18 / 30
番外編☆流行りの小説の世界でもブレない2人
しおりを挟む
「ねぇねぇルナティア様っ!貴女の婚約者のカズマリフ様は本当は貴女の事を愛していないし迷惑だと仰っていらっしゃるのご存知ぃ?」
「私も聞きましたわ!カズマリフ様は親同士の決めた政略結婚で仕方無しにルナティア様と婚約したけれど本当は愛している令嬢がいらっしゃるとか?」
「ええそうよ。カズマリフ様が本当に愛している令嬢って言うのは実はわたくしの事なのよ。彼はどうにかしてルナティア様と婚約破棄してわたくしと再度婚約を結び結婚すると仰って下さったの!だからルナティア様?貴女はカズマリフ様を諦めてちょうだい!」
学園の図書館で1人静かに本を読んでいたルナティアは性悪令嬢とその取り巻きに囲まれた。
ルナティアは突然始まった茶番をポカーンと眺めそして可愛らしい顔を緩めふふっと笑った。
「えー?嘘だぁ!カズマくん本当にそんな事言ってたの?私そんなの聞いた事無いよ?いつも会うたびにキスしながらルナは可愛い!ルナを誰よりも愛してる!ルナと俺だけの世界なら良いのにって言うよー?」
「キッ、キス?!ぐぬぬぬ……ほっ本当よっ!カズマリフ様は昨日もわたくしを抱きしめながら愛していると、ルナティア様とは別れるから待っていてくれと仰ったのよ!」
ルナティアは不審げに首を傾げた。
「昨日?それって昨日のいつ頃の話?昨日は私ずっとカズマくんと一緒に彼のお家に居たよ?週末はいつもお泊りしてるし」
「おっ、お泊りっ?!ぐっ!ぐぐぐぐ…昨日の、そうね、夜の8時頃だったかしらぁー?」
「あー!嘘でぇーすっ!だって夜の8時は私とカズマくんはもうベッドに入ってたもん!その時間にカズマくんが貴女と会う事はムリよねっ?ちなみに夜の8時から深夜までずっとエッチしてたから…ふぁぁ。私眠くて眠くて…カズマくんのエッチ凄く激しくて」
あっけらかんと話すルナティアに性悪令嬢は若干怯んだ。しかし今更引けず更にルナティアに食ってかかる。
「なっ、婚前交渉なんて破廉恥な!どうせ貴女は他の男にも簡単に股をひらいているのでしょっ!そんなふしだらな女っ、やはりカズマリフ様には相応しくないわ!」
「ちょっとー!失礼な事言わないでくれるかな?私は生涯カズマくんだけなのよ!彼とお互いの初めてを捧げあって一生愛し抜くねって※神前契約もしてるんだよ?」
「ふぁ?しっ、神前契約……」
※神前契約とは神の前でお互いの命をかけて約束する事である。約束を違えた代償は契約した者の命である。執着心と独占欲の塊のカズマリフがルナティアを自分だけの物にする為に道連れにした。だが2人にペナルティが与えられる事は未来永劫無い。
「そーだよー!お互いに命をかけて愛し合っているんだよ?凄いでしょ!でも一応、カズマくんに確認してみるね?貴女がこんな事を言ってたよって!」
「……え?、あ、あの、ちょっとっ!」
ルナティアがガタッと椅子から立ち上がり図書館を出て行こうとするのを性悪令嬢が必死で止める。
「あ、あのルナティア様?さっきの話は、そう!冗談で!「もー!ルナ?俺から離れちゃダメだって言ったのに」
何処から現れたのかカズマリフがルナティアを後ろから抱きすくめて頬にキスをした。するとルナティアは嬉しそうにカズマリフに抱き着いた。
「カズマくんっ!!」
「ふふっ…可愛いルナ。もうほんとに可愛いすぎて食べちゃいたいよ。昨日も沢山ルナのコト食べたけどね?」
何処ぞの王太子かと思う程にキラキラ美男子のカズマリフはルナティアにだけ甘く蕩けた笑顔を向ける。性悪令嬢達は口を開けてカズマリフに見惚れている。
「あ!ねぇカズマくん。この人がね、変な事を言うの!「どうにかしてルナと婚約破棄して再度婚約を結び君と結婚する」ってカズマくんに言われたって言うんだよ?嘘だよねぇ!」
「は……………?」
カズマリフはルナティアを抱きしめたまま虚言を吐いた性悪令嬢を睨みつけた。その場の温度が10℃下がったように周りに冷気がたちこめる。
「あとね?この人が昨日の夜の8時頃にもカズマくんに抱きしめられながら「愛している、ルナとは別れるから待っていてくれ」って言われたって言うんだよ?それも嘘だよねぇー!絶対にあり得ないもん!」
「…………ルナ、こいつ殺すか?」
カズマリフは右手に破滅の魔力を溜め出した。一撃で何もかもが木っ端微塵になる恐ろしい魔法だ。
「ヒィィィッ!!嘘ですぅ!ご、ごめんなさいっ!許して下さいっ!!!」
性悪令嬢は土下座してあろう事かジャージャー失禁してしまった。
「謝ってるし反省してるからソレはやめてあげて?肉片にするのは可哀想だよ!」
ルナティアがカズマリフの右手にそっと自身の手を重ねた。すると冷たく殺気立っていた彼の瞳がスッといつもの優しく甘いものに戻った。
「はぁ…ルナは優しすぎるよ。でもそう言う所がほんと好き。貴様はルナのお陰で命拾いしたと思え。2度目は無い絶対に潰す」
「はいぃぃぃぃぃ!申し訳御座いませんでしたぁぁぁ!!」ブリュブリュブリュ~!!!
性悪令嬢は更に脱糞しその場に倒れた。この醜態は瞬く間に学園内で拡散され結局性悪令嬢は退学し領地へ引っ込んだそうだ。
…………………………
「んっ、んんっカズマくんっ、好きっ!」
「ん、ちゅぱっ、可愛いルナ、んんっ」
学園の裏庭の隅のあずまやに連れて来られたルナティアはカズマリフの膝の上に乗せられて彼の首に腕をまわしチュッチュとキスを交わしている。
「はぁ…こないだの人はビックリしたけど私はカズマくんの事を信じてたよっ!絶対にあり得ないし疑っても無いもん!」
「ん…俺も。そうだよ…そんな事死んでも起こらないよ。俺とルナは心で結ばれて命をもかけてるんだからね?例え神でも俺達を引き裂く事なんて不可能なのさ」
小鳥がピーチクパーチク囀りサワサワと気持ちの良い風が吹き抜けるあずまやで2人はいつまでも抱き合って飽きるまでキスを繰り返した。
番外編オワリ
「私も聞きましたわ!カズマリフ様は親同士の決めた政略結婚で仕方無しにルナティア様と婚約したけれど本当は愛している令嬢がいらっしゃるとか?」
「ええそうよ。カズマリフ様が本当に愛している令嬢って言うのは実はわたくしの事なのよ。彼はどうにかしてルナティア様と婚約破棄してわたくしと再度婚約を結び結婚すると仰って下さったの!だからルナティア様?貴女はカズマリフ様を諦めてちょうだい!」
学園の図書館で1人静かに本を読んでいたルナティアは性悪令嬢とその取り巻きに囲まれた。
ルナティアは突然始まった茶番をポカーンと眺めそして可愛らしい顔を緩めふふっと笑った。
「えー?嘘だぁ!カズマくん本当にそんな事言ってたの?私そんなの聞いた事無いよ?いつも会うたびにキスしながらルナは可愛い!ルナを誰よりも愛してる!ルナと俺だけの世界なら良いのにって言うよー?」
「キッ、キス?!ぐぬぬぬ……ほっ本当よっ!カズマリフ様は昨日もわたくしを抱きしめながら愛していると、ルナティア様とは別れるから待っていてくれと仰ったのよ!」
ルナティアは不審げに首を傾げた。
「昨日?それって昨日のいつ頃の話?昨日は私ずっとカズマくんと一緒に彼のお家に居たよ?週末はいつもお泊りしてるし」
「おっ、お泊りっ?!ぐっ!ぐぐぐぐ…昨日の、そうね、夜の8時頃だったかしらぁー?」
「あー!嘘でぇーすっ!だって夜の8時は私とカズマくんはもうベッドに入ってたもん!その時間にカズマくんが貴女と会う事はムリよねっ?ちなみに夜の8時から深夜までずっとエッチしてたから…ふぁぁ。私眠くて眠くて…カズマくんのエッチ凄く激しくて」
あっけらかんと話すルナティアに性悪令嬢は若干怯んだ。しかし今更引けず更にルナティアに食ってかかる。
「なっ、婚前交渉なんて破廉恥な!どうせ貴女は他の男にも簡単に股をひらいているのでしょっ!そんなふしだらな女っ、やはりカズマリフ様には相応しくないわ!」
「ちょっとー!失礼な事言わないでくれるかな?私は生涯カズマくんだけなのよ!彼とお互いの初めてを捧げあって一生愛し抜くねって※神前契約もしてるんだよ?」
「ふぁ?しっ、神前契約……」
※神前契約とは神の前でお互いの命をかけて約束する事である。約束を違えた代償は契約した者の命である。執着心と独占欲の塊のカズマリフがルナティアを自分だけの物にする為に道連れにした。だが2人にペナルティが与えられる事は未来永劫無い。
「そーだよー!お互いに命をかけて愛し合っているんだよ?凄いでしょ!でも一応、カズマくんに確認してみるね?貴女がこんな事を言ってたよって!」
「……え?、あ、あの、ちょっとっ!」
ルナティアがガタッと椅子から立ち上がり図書館を出て行こうとするのを性悪令嬢が必死で止める。
「あ、あのルナティア様?さっきの話は、そう!冗談で!「もー!ルナ?俺から離れちゃダメだって言ったのに」
何処から現れたのかカズマリフがルナティアを後ろから抱きすくめて頬にキスをした。するとルナティアは嬉しそうにカズマリフに抱き着いた。
「カズマくんっ!!」
「ふふっ…可愛いルナ。もうほんとに可愛いすぎて食べちゃいたいよ。昨日も沢山ルナのコト食べたけどね?」
何処ぞの王太子かと思う程にキラキラ美男子のカズマリフはルナティアにだけ甘く蕩けた笑顔を向ける。性悪令嬢達は口を開けてカズマリフに見惚れている。
「あ!ねぇカズマくん。この人がね、変な事を言うの!「どうにかしてルナと婚約破棄して再度婚約を結び君と結婚する」ってカズマくんに言われたって言うんだよ?嘘だよねぇ!」
「は……………?」
カズマリフはルナティアを抱きしめたまま虚言を吐いた性悪令嬢を睨みつけた。その場の温度が10℃下がったように周りに冷気がたちこめる。
「あとね?この人が昨日の夜の8時頃にもカズマくんに抱きしめられながら「愛している、ルナとは別れるから待っていてくれ」って言われたって言うんだよ?それも嘘だよねぇー!絶対にあり得ないもん!」
「…………ルナ、こいつ殺すか?」
カズマリフは右手に破滅の魔力を溜め出した。一撃で何もかもが木っ端微塵になる恐ろしい魔法だ。
「ヒィィィッ!!嘘ですぅ!ご、ごめんなさいっ!許して下さいっ!!!」
性悪令嬢は土下座してあろう事かジャージャー失禁してしまった。
「謝ってるし反省してるからソレはやめてあげて?肉片にするのは可哀想だよ!」
ルナティアがカズマリフの右手にそっと自身の手を重ねた。すると冷たく殺気立っていた彼の瞳がスッといつもの優しく甘いものに戻った。
「はぁ…ルナは優しすぎるよ。でもそう言う所がほんと好き。貴様はルナのお陰で命拾いしたと思え。2度目は無い絶対に潰す」
「はいぃぃぃぃぃ!申し訳御座いませんでしたぁぁぁ!!」ブリュブリュブリュ~!!!
性悪令嬢は更に脱糞しその場に倒れた。この醜態は瞬く間に学園内で拡散され結局性悪令嬢は退学し領地へ引っ込んだそうだ。
…………………………
「んっ、んんっカズマくんっ、好きっ!」
「ん、ちゅぱっ、可愛いルナ、んんっ」
学園の裏庭の隅のあずまやに連れて来られたルナティアはカズマリフの膝の上に乗せられて彼の首に腕をまわしチュッチュとキスを交わしている。
「はぁ…こないだの人はビックリしたけど私はカズマくんの事を信じてたよっ!絶対にあり得ないし疑っても無いもん!」
「ん…俺も。そうだよ…そんな事死んでも起こらないよ。俺とルナは心で結ばれて命をもかけてるんだからね?例え神でも俺達を引き裂く事なんて不可能なのさ」
小鳥がピーチクパーチク囀りサワサワと気持ちの良い風が吹き抜けるあずまやで2人はいつまでも抱き合って飽きるまでキスを繰り返した。
番外編オワリ
16
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
憐れな妻は龍の夫から逃れられない
向水白音
恋愛
龍の夫ヤトと人間の妻アズサ。夫婦は新年の儀を行うべく、二人きりで山の中の館にいた。新婚夫婦が寝室で二人きり、何も起きないわけなく……。独占欲つよつよヤンデレ気味な夫が妻を愛でる作品です。そこに愛はあります。ムーンライトノベルズにも掲載しています。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
田舎の幼馴染に囲い込まれた
兎角
恋愛
25.10/21 殴り書きの続き更新
都会に飛び出した田舎娘が渋々帰郷した田舎のムチムチ幼馴染に囲い込まれてズブズブになる予定 ※殴り書きなので改行などない状態です…そのうち直します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる