二分の一の命

七瀬蓮

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葛藤

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律は箸でうどんを二、三本掴んで、


私は食べられるだろうか……。
吐いてしまって苦しい思いする羽目になるのかな……。それは嫌だな……。でも、食べてみたい。


と言う葛藤の中、律は


新しい命を期間限定でもらったのだから、体験してみたい!


と言う好奇心で、うどんを口に運んだ。


「……おいしい!」


と感動する律を麗央は微笑ましくみていた。
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