60 / 78
2
しおりを挟む
「あんたさ」
「んー?」
「なんで、あの女の望みなら叶えてやるんだ?」
「ん……ん?」
「信者だからか?」
人が多く長い道のりだからとティオヴァルトに抱えられて奴隷商館に向かう、足の振動に揺られて。咲也子は腕をティオヴァルトの首にまわしながら、ゆっくり首を傾げた。
まるで太陽が昇れば朝のように、当然のことを聞かれているといわんばかりの態度で。そんな様子に自らの信者だから助けるのかと問えば、傾げた首の角度がさらに深くなる。激しい呼び込みの声を無視しながらメインストリートを抜ける。
神として敬われているからこそ、助けたとなると。いつもは幼女でしかない咲也子の神らしい一面かと、本当に神らしい傲慢さだなと思っているティオヴァルトに。咲也子はまっすぐ前を見て歩くティオヴァルトの横顔を見つめながら、口を開いた。
「だっ、て」
「だって?」
「案内してくれた、の」
「は……?」
「神殿で案内してくれたでしょ、う?」
受けた恩は忘れない。そういって自分を見つめる咲也子の無邪気さに、ティオヴァルトは一度足を止めた。
「久しぶりなの、ねー」
「お、お久しぶりでございます」
通ってきたロビーと同じ赤い絨毯に壁には大きなひまわりと思わしき抽象画、その横の壁には紅石や緑石をあしらった装飾感あふれるレイピアが窓から入ってきた光に薄く光っている。
天井には豪奢なシャンデリアと、前にティオヴァルトを買うと決めたときと同じ部屋に咲也子とティオヴァルトは通されていた。ちなみに、部屋に通された瞬間ティオヴァルトはそのレイピアを見て嫌そうに顔をしかめていた。
(今回は紹介状持ってないけどいいのかな……)
犯罪奴隷を買うといったら卒倒しそうなテリアには何も言えなかったし、言う暇もなかった。奴隷として、一応背後に立っていようとしたティオヴァルトを二人がけのソファーの自分の横に座らせて。咲也子はこてんと首を傾げた。そんな様子にすらあわてて館主はメイドに運ばせた薔薇の紅茶を勧めた。
なんだというのか。
そして、咲也子から視線をそらした先。ティオヴァルトの呪印が刻まれていた片目を見て、館主は大きく目を見開いた。
「ティオヴァルト……その目は」
「ああ、解いてもらった」
「解い……主神殿でも……あぁ」
信じられないように小声でなにかを呟いた館主は、咲也子を見て納得したかのごとく頷いた。
本当に何だというのか。
疑問が雰囲気に出たのか、なんでもないですよと館主は取り繕うとにこっと穏やかな微笑みを見せた。
「それで、今回のご用件はなんでしょうか?」
「犯罪奴隷を買いたい、の」
「犯罪……貴女がですか?」
「おれ、が」
「なぜとお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「恩には報いるものでしょ、う?」
そんな当然のことを首を傾げながら言った咲也子に、館主はははっと声にならない声で笑った。それから、出すつもりのなかった言葉を放ってしまったかのように急いで自身の口を手のひらでふさぐ。神殿付きの青目持ちでも解けない呪印を解ける人物なんて、神くらいしかいないだろう思い、その神が犯罪者に恩とはどういうことか聞きたくなったがそれは仕事の範疇を越えている。
そしてふと、何かに気付いたかのように視線を咲也子の背後、壁に飾られているレイピアにやった。
「いまで犯罪奴隷となりますと、午前中に引き渡されたシャーロットですか?」
「そうその、子」
「わかっていると思いますが、本人たちの了解なくして無理やり婚姻などを結ばせようとすることは」
「犯罪に値して、自らも犯罪奴隷に落ちる、の。知ってる、よ」
「わかりました。いま、お呼びします。……シャーロットをここへ」
ちりんちりんと咲也子たちと館主の間にある立派な花籠のあるローテーブルの上に置かれていたハンドベルを鳴らしながらわずかに声を張り上げて告げる館主の声に遅れて数分。扉を開けて姿を現した少女から大人になりかけた女性の首には、ティオヴァルトと同じ奴隷用の首輪がはまっていた。しかしこっちは黒で咲也子は、犯罪奴隷は黒の首輪をして一目でわかりやすくしているという【白紙の魔導書】の言葉を思い出していた。
艶やかな腰までの銀髪を左右に分けサイドに流したその顔は小さく、高級な薔薇色の瞳。その瞳の片方には以前のティオヴァルトと同じようにくるくると回る呪印が浮かんでいた。それをじっと見つめていると、わずかに動きがずれて三つ浮かんでいるのがわかる。‘暴食‘の絶対記憶に当てはめてみると、ティオヴァルトと全く同じものだということがわかった。つまり「全戦闘スキルの消失」「宿主の魔力で継続」「魔法をかけたことを忘れる」というものだ。
これならいつでも解けるな、と視線を外す咲也子。シャーロットは黒いスラックスに半袖のシャツから伸びる腕は白く、すらりとしたモデル体型の輝かんばかりの美貌の女性だった。
ただ、強気なその瞳はどこか高潔な色をもってティオヴァルトを睨み。フードを被ったままの咲也子を見て怪訝そうに顔をしかめた。マナー違反が不快だったらしい。
「シャーロット」
「……はい」
鈴を転がしたような可憐な声は固くこわばっていた。
それもそうだろう。昨日まで騎士として神殿に仕えていたと思ったら、よりにもよって犯罪奴隷に落とされて。
自分を買おうとしているのはいかにも屈強な男だ。しかもその隣には室内でもフードを被ったままの怪しげな子どもがいる。この男の子どもか、もしくはすでに奴隷となっている身なのか。どっちにしろ、嫌な予感しかしなくてシャーロットの輝かんばかりの美貌は暗く陰っていた。それでもまっすぐに咲也子の隣にいるティオヴァルトを睨みつけて、唇を引き結んでいる様子はいっそあっぱれだった。
「んー?」
「なんで、あの女の望みなら叶えてやるんだ?」
「ん……ん?」
「信者だからか?」
人が多く長い道のりだからとティオヴァルトに抱えられて奴隷商館に向かう、足の振動に揺られて。咲也子は腕をティオヴァルトの首にまわしながら、ゆっくり首を傾げた。
まるで太陽が昇れば朝のように、当然のことを聞かれているといわんばかりの態度で。そんな様子に自らの信者だから助けるのかと問えば、傾げた首の角度がさらに深くなる。激しい呼び込みの声を無視しながらメインストリートを抜ける。
神として敬われているからこそ、助けたとなると。いつもは幼女でしかない咲也子の神らしい一面かと、本当に神らしい傲慢さだなと思っているティオヴァルトに。咲也子はまっすぐ前を見て歩くティオヴァルトの横顔を見つめながら、口を開いた。
「だっ、て」
「だって?」
「案内してくれた、の」
「は……?」
「神殿で案内してくれたでしょ、う?」
受けた恩は忘れない。そういって自分を見つめる咲也子の無邪気さに、ティオヴァルトは一度足を止めた。
「久しぶりなの、ねー」
「お、お久しぶりでございます」
通ってきたロビーと同じ赤い絨毯に壁には大きなひまわりと思わしき抽象画、その横の壁には紅石や緑石をあしらった装飾感あふれるレイピアが窓から入ってきた光に薄く光っている。
天井には豪奢なシャンデリアと、前にティオヴァルトを買うと決めたときと同じ部屋に咲也子とティオヴァルトは通されていた。ちなみに、部屋に通された瞬間ティオヴァルトはそのレイピアを見て嫌そうに顔をしかめていた。
(今回は紹介状持ってないけどいいのかな……)
犯罪奴隷を買うといったら卒倒しそうなテリアには何も言えなかったし、言う暇もなかった。奴隷として、一応背後に立っていようとしたティオヴァルトを二人がけのソファーの自分の横に座らせて。咲也子はこてんと首を傾げた。そんな様子にすらあわてて館主はメイドに運ばせた薔薇の紅茶を勧めた。
なんだというのか。
そして、咲也子から視線をそらした先。ティオヴァルトの呪印が刻まれていた片目を見て、館主は大きく目を見開いた。
「ティオヴァルト……その目は」
「ああ、解いてもらった」
「解い……主神殿でも……あぁ」
信じられないように小声でなにかを呟いた館主は、咲也子を見て納得したかのごとく頷いた。
本当に何だというのか。
疑問が雰囲気に出たのか、なんでもないですよと館主は取り繕うとにこっと穏やかな微笑みを見せた。
「それで、今回のご用件はなんでしょうか?」
「犯罪奴隷を買いたい、の」
「犯罪……貴女がですか?」
「おれ、が」
「なぜとお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「恩には報いるものでしょ、う?」
そんな当然のことを首を傾げながら言った咲也子に、館主はははっと声にならない声で笑った。それから、出すつもりのなかった言葉を放ってしまったかのように急いで自身の口を手のひらでふさぐ。神殿付きの青目持ちでも解けない呪印を解ける人物なんて、神くらいしかいないだろう思い、その神が犯罪者に恩とはどういうことか聞きたくなったがそれは仕事の範疇を越えている。
そしてふと、何かに気付いたかのように視線を咲也子の背後、壁に飾られているレイピアにやった。
「いまで犯罪奴隷となりますと、午前中に引き渡されたシャーロットですか?」
「そうその、子」
「わかっていると思いますが、本人たちの了解なくして無理やり婚姻などを結ばせようとすることは」
「犯罪に値して、自らも犯罪奴隷に落ちる、の。知ってる、よ」
「わかりました。いま、お呼びします。……シャーロットをここへ」
ちりんちりんと咲也子たちと館主の間にある立派な花籠のあるローテーブルの上に置かれていたハンドベルを鳴らしながらわずかに声を張り上げて告げる館主の声に遅れて数分。扉を開けて姿を現した少女から大人になりかけた女性の首には、ティオヴァルトと同じ奴隷用の首輪がはまっていた。しかしこっちは黒で咲也子は、犯罪奴隷は黒の首輪をして一目でわかりやすくしているという【白紙の魔導書】の言葉を思い出していた。
艶やかな腰までの銀髪を左右に分けサイドに流したその顔は小さく、高級な薔薇色の瞳。その瞳の片方には以前のティオヴァルトと同じようにくるくると回る呪印が浮かんでいた。それをじっと見つめていると、わずかに動きがずれて三つ浮かんでいるのがわかる。‘暴食‘の絶対記憶に当てはめてみると、ティオヴァルトと全く同じものだということがわかった。つまり「全戦闘スキルの消失」「宿主の魔力で継続」「魔法をかけたことを忘れる」というものだ。
これならいつでも解けるな、と視線を外す咲也子。シャーロットは黒いスラックスに半袖のシャツから伸びる腕は白く、すらりとしたモデル体型の輝かんばかりの美貌の女性だった。
ただ、強気なその瞳はどこか高潔な色をもってティオヴァルトを睨み。フードを被ったままの咲也子を見て怪訝そうに顔をしかめた。マナー違反が不快だったらしい。
「シャーロット」
「……はい」
鈴を転がしたような可憐な声は固くこわばっていた。
それもそうだろう。昨日まで騎士として神殿に仕えていたと思ったら、よりにもよって犯罪奴隷に落とされて。
自分を買おうとしているのはいかにも屈強な男だ。しかもその隣には室内でもフードを被ったままの怪しげな子どもがいる。この男の子どもか、もしくはすでに奴隷となっている身なのか。どっちにしろ、嫌な予感しかしなくてシャーロットの輝かんばかりの美貌は暗く陰っていた。それでもまっすぐに咲也子の隣にいるティオヴァルトを睨みつけて、唇を引き結んでいる様子はいっそあっぱれだった。
0
あなたにおすすめの小説
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる