【R18】1LDK、イケメン悪魔憑きアパートに引っ越しました。

さかい 濱

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僕なしでは

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爽子さんは目が座り、少し怖い顔になっている。

「ない、です。」

首を振ってそう答えると、爽子さんがため息を吐いたのが分かった。

呆れられている。
当たり前だ。

早くこの場を立ち去らなければ。
爽子さんに、酷い言葉を言わせてはいけない。酷い言葉は言った本人が傷付く。爽子さんは優しいから余計そうだろう。

立ち上がろうとした僕を、爽子さんは引き留めた。

「待って、私を、見て。」

反射的に振り返ると、爽子さんは服を脱ぎ始めていた。

「え!?……あ、あーっ、ちょ。」

動揺して言葉にならない声を上げてしまった。

「いいから、見て。」

爽子さんは真っ赤な顔をして、服を全て脱いだ。
そして唖然としている僕の肩を押して倒し、上に乗った。

「そ、そう、こさん!?」
「諦めていいの?」

爽子さんは、僕を上から真っ直ぐ覗き込んだ。いつか自分のものにならないだろうかと、恋い焦がれた瞳が自分だけを見つめている。

けど、諦めなきゃいけない。

「ごめん、なさい。」

爽子さんを色んな意味で直視できない。
話すたびに揺れるたわわで魅惑的な胸が視界に入らないように、慌てて視線を逸らした。

「アザリ君、目を逸らさないで、ちゃんとこっちを見て。」
「っ。」
「ねぇ、鍵は"私の言葉"だったんだよね?……どうしてその言葉を鍵にしたの?」

『私を、魔女にして』その言葉は、僕が一番爽子さんに言われたかった言葉だった。
でもそれを封印を解く鍵にしたのは期待をしたからじゃない。絶対に言われないはずの言葉だったからだ。

何も答えられずにいると、爽子さんは自分の腰を浮かせ、僕の腰に手を掛けた。

「一枚しか着てないと脱がせるのが楽でいいね。」

そう言って僕の唯一履いているものを引き下げた。
下半身が曝け出されてしまった。

「や、やめてっ。」

情けない声が出た。
でもあまりのことに、そう叫ぶのが精一杯だった。

「私を押し退けてみてよ。」

爽子さんは僕自身の上に腰を下ろした。

僕の愚かなそこは、爽子さんの柔らかで湿った下腹部の感触にすぐに硬くなってしまった。

「だめ、僕は酷いことを…。」

爽子さんは僕に構わず、互いの性器を擦り合わせるように腰を動かし始めた。
すぐに、くちゅ、くちゅ、という水音がして、僕と爽子さんの合わさっている部分の動きが滑らかになった。

「っ…あ……くっ…。」
唇を噛み締めても、声が出てしまう。

押し退けられるはずがない。
頭では駄目だとわかっていても、体が動かない。

動きたく、ない。

「私は、諦めたくないから。」

爽子さんはそう言うと、僕のそこを片手で掴み固定し、自身へ導こうとした。

「やめて、爽子、さん、僕…。」

口では否定の言葉を言ったものの、期待で胸は高鳴る。

「簡単だよ。私を突き飛ばせばいい。」

くちゅ、と音がしてゆっくりと爽子さんの腰は下ろされた。
ぬるぬるで温かくてぎゅっと絡み付いてくるそこは、僕を狂わせた。

僕は、爽子さんの体を反転させ、上になった。そして泣きながら彼女の柔らかい唇を貪った。

「はっ、んくっ、ア、ザリ君。…泣かないで。」

爽子さんは、僕を引き剥がすように両頬に手を置いた。

「やだっ、まだ、キスっしたい。」

僕は今、とても情けない顔をしているだろう。

「うん。私も。でも、聞いて。」

僕の唾液で濡れた唇が、弧を描くのが見えた。

「青山くんは死んでないし、欠片は青山くんを乗っ取ってない。後で死ぬほど彼に謝って来てよ。私も外に出ていいなら一緒に謝るから。それでも許してもらえなかったら、どうやって償っていけばいいか、私と一緒に考えよ。」

爽子さんは優しく微笑んで『ね、そうしよ』と言って、僕の頬を撫でた。

涙が、止まらなかった。

「爽子さんは、僕を、許してくれる?」

「許すもなにも、私がアザリ君をそこまで追い詰めちゃったから。だから、私に対しては悪いと思わないで。」

爽子さんは頬に置いた手で、僕の涙を拭ってくれている。

「僕なんかで、いいの?」
「うん。アザリ君がいい。」

僕の愛しい人はホントに優しい。だからこそ、魔女にしてしまっていいのかまだ迷ってしまう。
このまま、これを抜いてしまえばまだ間に合う。

「んっ、何、考えてるの?」

爽子さんは僕を逃がさないように足で下からロックして腰を揺らしてきた。

「あっ、だ、やめっ。…っ…。」

「はんっ。…アザリ君、もう、否定の言葉は、あん……聞き飽きたよ。っ…ねぇ、気持ちっ、いいっ?」

死ぬほど、気持ちいい。

しかも筆おろしの時は聞けなかった嬌声が、聴覚からも僕を追い詰めている。
はっきり言ってもう限界だ。
でも、出してしまえば後戻りができない。成体の僕の魔力が子宮に入り込めば、あっという間に爽子さんは人でないものになってしまうだろう。

「アザリ君、……わ、たしをアザリ君なしじゃ、いられない、体にしてっ。」

――僕なしじゃ生きられない、爽子さんに。

その誘惑に、僕が勝てるわけがなかった。
本能のままに腰を動かし爽子さんの中をめちゃくちゃに突いた。

「っ…、爽子さんは…っ、ぼ、くのだっ、僕だけのっ……っ、も、出るっ。……く、いく、いっちゃっぅ…、はぁっ……くっ。」

僕は爽子さんの奥深くに、魔力よくぼうを吐き出した。
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