私の愛する人

小百のワンマントーク

「ねぇ、累！お願い席かわって？久々に律の向かいに座りたいの。紬さん…。が隣に座りたいって気持ちは尊重するから、せめて向かいのその席を譲ってよー！」


と累に懇願した。



「え？だめだよ？律には紬さんがいるんだし、そんな邪な発言の後に席代われるわけないやん。紬さんの事も律のことも少しは考えな?そもそも遅刻してきて自分の要求だけ伝えるってどうよ?」


と言われて、


「そうだね。ごめん。」


と言い、累の横紬の向かいの席に着いた。


しかし、話しかけるのは律ばかり。たまに、累や、紬に話しかけたと思ったら、律との仲の良さのマウントだった。


私は律のことこんな一面も知ってるの！


と言わんばかりの発言に、律は、


「ごめん。累。今日は帰るわ。また連絡する。紬。ごめんな？嫌な気持ちにさせちゃって。俺が今すごい嫌な気持ちになってるから、紬もきっと同じだと思って……。今日は帰ろう？



……小百。俺は今、これから、紬しか愛せない。友達として合うつもりで今日は来たけど、もう着信拒否するから。変な期待持たせてごめん。累。とりあえず二万円置いていくから、精算して足りなかったりしたら、連絡ちょうだい！ごめんけど帰るわ。」


と言い律は紬を連れて2人で帰った。