水神の花嫁

Ma

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再会

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あれからもう、100年もたってしまった。不思議なことに私は、20才を過ぎたときから年を取る事がなかった。
多分、彼が私を助けた副作用のようだ。
あれから庭に埋めた彼の種は、まだ目を出していない。
私は、彼の代わりに湖の見回りを行っている。
彼には、もう会えないかもとの予感がよぎるたび絶望的な思いを振り切って今を生きている。
彼が望んでくれたから、でも寂しいよ、会いたいよ銀‼️

そう、強く願った瞬間家の方から水柱があがった。
急いで家に戻るとそこには、銀の髪を背中に結わえた男の人が立っていた。
彼が、振り向いた瞬間涙が止まらなくなって思わず彼に抱きついた。

「お帰りなさい、銀愛してる、もうどこにも行かないで‼️」
「ただいま雪花遅くなってごめん、俺も君を愛してるもう、どこにも行かないよ、これからは一緒にいるから、もう、君を一人にしないから‼️」

そう言うと銀は強く私を抱き締めた。
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