私の愛する人

七瀬蓮

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律の元へ

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電車と新幹線を乗り継ぎ、律の住む福岡まで向かった。律の顔は知っているが、どんな格好をしているのか、どんな体型なのか。身長は高いのか低いのか。何もわからないので不安になった。でも、それ以上に楽しみの気持ちが大きかった。



と思うと移動時間の3時間半は短く思えた。律との集合場所に無事に着くことができた。



と言うマイナスな考えが頭をよぎっていたら、

「…紬?」

と後ろから呼ばれる声がした。
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