大人になっても断れない私

七瀬蓮

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瑠奈ちゃんとの関係

羽衣ちゃんの運転

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運転席には羽衣ちゃん。助手席には瑠奈ちゃんが座っていた。


「未来ちゃん!お待たせー!いやー。ごめんね?昨日話してたら寝るのが四時半くらいでさー。寝過ごして、慌てて準備してきたのー。そしたらなかなか髪の毛まとまらなくてぇー。いつもならすぐにまとまるのに、すっごい萎えるー。あ、未来ちゃん後ろ荷物乗せてあるけど、うまいこと載ってね。」


と私に愚痴をこぼしてきた。


いや…1時間待たされた私って…。


良かったー。2人とお泊まり旅行に行かなくて。私は寝る時間はガッツリ確保したい派なので、そんな事されたら次の日不機嫌になるのが分かっている。二日目の雰囲気が悪くなるのが自分で分かるため、睡眠時間を確保できる保証がない友達とお泊まりをするつもりはなかった。私の予想は当たっていた!


「瑠奈ちゃんも朝から大変やったんやね。今日は羽衣ちゃんが運転するんだね。ごめん。私ペーパーだから、よろしくお願いします。」




と言い、セカンドシートの荷物をかき分け私は乗り込んだ。


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