私の愛する人

話し合い

プラネタリウムを後にした2人は、



「律。少し話がしたいんだけど、カフェにでも入らない？」



と言われて、近くのカフェに入った。落ち着いた雰囲気のカフェで注文を済ませて、紬は重い口を開いた。


「律。律はペット…家族がたっくさんいるよね？その食費ってどうしてるの？これからどうするつもり？私には



「動物は家族なんだから。大事にしないと。家族の時間大事にして。」



って言ったけど、律と2人で暮らすなら、たくさんの家族との時間が律は必要になってくるよね？…私との時間は？」



と尋ねた。ずっと紬が気になっていたことだった。



「その辺はもう考えてある。インコとハムスターは全員もう里親に出すことに決めて、里親さんまで決めてあるから、近々譲渡して、蛇2匹と暮らすよ。紬との時間を大事にしたいし、環境の変化に適応させることや、脱走した時とか考えてこれが最善だと思った。」


と律は寂しげな笑顔で答えた。