運命の子供~吸血鬼とアルピノの恋~

Ma

文字の大きさ
10 / 12

潜入

しおりを挟む
その夜作戦を決行した。
作戦は、こうだ‼️
まず、吸血鬼は、相手を惑わす幻覚と相手を虜にするチャームと言う力が使える銀が言うには、魔術師達は、どちらかだと誤魔化されないが、力を2つ組み合わせると対処しきれないらしい。
なので、今魔術師達の城の前で俺たち家族は女性のアルピノの幻覚を見せてなおかつチャームで魅了している。
すると、黒いフードを被った魔術師達が出てきた。

「まだアルピノがいたとは、拘束しろ」

そう中心の男が言うと回りを囲っている、魔術師達が何か呪文を唱えたと思ったら地面から光の鎖が出てきて手首を後ろ手に拘束された。

「そろそろ、あのアルピノも使えなくなってきたから新しい実験体がてに入って助かった」

そう言って笑っていた。
俺は、そいつの言葉に腸が煮えくり返ったが、ここで、暴れればせっかくの機会を失ってしまうと思い、唇を噛んで我慢した。
魔術師達は、俺らを城の中の地下牢に入れられた、とたん光の鎖が弾けて消えた。
魔術師達は、全員地下から出てしまい、見張りもいない。
魔術師達は、自分の力を過信しすぎているので見張りと言う概念がないのだ。
それに、ここに閉じ込めたのがアルピノなら問題はなかったが生憎俺たちは吸血鬼だ、魔力なら魔術師達のはるか上だ、俺たちは、魔力で牢屋の鍵を開けた。
この城のどこに凛花がいるかも調べてある。
俺たちは地下から出て手前の部屋に入り上から三段目の本が巻数がバラバラなので巻数を並べかえると本棚が横にずれ地下への入り口が出てきた。
その階段を降りると大型のコンピューターとベッドがありその上に管に繋がれた凛花が横たわっていた。

「っ・・・凛花‼️」

俺は、急いで凛花に駆け寄った。
顔は、青ざめており唇は紫色に染まっていた。
もう遅かったかと思い体に触れるとまだ、ほんのり暖かかった。
体を揺すると、かすかだがまつげが震えていた。
少し安堵したが彼女の命が消えかかっているのが分かる。
父さんは、魔力で一度仮死状態にしてから体に繋がっている管を外していく、全て外した後持ってきていた手鏡の中に凛花の身体を吸い込ませた。

「凛花、遅くなってごめん、これからは、ずっと一緒だ。」

そう言って手鏡を懐にいれ急いで外に出て後もう少しで門にたどり着きそうだと思ったら魔術師達が門の前で待ち構えていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

黒騎士団の娼婦

イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。 異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。 頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。 煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。 誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。 「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」 ※本作はAIとの共同制作作品です。 ※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さくら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

冷徹公爵の誤解された花嫁

柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。 冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。 一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

盗み聞き

凛子
恋愛
あ、そういうこと。

離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。

しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。 私たち夫婦には娘が1人。 愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。 だけど娘が選んだのは夫の方だった。 失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。 事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。 再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。

愛する貴方の心から消えた私は…

矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。 周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。  …彼は絶対に生きている。 そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。 だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。 「すまない、君を愛せない」 そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。 *設定はゆるいです。

処理中です...