリュックサックから、ノートとペンを出して、何やら書き取りを始めていた。

何でアンタにに事情聴取みたいな事をされなあかんねん！アンタは何がしたいねん！意味わからんわ！

とエセ関西風なツッコミを私の中でしていた。