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連れ去られた先

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連れ去られて

「今は猫ですから、身の安全のために、カゴに入れされてもらいます。」

と言われてカゴに入れられ車に乗せられ、屋敷らしきところについた。

「さぁ、姫様戻りますよ。暴れたりして怪我をしたら大変なので、このまま行きます。」

と声をかけられ、そのまま薄暗い部屋へと入っていった。


「おかえり。んー?うちのおてんば姫様は猫に姿を変えて行方をくらませてましたか。わたくしめが元の姿に戻しまする。」

と言い、怪しいお婆さんが私に向かって手のひらを向けた。


「ー、ー。ー、ー。」

何かを言っているようだが全く聞き取れなかった。
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