私の愛する人

七瀬蓮

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決意

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紬は大樹と同じ空間にはあまり共にしてないとはいえ、大樹のところにいつまでもいるのは、甘ったれのいつまでも巣離れできないピータンではないか。ピータンとは、卵の中にいろいろ入れて、腐らせたものである。紬はチャットや律の影響を受け、それでも大樹の家から出られないピータンだと自分で思い、渚に、

「子猫たちの引き取り手って見つかりそう?」

とRINEを入れて、家を出る算段をたてようとした。すると、

「紬!ちょうど連絡しようと思ってた!子猫ちゃんたちの引き取り手が、3人見つかったんだけど、来週末、ちょうど子猫ちゃん達4ヶ月になるし、引き取ってもらう?それとも、顔合わせだけ私の家でやってそれから、しばらくして、引き取ってもらう?」

と連絡が来て、

「渚。ありがとう。来週末に3匹とも引き取ってもらう方向で話を進めてもらってもいいかな?続きは、また会社で話したい。」

とRINEを送ると、

「了解!じゃあ、引き取り手になってくれる人たちに声かけしておくね!」

と言う返信がきて、紬は大樹の家を出る決意を決めていた。
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