金米糖の淡い恋 3年後

七瀬蓮

文字の大きさ
上 下
16 / 25

しばらくしてから

しおりを挟む
しばらくしてから、


「幸。孝之さん。ちょっと良いですか?」


と幸の祖母が幸の部屋へとやってきて、


「うん。おばあちゃん。どうしたの?お母さんは?」


と幸は聞いた。


「幸。もう少ししたら、お母さん落ち着くと思うから、もう少しここにいてね。

孝之さん。和子と…やり直すって言ってくださりありがとうございます。この老婆、こんな嬉しい言葉を聞けるとは思ってませんでした。ただ、和子は急な話でまだ飲み込めてないみたいで…。また改めて和子と幸に会いにきてくれませんか?」


と言われて、

「もちろんです!」


と幸の父の孝之は、答えた。


「じゃあ、幸。また来るから。


和子!俺は本気だから!返事は急がない!必ず2人を前以上に幸せにする!
また来るから、その時また話せることを楽しみにしてるから。」


と和子のいる部屋に向かって、大声で言うと、


「じゃあ、お義母さん。またきますので。」


と言い、父は帰っていった。
しおりを挟む

処理中です...