【BL・R18】相談したいことがあります…って、これ…なにか違いますよね?

もえこ

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実践が大事

男は初めて

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「さ… そろそろ、いっかな… 」

男がニヤリと笑って、俺を見下ろす…

んん… ?

何が… 何が、いいんだっけ… ?

俺は首を傾げる。
今これ…そもそも、何してんだっけ…あれ…
男の顔を、恐る恐る… もう一度、見る…

なんか…本当にやばくないか…この状況…
この…男の顔は…  ヤバい… 
目が…怖い…  欲情している顔…   

まるで、肉食獣が…獲物を壁まで追い詰めて、今から食事をするときのような…楽しみでたまらないような目つき…
ゆっくりと…男がこれ見よがしに舌なめずりをする姿に、ゾクリとする…

やっぱり、ヤクザなのだ… 
この男はきっと…

「…何、その顔…くくっ…鳩が豆鉄砲を食ったみたいな… 何…なんか、言いたいことある…?」

俺の中の、男の長い指が…再び、奥深くをグンと突いた… 
その後、ぐちゅと… 嫌な音を立てて、再び、中で何度も指を動かし始める…

「は、んっ…  あ… 」始まる刺激に、俺の身体が再び、小刻みに震え始める… 

なんか、ヤバい…  もう、

「うっ…は、あ… やだ…それ以上、やめ…ろ…」
俺は男を睨みつける…

「ふー-ん…最初、一応敬語っていうか、俺に敬意払ってちゃんと喋ってたくせに…いきなり、命令口調かよ…ここ…こんな、ぐしょぐしょにしといてよ…」

「くっ… ぅ…違っ… んっ… それはおまえが、変なもの… 入れ… あ、痛…  んっ…」

「何…?痛い… ?… 」男が笑って…指の出し入れを、ピタリと止める… 

「は… はっ… 」呼吸が、おのずと荒くなる…

「… おまえ、初めてだろうから…できるだけ、優しくしてやるよ… ふふ…  」

「な…  … 何を、… 」

「何って…さっき、言ったろう…?実践だよ…もうこの際、最後までやるしかねえなって…話」

「実践って、まさか… … その…  まさか… あの… 」
まさか… 男と男で…  じょ…冗談…  だよな…  

「そのまさか、だよ… なんかおまえなら、普通にやれそう…素質あるわ多分…ただし、俺も男抱くの初めてだからよ…お手柔らかにな…?ま。大丈夫だよ…女ならめちゃくちゃいい声で啼かせてきたんだ…さして、変わんないだろ… よし、そろそろかな… 指抜くぞ… 」

ぐちゅ… いきなり、そこから男の指を引き抜かれる…  

「ひっ、あっ… !!ん… …」
内壁を擦られたような…摩擦の刺激に… 小さく電流が走る…
認めたくないのに… 一瞬…感じてしまった快楽… 
 
そして、いきなりの喪失感…  
最初、痛かったのに… なくなると、何か物足りない… 気がしてくるのは…なんで…だ…

俺、なんかおかしい… 
俺の中に、空洞が…  生まれたようなおかしな感覚…

何、これ…  もう… 意味がわからない… 俺の身体 …  どうした…
意味が分からない…  

「よし… このままじゃ、汗だくだな… 俺も服、脱ぐから…その後は覚悟、しとけよ… 」

「あ… あ…  …」

男は俺を組み敷いたまま… さっさと服を脱ぎ始める… 


馬鹿な俺は…そのまま阿呆のように…

裸になっていく男を… 見上げた…






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