大人になっても断れない私

瑠奈ちゃんとの関係

瑠奈ちゃんの行動

「私はバスで帰るね！二人は地下鉄だよね！〇〇駅まで一緒だね！じゃあ、私だけここでバイバイだね！また遊ぼうね！」


と言い瑠奈ちゃんは一人バス停まで向かって歩いてさっていった。


ちょ…ちょっと。瑠奈さん。初対面で、あまり会話弾んでなかったの見てわからなかったかな？…そんな子と一緒に帰るのは避けて通りたかった。けど、同じ方面ということもあり、それができなかった。


「そうなんだね！じゃあ、一緒に地下鉄の乗り場まだ向かおっか…。」



と私は社交的に振る舞った。


瑠奈ちゃんがいないと、話題に困ってしまった。



「未来ちゃんって…どんな人と普段、遊んでるの？」


と急に由麻ちゃんに尋ねられ、



「んー。友達に街コンに連れていかれたんだけど、そこで知り合った人と遊んだりしてるよ。でも、そこは名前も年齢も確認されないから本当のこと言ってるかは分からないから、私も少し嘘混ぜたりしてる。」



と言うと由麻ちゃんは低い声のトーンで、



「へぇ…。未来ちゃんって嘘つきじゃん。」



と小声で言われたが、私は聞こえてないふりをした。