私の愛する人

七瀬蓮

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連絡

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「バレンタインありがとう!」


と律が電話すると、



「律は私にくれないんだね、、、。もしかして、好きなのって私だけ?」


と不安になってる紬が電話に出た。


「ごめん。俺は前も言った通り、体は、女性だけど男脳だから、バレンタインって、渡した事ないんだ。不安にならなくても、俺には紬だけだよ?ホワイトデーは期待しててね。」


と言うと、


「うん!期待してるね!手紙にも書いたけど、いっぱいいっぱいありがとう!大好きだよ!」


と言われて、


「おれも!紬の事、誰よりも好きだから!」



度合いの確認をしあった後、電話を切った。そして、職場の人に、


「実は年上の彼女ができまして。ホワイトデーに何を渡そうか、考えてるんですけど、、、」


と、相談の電話をすると、


「その人の好きなものでもあげたらどうかな?」


と簡単に答えられたので、


「ですよね、、、。ありがとうございます。」


と電話を切ろうとしたら、


「結局気持ちが伝われば何でもいいと思うけどね。」


と言われて、



「なるほど。ありがとうございました。参考になります。」


と言いながらも、



わからねぇぇぇよ!!!



と律の心は叫び狂っていた。
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