私に勝ってるって思ってる?

七瀬蓮

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sweet time

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「それでは、私はこれで失礼致します。」

と言い、バーバラは退出した。

「メアリー。入っていい?」

とノックの後にそう声がした。旦那様のパトリック様がいらっしゃったのが分かった。


「はい。どうぞ。」

と声をかけて、走って扉の方までかけていくと、

「メアリー。今日からよろしくね!婚約受け入れてくれて嬉しい。大好きだよ。とはいえ、まだこの家や環境に慣れなくて戸惑ってると思うから、今日は世の中バレンタインだしチョコレート!持ってきたから一緒に食べよう?」

と言い、差し出されたカゴにはチョコレートがたくさん入っていた。

「美味しそう!」

と言い、ぱぁーっと、表情が明るくなったのを見て、

「これとか美味しいよ?」

と、個装の袋からチョコレートを取り出し、パトリックは手にとって、メアリーの口へと持っていくと、

「いただきます。」

と言いパクッとチョコを頬張った。

「美味しいです……!」

と感動でうるうるしているメアリーの口元を顎をくいっと手を添えて指先で唇を撫でながら、

「メアリー。かわいいよ。君を食べちゃいたい。」

と熱い視線を送られていることに気がついて、

「パトリック様。私これから何が起こるか全く分からないんです……!」

と言うと、

「そうだろうね。でも僕に身を預けてくれたらいいから。このチョコもおいしいよ?」

と別の種類のチョコをもう一個メアリーの口に入れた。

「美味しいです……。すごく。」

とうっとりしているメアリーを見て、パトリックは、メアリーを抱きしめた。
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