【完結・BL 】とある、満月に近い日の夜にアイツは俺を…

もえこ

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そこには…

もちろん、真壁…しかいない…。
俺のすぐ背後に、真壁が立っているのがわかった。

…ってか、距離、近すぎじゃねえ…?
俺はなぜだか…少しゾクリと、した。

そもそも何だこの手は…
俺の目の前に背後から回された、真壁の大きな手…
目隠しをされるかのように、目の前に…

「な…なんだよ、真壁…びびった…この手、どけろよ…」
そう言って、その手を押し退けようとすると、

「こっち向けよ、葉山…」
真壁が俺の耳元に囁く。

ゾワワ…    ぞわぞわ…

だから何なんだ…
近い…近いぞ、距離が!!

「おまえ、何だよ…さっきから…距離、ちけーよ…」

俺は言われた通りに、一応振り向く。

「…は…  おまえ、どしたん…それ、なんだ…?なんか…リアルな…それ…耳…」

「あ…マジか…?出てるか…今日は満月でもないのに…ああ…ヤバいな俺…
…っていうか、おまえのせいだぞ…おまえが色っぽ過ぎ、だから…こうなっちゃった…」
真壁が…ちょっと楽しそうに微笑みながら、ぺろりと…舌なめずりをする…

なんか…今まで、見たこともないような真壁の顔…

なんか、危険な…感じの…  

意味が、わからない…

ってか真壁…さっきから出ている…その…もふもふした…耳は、

    一体、
       何なんだ…?

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