私の愛する人

香織の内心

香織はその言葉を聞くと、



「お姉ちゃん！福岡に移住するって本当？私はお姉ちゃんともっと一緒に過ごしたいよ…。一人暮らし始めたり、大樹さんと住み始めてから、お姉ちゃんが遠く感じるの。」


と不安な表情で言った。



「香織。不安にさせちゃってごめんね。…私と香織は歳が離れてるから、一緒に過ごした時間短かったよね。大丈夫。私が福岡に移り住んでもこっちに帰ってくるし、なんなら私たちの方に遊びに来てよ。これからもっと一緒の時間大切にしよ？」



と紬が言うと、



「俺も、紬の妹の香織ちゃんなら、大歓迎だよ！遊びに来てほしい！待ってるからね！」


と言うと香織は泣きながら頷いた。



「それじゃあ律さんも上がってお茶でも飲んでゆっくりしてってくださいな。」



と紬の母に言われて、みんなリビングに向かった。