魔法学校 逃げられない運命

七瀬蓮

文字の大きさ
上 下
38 / 96

授業後

しおりを挟む
「じゃあ今日やったところの改善点を各々自己分析して明日までに提出する課題を出す!今日の授業は終わりだ。みんな気をつけて帰れよ。」


という声がしてみんな一斉に走り出した声にかき消されそうになりながら、


「クロウザ。あのさん人に聞いたら、


「教えてもいいよ!」



って許可を得られたから、授業後好きに教室を使うといい。ただし。」


と言いかけたところで、



「クロウザー!ごめん。寮に入ると話せないから今のうちに話しておきたくて。…あ!先生!私もその課外授業受けたいです!」


とカーテンの隙間からひょっこり顔を出した。



「ビーナがいるのは分かっていたが…もう明日から、他の教員がいないときは、自由参加型ナイショの特訓をつけるよ。明日の朝みんなに話す。君らはdustクラスから、早く脱却したいんだね。いい心がけである!」


とヘイナー先生に言われて


「はい。お願いします。」


というクロウザに、


「先生?私たちは終わりと言われてるdustクラスと言い渡されて、凄く絶望しました。でも、先輩方を見てたら、クヨクヨしてる時間が勿体無いと思えたんです。早く最前線に立てるよう頑張ります!」


というビーナであった。

しおりを挟む

処理中です...