公爵家三男に転生しましたが・・・

騎士団長

アレク達が来ない日に厩舎に騎士団長と部下の

騎士２名が厩舎にやって来た。


厩舎人「騎士団長様、お久しぶりでございま

す、、今日はどのような、、、」


団長「知らせもせず、いきなりで済まない。

騎士の採用試験などで忙しくてな！今日は久し

ぶりにあの暴れ馬に会いに来たのだ！通えば私

の事を認めてくれるだろうからな！」



厩舎で軍馬を買うには軍馬が認めた相手ではな

いと売って貰えない。プレートを飼い主に付け

させるのは軍馬の意思確認の意味もあった。



厩舎人「あ、あの、、あの軍馬ですが、、」


団長「ん？どうした？」


厩舎人「飼い主が決まりました」


「「「はっ？」」」


騎士１「団長でさえ乗りこなせなかったあの軍

馬を誰が、、」


団長「あの暴れ馬が認めたのか？」


騎士２「あの軍馬が、、、認めた、、」


厩舎人「はい、暴れず顔を舐めたり、乗せた時

にはゆっくり落とさないように動きます」


団長「誰が、あの暴れ馬を懐柔出来たのか教え

て欲しい！」


騎士１「私も知りたいです」


騎士２「私もですよ」


厩舎人「あ、あの、、ルーウェンス公爵家の

ご子息のアレク様です」


「「「！！！！！」」」


団長「ルーウェンス公爵、、、」


騎士１「アレク様って、、」


騎士２「聖獣様を授けられた、、、」


団長「そうか、、、わかった、、」


騎士団長と騎士２名は厩舎から騎士団の方へ帰

った。



騎士団長達は仕事に戻り、その日の仕事を終わ

らせた。


騎士団長は夕方、貴族街のある屋敷に向かった


執事「お帰りなさいませ、、屋敷に帰られるの

はお久しぶりにございますね」


団長「久しいなー、ところで母上か父上は？」


執事「もうすぐ夕食の時間ですのでダイニング

ルームに来られます。一緒にお食事なさいます

か？すぐに用意出来ますが、、、」


団長「なら、、頼む」


執事「はい、後、、自室で着替えて下さいませ

服なども用意致します」


団長「わかった」



着替えてからダイニングルームに入った団長

だが、、、


ローズ「久しぶりに帰って来たと思ったら、、

何かあったの？」


前公爵「とりあえず座りなさい」


団長「父上、母上、セーガ！お久しぶりです、

忙しく、連絡せずに、、」


セーガ「叔父様？大丈夫ですか？」


ローズ「あらっ？振られたのかしら？」


団長「・・・・・」


セーガ「えっ！叔父様が振られたのですか？」


前公爵「セーガ！相手が女性とは限らん」


団長「私が手懐けようとしていた、、軍馬が」


ローズ「はぁー、軍馬がなんですの！軍馬より

結婚して欲しいわ！」


団長「セーガ！とっても素晴らし軍馬なのだ！

懐いてくれなかったが、、時間があれば厩舎に

通っていたのだ！だが最近は忙しく、、」


セーガ「わかりました。その軍馬がどうかした

のですか？」


団長「ルーウェンス公爵家の三男アレク子息に

すぐに懐いたそうで買われた後だっ、、、」


ローズ「あらっ、、さすがねぇ～」


前公爵「やはり、違うのう」


セーガ「うわぁ～、見たいな～」


団長「父上、母上！セーガまで酷いですよ！

私は何度も通って、いたの、、」


ローズ「通えば懐くのですか？」


団長「いえ、、ですが、、」


前公爵「諦めなさい」


レーウェンス公爵の弟で前公爵の次男は騎士団

長をしていて、優秀だが、軍馬に対しては中々

懐かない軍馬を手懐けるのが生き甲斐だった。


団長「ルーウェンス公爵のアレク子息に会わせ

て欲しいのですが、、、」


ローズ「会ってどうするの？」


団長「軍馬とどのように接してるのか知りたい

のですが、、」


ローズ「ルーウェンス公爵家に自分で手紙を出

しなさい」


前公爵「久しぶりに帰って来たと思えば、」


セーガ「僕も見たいので付き合いますよ！です

が叔父様が手紙を出して下さい」


団長「わかりました、、」