魔法学校 逃げられない運命

七瀬蓮

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実戦

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座学を終えて、いよいよ実技の時間がやってきた。



「皆、この訓練は非常に危険が伴うので、注意する事。それから、二人人組を今からこちらで指定するから、そのペアになった者と一緒に訓練をする事。そして、訓練の最中はこれをつける事。」


とヘイナー先生は、長い紐に輪っかが、三つついているものをみんなに見せた。


「これは連携授業の一環だ。ここに三つ輪っかがあるが、二つはペアで暴走時に止め合う為のものだ。そして最後の一つは、私か、クレアにくくりつけて、練習をしてもらう。もし、飛行中に暴走しそうになった場合、私か、クレアが全力で止めるから、安心して練習に励んでくれ。」


とヘイナー先生は言った。
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