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第二章
希少種の盗賊団
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不覚だった。
背後からいきなりルカに声をかけられ、ユリウスは心臓が止まるかと思うほど驚いた。この旅の間、ルカと夜を過ごすたび、己の欲は落ち着くどころが日増しに強くなっていた。そして朝方、我慢の限界を迎え己の欲を吐き出す。そんなサイクルが出来上がっていた。今朝もいつものように二度三度と欲を吐き出し、辛抱できずにもう一度と思っているところへ、ルカの声がした。扉が開いたのには全く気がついていなかった。
ルカは、ユリウスが苦しんでいると思ったようだ。己の分身を握っていることを、どう弁解すればいいのか。自業自得とはいえ、悩ましい問題に頭が痛くなる思いでいると、心配したルカは慌てて浴室に足を踏み入れ、ぬめった床に見事に滑った。
ユリウスは咄嗟にルカを支えた。
「大丈夫か?」
声をかけると、ルカが、「ユリウスの方こそ大丈夫?」とまたも心配そうな声。良心がいたむ。
しかし扉に背中を向けていたおかげで、己を握っていた現場は見られていないようだった。唯一の救いである。
己の分身は、今の一幕ですっかり元気をなくしている。これもまた幸いである。ユリウスは何食わぬ顔でルカを浴室の外へと出した。
「俺はなんともないぞ。ルカこそ慌ててどうした?」
「だってユリウス、なんか苦しそうだったからびっくりして……」
「ああ、いろいろ考え事をしていたらちょっとな」
こんなんで誤魔化しきれるのか。そうは思ったが、ここは誤魔化す以外、ユリウスに策はない。これも幸いなのか。ルカは男の欲を知らないようだ。ユリウスが何でもないと言い張ると、「元気ならいい」とルカは簡単に引き下がった。やれやれ、だ。
しかし後ろめたさはどうしても消えない。ユリウスは今日の行程のほとんどをパスの馬上で過ごした。街道を行きながら、何度も己の浅ましい欲に嫌悪感を抱き、今日はルカとの共寝はやめておこうと決意する。
もうすぐ最後の宿泊先である宿屋のある街だ。気持ちも新たに、パスをおり、そろそろ馬車に戻ろうかとした時だ。殿を走っていた騎士の一人が、一行より少し先を走っていたユリウスのもとへ馬で駆けつけてきた。
「ベイエル伯! 盗賊の襲撃です!」
ユリウスはすぐさま馬首を返した。
「数は?」
「およそ十」
街道沿いの盗賊の襲撃は珍しくない。領主一行だからといって、盗賊の襲来を受けないわけではない。むしろ王宮への奉納品を積んだ領主の一行はターゲットとなりやすい。そのため毎年警護のためモント騎士団を同行させている。
精鋭で固めた一行が、盗賊の集団に負けることはない。そう思ってユリウスは急いで戻ったのだが―――。
「ユリウス様、申し訳ございません」
列に戻ったユリウスを、カレルが出迎えた。盗賊の襲撃を受けたとは思えないほど列は整然としており、荷も奪われた様子はない。激しい攻防が行われたようにも見えない。
「盗賊はどうした」
カレルの表情に、ユリウスははっとし、ルカの乗っているはずの馬車の扉を開いた。中は、もぬけの殻だった。リサの姿もルカの姿もない。
「どういうことだ?」
ユリウスがカレルに問う。
「それが―――」
盗賊たちは、列を襲うとともに、真っ先にルカとリサの乗る馬車を襲撃した。ルカとリサが人質にとられ、騎士団は手も足も出せぬままに盗賊たちが去るのを見送った。
カレルは一気に状況を説明した。
「荷の方には見向きもいたしませんでしたので、初めから狙いは馬車の方だったようです」
若い女は高く売れる。重い荷を奪っていくより楽で金になると踏んだのだろう。
「朝から付けられていたのかもしれません。途中ルカは、一度も馬車を出ませんでした。この馬車に若い女が乗るのを見たとすれば、朝出発の時しかありません」
「王宮騎士団ではないのだな?」
ルカがさらわれたと聞いて真っ先に疑った。ユリウスがカレルに確認すると、「違います」とはっきり否定する。
「王宮騎士団の軍服ではありませんでした。それに、彼らは王宮騎士団であることに誇りを持っています。仮に王宮騎士団だとしたら、盗賊の真似事などせず、堂々と来るでしょう。襲った連中は、皆頭を布で覆い隠し、粗野な者たちでしたので」
「で? どっちに向かった?」
「数名が後を追っております。まもなく知らせが戻るでしょう」
カレルがそう言い終わらぬうちに、紺の軍服を着た一人のモント騎士団員が戻ってきた。
「盗賊は北東方向に進んでおります!」
「わかった」
ユリウスは再びパスに乗るや北東方向に向かって駆け出した。後ろからは数名の騎士団員が追従する。
街道をそれ、林の中を進んでいると、第二陣となる騎士団員が戻ってきた。ユリウスの姿を見つけると馬首を返し、並走しながら報告する。
「この先、真北へと進路を変えました」
そう言うとユリウスたちを先導して、林を抜けた先で北へと進路をとる。すぐに第三陣となる騎士団員に行き合う。
「この先、北北西方向。すぐ間近です」
その言葉通り、いくらも行かないうちに盗賊の集団と思われる一行の姿を捉えた。
ルカは―――。
ユリウスは前方を馬で走る集団を見渡した。集団の中ほどに、一際立派な黒毛の馬に乗った男の鞍に、後ろ手に縛られたルカの姿が見える。
リサはその後方、葦毛の馬の背だ。後ろに追いついてきたユリウスにリサは気がつき、ルカはあそこだと言うように首で示す。
わかっている。ユリウスは深く頷き、一気にパスを駆ると盗賊団に近づいた。
ユリウスの姿にすぐに気がついた盗賊団は、剣を抜き、ユリウスに切りかかってきた。ユリウスも腰から剣を抜き応戦し、雑魚を蹴散らしてルカの捕らえられている黒毛の馬に一気に肉薄した。
黒毛の馬に乗った男が剣を抜き、ユリウスの振り下ろした剣と激しくぶつかった。キィンっと鋭い音が響き渡る。
剣戟の衝撃に、黒毛の馬上の男の被る頭巾がはらりと落ちた。
「……希少種?」
馬上の男は黒髪黒目の希少種だった。ルカも驚いて男を見上げる。
ユリウスが驚き、一瞬とめた動きを、黒毛の馬上の希少種は見逃さなかった。ユリウスの剣を弾くと、仲間の間を抜け、ユリウスと距離を開く。
仲間の群れに紛れながら、黒毛の馬上の希少種が声を張り上げた。
「今夜十時。この先の街道を左に折れた先にある緑の屋根の小屋。金貨百枚とこの子を交換だ。おまえ一人で来い。仲間の騎士がいることがわかれば、そく取引は中止だ」
ルカを乗せた馬は、これ以上の追撃を許さず、見る間に遠ざかった。
背後からいきなりルカに声をかけられ、ユリウスは心臓が止まるかと思うほど驚いた。この旅の間、ルカと夜を過ごすたび、己の欲は落ち着くどころが日増しに強くなっていた。そして朝方、我慢の限界を迎え己の欲を吐き出す。そんなサイクルが出来上がっていた。今朝もいつものように二度三度と欲を吐き出し、辛抱できずにもう一度と思っているところへ、ルカの声がした。扉が開いたのには全く気がついていなかった。
ルカは、ユリウスが苦しんでいると思ったようだ。己の分身を握っていることを、どう弁解すればいいのか。自業自得とはいえ、悩ましい問題に頭が痛くなる思いでいると、心配したルカは慌てて浴室に足を踏み入れ、ぬめった床に見事に滑った。
ユリウスは咄嗟にルカを支えた。
「大丈夫か?」
声をかけると、ルカが、「ユリウスの方こそ大丈夫?」とまたも心配そうな声。良心がいたむ。
しかし扉に背中を向けていたおかげで、己を握っていた現場は見られていないようだった。唯一の救いである。
己の分身は、今の一幕ですっかり元気をなくしている。これもまた幸いである。ユリウスは何食わぬ顔でルカを浴室の外へと出した。
「俺はなんともないぞ。ルカこそ慌ててどうした?」
「だってユリウス、なんか苦しそうだったからびっくりして……」
「ああ、いろいろ考え事をしていたらちょっとな」
こんなんで誤魔化しきれるのか。そうは思ったが、ここは誤魔化す以外、ユリウスに策はない。これも幸いなのか。ルカは男の欲を知らないようだ。ユリウスが何でもないと言い張ると、「元気ならいい」とルカは簡単に引き下がった。やれやれ、だ。
しかし後ろめたさはどうしても消えない。ユリウスは今日の行程のほとんどをパスの馬上で過ごした。街道を行きながら、何度も己の浅ましい欲に嫌悪感を抱き、今日はルカとの共寝はやめておこうと決意する。
もうすぐ最後の宿泊先である宿屋のある街だ。気持ちも新たに、パスをおり、そろそろ馬車に戻ろうかとした時だ。殿を走っていた騎士の一人が、一行より少し先を走っていたユリウスのもとへ馬で駆けつけてきた。
「ベイエル伯! 盗賊の襲撃です!」
ユリウスはすぐさま馬首を返した。
「数は?」
「およそ十」
街道沿いの盗賊の襲撃は珍しくない。領主一行だからといって、盗賊の襲来を受けないわけではない。むしろ王宮への奉納品を積んだ領主の一行はターゲットとなりやすい。そのため毎年警護のためモント騎士団を同行させている。
精鋭で固めた一行が、盗賊の集団に負けることはない。そう思ってユリウスは急いで戻ったのだが―――。
「ユリウス様、申し訳ございません」
列に戻ったユリウスを、カレルが出迎えた。盗賊の襲撃を受けたとは思えないほど列は整然としており、荷も奪われた様子はない。激しい攻防が行われたようにも見えない。
「盗賊はどうした」
カレルの表情に、ユリウスははっとし、ルカの乗っているはずの馬車の扉を開いた。中は、もぬけの殻だった。リサの姿もルカの姿もない。
「どういうことだ?」
ユリウスがカレルに問う。
「それが―――」
盗賊たちは、列を襲うとともに、真っ先にルカとリサの乗る馬車を襲撃した。ルカとリサが人質にとられ、騎士団は手も足も出せぬままに盗賊たちが去るのを見送った。
カレルは一気に状況を説明した。
「荷の方には見向きもいたしませんでしたので、初めから狙いは馬車の方だったようです」
若い女は高く売れる。重い荷を奪っていくより楽で金になると踏んだのだろう。
「朝から付けられていたのかもしれません。途中ルカは、一度も馬車を出ませんでした。この馬車に若い女が乗るのを見たとすれば、朝出発の時しかありません」
「王宮騎士団ではないのだな?」
ルカがさらわれたと聞いて真っ先に疑った。ユリウスがカレルに確認すると、「違います」とはっきり否定する。
「王宮騎士団の軍服ではありませんでした。それに、彼らは王宮騎士団であることに誇りを持っています。仮に王宮騎士団だとしたら、盗賊の真似事などせず、堂々と来るでしょう。襲った連中は、皆頭を布で覆い隠し、粗野な者たちでしたので」
「で? どっちに向かった?」
「数名が後を追っております。まもなく知らせが戻るでしょう」
カレルがそう言い終わらぬうちに、紺の軍服を着た一人のモント騎士団員が戻ってきた。
「盗賊は北東方向に進んでおります!」
「わかった」
ユリウスは再びパスに乗るや北東方向に向かって駆け出した。後ろからは数名の騎士団員が追従する。
街道をそれ、林の中を進んでいると、第二陣となる騎士団員が戻ってきた。ユリウスの姿を見つけると馬首を返し、並走しながら報告する。
「この先、真北へと進路を変えました」
そう言うとユリウスたちを先導して、林を抜けた先で北へと進路をとる。すぐに第三陣となる騎士団員に行き合う。
「この先、北北西方向。すぐ間近です」
その言葉通り、いくらも行かないうちに盗賊の集団と思われる一行の姿を捉えた。
ルカは―――。
ユリウスは前方を馬で走る集団を見渡した。集団の中ほどに、一際立派な黒毛の馬に乗った男の鞍に、後ろ手に縛られたルカの姿が見える。
リサはその後方、葦毛の馬の背だ。後ろに追いついてきたユリウスにリサは気がつき、ルカはあそこだと言うように首で示す。
わかっている。ユリウスは深く頷き、一気にパスを駆ると盗賊団に近づいた。
ユリウスの姿にすぐに気がついた盗賊団は、剣を抜き、ユリウスに切りかかってきた。ユリウスも腰から剣を抜き応戦し、雑魚を蹴散らしてルカの捕らえられている黒毛の馬に一気に肉薄した。
黒毛の馬に乗った男が剣を抜き、ユリウスの振り下ろした剣と激しくぶつかった。キィンっと鋭い音が響き渡る。
剣戟の衝撃に、黒毛の馬上の男の被る頭巾がはらりと落ちた。
「……希少種?」
馬上の男は黒髪黒目の希少種だった。ルカも驚いて男を見上げる。
ユリウスが驚き、一瞬とめた動きを、黒毛の馬上の希少種は見逃さなかった。ユリウスの剣を弾くと、仲間の間を抜け、ユリウスと距離を開く。
仲間の群れに紛れながら、黒毛の馬上の希少種が声を張り上げた。
「今夜十時。この先の街道を左に折れた先にある緑の屋根の小屋。金貨百枚とこの子を交換だ。おまえ一人で来い。仲間の騎士がいることがわかれば、そく取引は中止だ」
ルカを乗せた馬は、これ以上の追撃を許さず、見る間に遠ざかった。
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