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2章レルス王国編
エマの武器
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キリアダンジョン2階層
キリアダンジョン一階層目は俺の4本の鎖で出会ったモンスターを片っ端から切り刻んだ。一応5本までは操ることが出来る。だが中々に6本の壁が高い。
鎖の柔軟性を活かすのは結構難しい。知覚の問題があるからな。これ以上操ろうとすると脳では処理が難しくなる。これは少しずつ慣れていくしかないが。
ちなみにだが俺の戦い方を見たエマとルアは2人とも驚いていた。特にルア。
まぁ、前回はスライムにさえ攻撃できなかったからな。今なら八つ裂きにできる!
「ねぇタイチ!私も装備していいかしら!?」
「おぉ。いいぞ。」
エマは自分のアイテムボックスから自分の武器を取り出す。俺とルアはダンジョンに入る前から腰に剣を携えていたんだがエマにはそうはさせていなかった。
さて、その間に実験するか…。
「ルア、前に言ってた実験をしたい。手伝って貰えるか?」
「うん!分かった!」
俺がするのはダンジョン内での実験。ラギルダンジョンでは余裕がなくて思いつかなかったが試してみたいことが2つある。
まず一つ目。
「ゲート」
俺はゲートを使う。行先はビーストギルド。もしこれが成功すればビーストギルドで快適な睡眠を取りながらダンジョンを攻略することが出来る。結果は…
「失敗だね。ゲートがちゃんと開いていないよ。」
失敗だった。これでひとつ分かったが初代勇者の仲間の空間属性使いは今の俺より強かったのだろう。今の俺ではどうやっても空間魔法を邪魔するなんてことは出来ないからな。どうやってそんなことをしているのか想像すらつかない。
「それじゃあ2つ目だ。頼むぞルア。」
「うん!任せて!」
俺は拳に力を込める。ルアも雰囲気が変わる。
「ハァァァ!!!」「フレイムショット!」
ドゴォォォォォン!!
同時に地面を攻撃して見るが…。
「ダメだったね。」
「そうだな。」
結果は失敗だった。地面に全力で攻撃することで穴を開けて3階層に行こうとしたが地面は変わらずそこにあった。少しは削れていたが完全に崩れなかった。つまり物理耐性も魔法耐性もダンジョンにはかなりあるということだ。
逆に言えば全力で戦ってもダンジョンが崩れることは今のところ可能性としてはゼロに近い。ルアは特に火力が高いからその事実がしれただけで良しとしようか。
「な、何してるのよ!?ビックリしたじゃない!」
後ろでは既に装備を整えたエマが尻もちを着いていた。
「あぁ悪かったな。実験してた。」
「実験する前に一言言いなさいよ!」
「ごめんね?エマちゃん忘れてた♪」
「うっ…。なら仕方ないわね!」
ルアの素敵な笑顔に納得したみたいだ。最強だな。俺も逆らえる気がしない。ダンジョンに意思があればこんな壁簡単に通してくれるんじゃないか?
「準備は出来たか?」
「えぇバッチリよ!」
エマは腰にホルスターに入れた二丁の銃を携えている。エマの武器は銃。一応銘はあるらしい。確か…カムイという銘だった。
ガルのじいさんに頼んで銃とかなりの銃弾を作ってもらったのだ。ちなみにガルのじいさんに頼んで銃の販売は禁止させてもらった。まぁ、手っ取り早く強くなるにはこれがいいだろう…。銃を使いこなすことが出来ればかなり強くなれる。
もちろんそれだけが今のエマの強みではないが。
これで全員の準備は万端。ここからが本番だな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キリアダンジョン3階層
ここから先はエマ1人で戦うことになった。
目的は2つ。1つはエマのレベル上げ。レベルをあげることで格段に強くなれるからな。2つ目は慣れ。まだエマは戦闘に慣れていない。そのために魔物と戦いまくってもらおう。もちろんヤバくなったら俺とルアも加勢するつもりだ。
だが…
ドンドンドン!!
前から魔物が向かってきても近づく前に銃で射つ。まぁ、それが正しいんだけどな。ただあんまり面白くないな。しかもここら辺の魔物はそこまで速くない。今のエマでは簡単かもしれないな。
だがエマの精神はあまり余裕がある感じではなかった。これは仕方がない。御使い達もこのような状態に陥っていたからな。その度にルアが回復魔法をかける。回復魔法には精神を癒す類のものもあるらしい。俺はその間に魔石をとったり魔物の素材を集めたりしている。
「ウップ。もう大丈夫よ。」
「よし、なら次の階層に行くか。」
まだエマの顔は青いが先へ進む。こういうのは慣れだからな。あまり慣れて欲しくもないがある程度は仕方がない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キリアダンジョン10階層
ここまではずっとエマの独壇場だった。銃の間合いを利用して近づかせることなく撃つ。これの繰り返し。御使い全員でラギルダンジョンに入った時よりかなり早いペースでまだ1日も立たないうちに10回層まで潜ることが出来た。
今日はこれ以上潜ることは難しいだろう。太陽の光がないから分からないが既に夜遅いと思う。
10回層…俺があいつらに裏切られた場所。意外なことにキリアダンジョンでの10回層はラギルダンジョンと同じ橋の架かった一本道ではなかった。さっきまでと同じく普通のダンジョンのような構造になっていた。
つまりダンジョンの構造はどれも同じではないということだ。こうなるとボスもまた違う魔物なんだろう。
ボスと戦うことを想像すると少し楽しみになってきた。
キリアダンジョン一階層目は俺の4本の鎖で出会ったモンスターを片っ端から切り刻んだ。一応5本までは操ることが出来る。だが中々に6本の壁が高い。
鎖の柔軟性を活かすのは結構難しい。知覚の問題があるからな。これ以上操ろうとすると脳では処理が難しくなる。これは少しずつ慣れていくしかないが。
ちなみにだが俺の戦い方を見たエマとルアは2人とも驚いていた。特にルア。
まぁ、前回はスライムにさえ攻撃できなかったからな。今なら八つ裂きにできる!
「ねぇタイチ!私も装備していいかしら!?」
「おぉ。いいぞ。」
エマは自分のアイテムボックスから自分の武器を取り出す。俺とルアはダンジョンに入る前から腰に剣を携えていたんだがエマにはそうはさせていなかった。
さて、その間に実験するか…。
「ルア、前に言ってた実験をしたい。手伝って貰えるか?」
「うん!分かった!」
俺がするのはダンジョン内での実験。ラギルダンジョンでは余裕がなくて思いつかなかったが試してみたいことが2つある。
まず一つ目。
「ゲート」
俺はゲートを使う。行先はビーストギルド。もしこれが成功すればビーストギルドで快適な睡眠を取りながらダンジョンを攻略することが出来る。結果は…
「失敗だね。ゲートがちゃんと開いていないよ。」
失敗だった。これでひとつ分かったが初代勇者の仲間の空間属性使いは今の俺より強かったのだろう。今の俺ではどうやっても空間魔法を邪魔するなんてことは出来ないからな。どうやってそんなことをしているのか想像すらつかない。
「それじゃあ2つ目だ。頼むぞルア。」
「うん!任せて!」
俺は拳に力を込める。ルアも雰囲気が変わる。
「ハァァァ!!!」「フレイムショット!」
ドゴォォォォォン!!
同時に地面を攻撃して見るが…。
「ダメだったね。」
「そうだな。」
結果は失敗だった。地面に全力で攻撃することで穴を開けて3階層に行こうとしたが地面は変わらずそこにあった。少しは削れていたが完全に崩れなかった。つまり物理耐性も魔法耐性もダンジョンにはかなりあるということだ。
逆に言えば全力で戦ってもダンジョンが崩れることは今のところ可能性としてはゼロに近い。ルアは特に火力が高いからその事実がしれただけで良しとしようか。
「な、何してるのよ!?ビックリしたじゃない!」
後ろでは既に装備を整えたエマが尻もちを着いていた。
「あぁ悪かったな。実験してた。」
「実験する前に一言言いなさいよ!」
「ごめんね?エマちゃん忘れてた♪」
「うっ…。なら仕方ないわね!」
ルアの素敵な笑顔に納得したみたいだ。最強だな。俺も逆らえる気がしない。ダンジョンに意思があればこんな壁簡単に通してくれるんじゃないか?
「準備は出来たか?」
「えぇバッチリよ!」
エマは腰にホルスターに入れた二丁の銃を携えている。エマの武器は銃。一応銘はあるらしい。確か…カムイという銘だった。
ガルのじいさんに頼んで銃とかなりの銃弾を作ってもらったのだ。ちなみにガルのじいさんに頼んで銃の販売は禁止させてもらった。まぁ、手っ取り早く強くなるにはこれがいいだろう…。銃を使いこなすことが出来ればかなり強くなれる。
もちろんそれだけが今のエマの強みではないが。
これで全員の準備は万端。ここからが本番だな。
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キリアダンジョン3階層
ここから先はエマ1人で戦うことになった。
目的は2つ。1つはエマのレベル上げ。レベルをあげることで格段に強くなれるからな。2つ目は慣れ。まだエマは戦闘に慣れていない。そのために魔物と戦いまくってもらおう。もちろんヤバくなったら俺とルアも加勢するつもりだ。
だが…
ドンドンドン!!
前から魔物が向かってきても近づく前に銃で射つ。まぁ、それが正しいんだけどな。ただあんまり面白くないな。しかもここら辺の魔物はそこまで速くない。今のエマでは簡単かもしれないな。
だがエマの精神はあまり余裕がある感じではなかった。これは仕方がない。御使い達もこのような状態に陥っていたからな。その度にルアが回復魔法をかける。回復魔法には精神を癒す類のものもあるらしい。俺はその間に魔石をとったり魔物の素材を集めたりしている。
「ウップ。もう大丈夫よ。」
「よし、なら次の階層に行くか。」
まだエマの顔は青いが先へ進む。こういうのは慣れだからな。あまり慣れて欲しくもないがある程度は仕方がない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キリアダンジョン10階層
ここまではずっとエマの独壇場だった。銃の間合いを利用して近づかせることなく撃つ。これの繰り返し。御使い全員でラギルダンジョンに入った時よりかなり早いペースでまだ1日も立たないうちに10回層まで潜ることが出来た。
今日はこれ以上潜ることは難しいだろう。太陽の光がないから分からないが既に夜遅いと思う。
10回層…俺があいつらに裏切られた場所。意外なことにキリアダンジョンでの10回層はラギルダンジョンと同じ橋の架かった一本道ではなかった。さっきまでと同じく普通のダンジョンのような構造になっていた。
つまりダンジョンの構造はどれも同じではないということだ。こうなるとボスもまた違う魔物なんだろう。
ボスと戦うことを想像すると少し楽しみになってきた。
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