【完結】恋に夢見て恋をする

恥ずかしさ連発

「そろそろ飯にする～？」
「そうだね！」
「動いたらお腹すいちゃった！」
「私も～！」
「お！あいつらいい感じじゃね！？」
「ホントだ！」
「あ。皆来た！お帰り～。」
「俺ら戻ってこない方が良かったか～？」
「な、何いってんだよ！」
「照れんなって！」
「うるせ～な～。」

水沢君照れてるけど嬉しそう。
いいなぁ～いい感じだなぁ。

「あっちの方にお店あるし行ってみよう！」
「うん！」

私急いでシャツを着る。
いくらなんとも思われてなくってもわり自身が恥ずかしい。
やっぱり私木村良太のこと意識しちゃってるんだぁ。
知らず知らずのうちにドンドン意識しちゃってたんだ。

「いかね～の？」

うわ！本人がいた！

「え。あ。行く！あれ？行かないの？」
「皆行っちゃったし。荷物みてるかな。まぁさっちゃん勇介あたりが何か買ってきてくれるっしょ。」
「そ、そうだね！」

え。つまりそれって私もここにステイってこと？
うわぁ～なんかどうしよう。

「もしかして日焼けとか気にしてんの？」
「え？」
「すぐ上羽織ったりしてるから。」
「え。あ。これは別に。」

これは日除けというよりは体型隠しの為なんだけどこんなこと恥ずかしくて言えないし。

「美香もこういう水着持ってんだな。」
「え！？」
「いや。ちょっと。予想外っつ～か。」

な、なに？それってどういう意味？
やっぱりこういう今時の水着は似合わないってこと？
ほらぁ。だからこんな水着にしなきゃよかったぁ。
まぁちゃんのバカぁ。
何がこれなら良太君もイチコロだ！だよ。
って別にそういうのを狙って着てきたわけじゃないけど！
でも～！！

「だよね～。皆スタイルもいいし！かわいいし！あたしのなんて。」
「いや。そういう意味じゃなくて。」
「い～よ今さら！もう言われなれたし。」

そうだよ。いつものことだもん。

「お待たせ～。二人の分も買ってきたよ～。」
「さっちゃんありがとう！」

良かったぁ二人帰ってきてくれて。

「これ美味しそうでしょ！？」
「うん！」
「なんかね！カップル限定メニューらしくって！ストラップもついてきたの！」
「へ～！可愛いね！色ちがいなんだぁ。良かったね！」
「あ。これ美香達のだから！」
「え？」
「はい！」
「え！？」

え？私たちに！？

「おう！サンキュー。うまそう！いただきま～す。」
「ほら！美香も食べて食べて～！」
「あ。うん。ありがとう！」

一応ストラップまで受け取ってしまったなくど。
木村良太もストラップ受け取ってるけど。
いいのかなぁ？
さっちゃん達のじゃないの？
だってカップル限定メニューでしょ？
私達カップルじゃないし。
ま、待って！
もしかしてこれってまた私が一人で過剰に意識しちゃってるパターン！？
しまった！
木村良太だって普通に流してるもん。
またやってしまったぁ～。お恥ずかしい。
味もよくわからない程恥ずかしい。
意識するってこんなに恥ずかしいことなんだぁ。