私の愛する人

七瀬蓮

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二人のスタート

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紬の新しい職場が決まらないまま、福岡に移り住む日が来てしまった。


「律。おはよう。…今日から一緒に暮らせること凄く嬉しく思うんだけど…ごめん!まだ新しい職場が見つかってなくて…。なるべく早く就職先見つけるから…!」


と泣きそうになりながら朝の電話をしてきた紬に、


「今日は俺たちが一緒に住む記念日だから、泣かないで。紬は仕事も変わらなきゃいけなかったし…負担かけてごめん。でも、これからの事を話し合えると思うとわくわくしてるんだー!



紬。これだけは約束して。無事にこっちに今日辿り着いて。俺待ってるから!」



とにこやかな律の声を聞き紬は、


「うん。」


と言い新幹線に乗り込んだ,
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