【ミステリー】一部、いただいちゃいます。

もえこ

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「朝のトップニュースです…昨日、〇〇埠頭で成人男性の遺体が発見されました。男性の身元は…また、この遺体は損傷が激しく、一部遺体が切断… … 」


… …  … …
 
「いやだ~~… 朝からこんなニュース…最近のニュースってやたら詳細に報道するよね…もっとぼかしてくれたらいいのに…」

「そうだな… 朝からあんまり聞きたくないな…」

バターの塗られた食パンを一口、齧る。
サラダと目玉焼きにベーコン… それにフルーツヨーグルト…そして俺の嫌いな青汁が…また、テーブルにしれっと置かれている…

ただでさえ不規則な仕事だ…
俺の健康を気にしてくれている妻には感謝している。そのことには触れずに俺は妻に声を掛ける。

「今日も、遅くなりそうだ…この事件の関係で…」

「…そう言うと思った…あなたも、気をつけてね…警察関係者が狙われることだって、あるかもしれないし…心配だわ…」

「そうだな…気を付けるよ… 」


最近都内周辺で起きている連続殺人事件。

これで、七件目…
今のところ、被害者は成人男性ばかりで、殺害態様はさまざまだが、被害者には一つの共通点があった。
それは、遺体の一部がなくなっていること。
司法解剖の結果、殺害前に切断されている可能性が高い。つまり生きている…その人間がまだ痛みを感じる状況でやられている可能性があるということ… 

何かを吐けと、拷問でもされたのだろうか…?
それとも、そういう行為に興奮する輩の犯罪か…
姿形は未だつかめないままだが、残虐な犯人像が浮かぶ。
これだけの犯行をなしておいて、いまだ見事なほどに証拠を残さない犯人…  

「行ってきます…」
「行ってらっしゃい。」

ドアを閉める。
いい加減、何かの手がかりが欲しい。
目的はなんだ…?

俺は眩しい朝日に目を背けながら、職場へ向かった。




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