【完結】恋に夢見て恋をする

あい

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準備

「美香ちゃんバケツあった?」
「あ、はい!」
「遅いからどうしたのかと思っちゃった。」
「すみません今行きます!」

とりあえずは保留になったけど。複雑だなぁ。
私はくるみちゃんの応援しなきゃだけど。
そのくるみちゃんのことを水沢君は好きで。
それを京香ちゃんと絵里ちゃんは応援してて。
あ~!頭こんがらがってきたぁ~!

「きゃ!」
「大丈夫!?」
「わ。す、すみません!」
「ううん!」

色々考えながら歩いていたら滑って転びそうになってしまったぁ。
そして支えてもらってる!

「ほ、ホントすみません!ありがとうございます!」

うわぁ。なんか男の人と触れ合うことなんて今まで全然なかったから。
なんか恥ずかし!
慌てて離れるけど。
初めてのことでドキドキするぅ。
漫画ではよくあるシチュエーションだけど。
実際にこういう状況になると読んでる時とは比べ物にならないぐらいドキドキする!

「良かったこけなくて!」

優しい笑顔!ステキだぁ!
今の笑顔でさらに一押しされてしまった!
重い荷物を持ってくれたり。
釣りの仕方を教えてくれたり。
そして今のこの状況!
どうしよう!町田先輩ステキだぁ~!!

「それでは結果発表です!優勝は我らがAチーム!!2位は…そしてビリはDチームでした!」

う、うそ。
ビリになってしまったぁ。
結構いけてると思ってたんだけどなぁ。
でも。
後半から町田先輩のことが気になっちゃって釣りどころじゃなくなっちゃってたかも。

「皆さんすみません私が足引っ張っちゃって。」
「美香ちゃん初めてだったんだし仕方ないよ!途中結構釣れてたじゃん!」

うわぁ~町田先輩またまた優しいフォロー!

「しょうがない。片付けするぞ~!」
「は~い!」

使った道具を各班から回収して用具置き場へ返却。

「他の奴らはBBQの準備な~!」
「うい~す!」

夜ごはんのBBQ。絶対美味しいでしょう!楽しいでしょう!
また町田先輩とも話せたりするかなぁ~。
うふふ。

「何一人でにやけてんの?」
「う。」

木村良太。
せっかく人が幸せモードになっているのに。

「これよろしく。」
「はいはい。」

言われなくてもちゃんと片付けますよ~だ。

「良太君!ちょっと上手く火が着かないんだけど手伝ってくれる?」
「おう!今行く~!」

く~!この二重人格男!!
くるみちゃんもこんな男のどこがいいのか?
いっそうのこと水沢君にしちゃえばいいのに!
そしたらハッピーエンドなのに!
ってダメダメ。
せっかく頼まれてるんだからしっかりお役目果たさなきゃ。
ふぅ~やっと全部運び終わったぁ。
う。ちょっと手が生臭いから洗おう。

「ついでにこの野菜も洗っといて。」
「え~。」

なんでよ~木村良太の意地悪~。
私もあっちで皆と一緒にわいわいBBQの準備したいのにぃ。
早く終わらせて合流しよう!

「洗えた?」
「もう終わりました~!」
「じゃ~俺これ持っていくからこっちの追加で洗っといて。」
「えぇ~!」

ちょっと~なんなのよ~も~!!
ひどい。ひどい!ひど~い!!
なんなの?
意地悪過ぎでしょ!
よし!今度こそ全部洗い終わったよ!

「美香ちゃん野菜ありがとう!こっちで切るよ!」
「私も一緒にやるよ!」
「うん!」

やっと皆と一緒に準備できるぅ。

「なんか皆いつもと違う雰囲気でいいよね!」
「サッカーしてる所ももちろんかっこいいけどさ~皆で遊ぶとかってなかなかないし新鮮だよね!」
「確かに!夜に肝試し大会あるらしいよ!」
「あたしもそれ聞いた!」
「結構怖いらしいよ~。」

どうしよう。私そういうのすごく苦手。

「でも人数的に絶対男子と組めるよね!」
「誰となれるかなぁ?良太君とだったらラッキー!」
「きゃはは!」

いや。それはアンラッキーだよ。
恐がってても普通に置いていかれそうだし。
むしろわざと恐がらせてきたりしそう。
ムリ。絶対組みたくない!!
くるみちゃん組めればいいのになぁ。
いくら木村良太でもくるみちゃんには優しそうだし。
可愛いってお得だなぁ~。

「男子同士とかも面白いよね!どんな感じなんだろ?」
「手つないでたりしたらウケる~。」
「あはは!」

「野菜切れた?」
「良太君!」
「切れたよ!」
「じゃぁ俺こっちの持っていくよ!」
「ありがとう!」

また爽やかなオーラ出しちゃって。偽木村良太め。

「良太君って気が利くよね~!優しいし!」
「さっきから色々動いてくれてるもんね!」

確かに色々な所に呼ばれては手伝ったりはしてるけど。
でも皆そんな上部にだまされちゃだめだよ~!

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