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惑星イオ 光国編
第95話 戦場どら焼き交渉録
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左翼側の先で大量の魔虫アブンブの羽音が聞こえるとの連絡を受けたセシリアは、各師団に対応を指示し、第三師団も本格的な戦闘準備に入った。
「やはり、テキパキと指示をしているセシリア様はかっこいいですね」
「ん? そうかな? そうだ、レーカさん、あれを!」
「かしこまりました」
「あれ?」
「ラキ様、失礼いたします」
「え? あっ、ちょっ……」
レーカはラキの周りに着替えのテントを用意し、他のメイドたちと協力してラキにあるものを着せ始めた。
「こ、これは……」
「んー、ラキちゃん、似合っているよ」
「それはコッコーちゃんの着ぐるみと申します」
「へー、って、なんで着せるんですか!」
「コッコーちゃん着ぐるみはね、すごい防具なんだ。物理攻撃も魔法攻撃も軽減してくれるうえに、暑さや寒さをバッチリ調整してくれるんだよ。さらに、衝撃波をしっかり吸収して、戦いの中でも装備者を守ってくれる! しかも、一部のユーザーを虜にしてしまう魅力的な効果もあるんだ。見た目もかわいらしく、注目間違いなしなんだよ!」
「それはすごいですね……ショウゲキハ?」
ラキは、セシリアの説明に出てくる「衝撃波」という言葉に、再び違和感を覚え始めていた。
「それで、これを着せた理由は何ですか?」
「着せた理由……それはね」
「それは……?」
各攻撃を軽減できる防具を着せられたことから、ラキはこれからとてつもないことが起きるのだと警戒した。
「可愛いから~!」
ラキは思わずズッコケた。しかし、着ぐるみの衝撃吸収効果でダメージはゼロだった。
「はい?」
「いや、だから、可愛いから!」
「それだけですか!?」
「それ以外に何かあるかな? レーカさん」
「ありませんね」
「もう!なんで息ぴったりなんですか!これは脱ぎます!」
しかし、ラキが着ぐるみを脱ごうとしても、チャックが背中にあるため手が届かない。
「ふっふっふ、それは一人では脱げないのだよ」
「くっ、手が届かない~!レーカさん、助けて!」
「かわいい……」
レーカは、ぼーっとラキを見つめていた。そう、着ぐるみを脱ごうと、もがくラキに魅了されてしまったのだ。
「あれ? レーカさん? もしかして魅了した!? レーカさん!レーカさん!」
「はっ!」
レーカは我に返った。
「私が魅了されるなんて……。なんと愛らしくも恐ろしい防具かしら……」
「あーはっは!」
「着せたのはレーカさんですよ! セシリア様、笑い事じゃありませんよ~!」
「諦めたまえ、ラキ君」
「おわっ! 背中がつった!」
無理やり背中に手を回そうとしたラキは、背中を攣ってしまった。これには周囲にいたメイドたちも思わず失笑していた。
「ほらほら、無理するから」
セシリアがラキを介抱し、背中の攣りは収まった。そして、ラキは色々と諦めたのだった。
「えー、コホン! それで、これからどうなるのですか?」
ラキは改めて仕切り直した。
「まず、魔虫が本当に近づいているかを確かめないとね」
「でも、夜で陽光兵の明かり付近じゃないと見えませんよ」
「確かに、望遠鏡や双眼鏡じゃ限られる。だが、この機能を使えば!」
セシリアは自身のコンソールを開き、ステータス画面から右上にある「ギャラリー」と書かれた部分に触れた。すると、セシリアの前の空中にモニターが出現し映像が流れる。
「わあ、これは?」
「これは、映像を映し出すモニターと呼ばれるものだよ。今、飛び交っている陽光兵の一つが映している映像を見ているんだ」
「ほえー」
「他にも、光の精霊たちが普段記録した過去の映像なんかも見れるけど、細かい説明は後だね」
「私も見れますか?」
「誰でもは、まだ見れないけど、師団幹部なら使えるよ」
「じゃあやってみよう。ステータス画面の右上に……あった。んー、どこ見よう……これは……」
「それは過去の映像を見る機能だね。『どこで、何年何月何時の』と言うと見れるよ。まあ、制限はあるから、全部は見れないけど」
「じゃあ、一昨日の十五時くらいの、今いる場所を見せて」
ラキがそう言うと、彼女の前にモニターが出現し、指定した場所を映し出した。
「わぁ、本当に映し出されました!警備兵が歩いていますね。城壁の外では訓練をしている兵士たちがいます」
「うんうん。ん? 一昨日?」
「あれ? セシリア様?」
ラキが一昨日の今いる場所の映像を見ると、セシリアが歩いてきた。
「何か持っていますね……携帯ハンモックですね。試作品だから試し中でしょうか」
「ラキちゃん、そろそろ戦闘準備も終わるし、見るのやめようか」
「ハンモックを使って気持ち良さそうにしています……あっ、何か箱を取り出しました」
「ラキちゃん、そろそろ……」
「あれ? 何か見覚えのある箱を開けて……中身はどら焼き?……」
ラキがもっとよく見ようとすると、どら焼きがアップになった。
「あ……あああ、あれは無くなった私のどら焼き……」
「ラキちゃん、証拠もないのに疑ってはだめだよ」
「あれは私が特注したホイップどら焼き! その証拠に……!」
ラキがセシリアの持つどら焼きをズームすると、どら焼きの表面に「ラキ」という焼印が入っていた。
(しまった……確認しないでうっかり食べちゃった)
「セシリア様……」
「はっ、はい!」
「二日前に兵士の方が『何か届きました』と知らせてくれて、どら焼きができたんだと喜び勇んで見に行こうとしたら、オルクス様に一週間前の開発室爆発事故のことを詳しく報告せよと呼び出され、なんだかんだと……」
(やばい、ラキちゃんが溜まりに溜まったストレスを発散する詠唱(愚痴)が始まってしまった)
「セシリア様、まずいですよ」
「ラキちゃん……ごめんなさい!」
「報告が終わると今度は、兵士たちが飲み屋でいざこざを起こしたと言われて、現地に呼び出されて……」
「やはり、謝罪だけでは止まらないか」
食べ物の恨みは怖い。ここに置いておく方が悪い、名前を書いておかない方が悪いと下手に相手の過失を責めると、人間関係に一生の亀裂が入りかねない。そのため、相手の食べ物を食べてしまった場合は、即座に金銭で弁償するか、同じ食べ物を買って返す約束をするのが賢明だ。この時、食べてしまった分だけ返すと遺恨が残る可能性があるので、倍返し以上の提案が必要になる。
「ラキちゃん、聞いて! お詫びにジャンボどら焼き一個か、ホイップどら焼き三十個か、ミニどら焼き六十個! いかがでしょう?」
このセシリアの提案に、ラキの詠唱が止まり、ラキは考え始めた。
「ほっ」
セシリアが提案したジャンボどら焼き一個は、ホイップどら焼き三十個分に相当する。これは実質、食べてしまった分(一個)の三十倍返しという提案だった。さらに三つの選択肢を用意することで、ラキに考える時間と選択権を与え、怒りの矛先をそらそうとしたのだ。
「ジャンどらでガッツリか、ホイップどら焼きか、ミニどらか……」
どら焼き自体はあまり日持ちがしないので、大きいと食べきれないし、数が多くても食べきれない。しかし、三十個分の量は欲しい。セシリアの、相手を悩ませて問題をすり替え、怒りを忘れさせるという作戦は、上手くいったようだ。
「あっ! 満点堂には、料金を先払いして、好きな時に好きな数だけ引き換えられる商品ギフト券がありましたよね!」
お菓子は日持ちのするものではないため、
「買っても食べきれない」
「贈られても、その時は食べる気分ではない」
――そんな声も少なくなかった。
そこで、お菓子の満点堂では、料金を先払いし、後から好きな時に決まった範囲内で好きな数の商品と引き換えられる「商品ギフト券」を採用していた。これなら、食べきれる分を、食べたい時に受け取れる。
「ギフト券とは、さすがだね。満点堂には料金を払っておくから、レーカさんからギフト券を受け取ってね」
「分かりました」
ラキは、ホイップどら焼き十五個とミニどら焼き三十個を、好きな時にゆっくり引き換えるつもりでいた。
こうして、大規模な魔物駆除の最中に戦場の片隅で繰り広げられた、倍返しどら焼き交渉は満点堂ギフト券という形で決着した。
……その間にも魔虫アブンブは容赦なく迫り、周囲の近衛メイド隊は全員、心の中で「戦闘中になにやってんだ、この二人」と面白がっていたという。
「やはり、テキパキと指示をしているセシリア様はかっこいいですね」
「ん? そうかな? そうだ、レーカさん、あれを!」
「かしこまりました」
「あれ?」
「ラキ様、失礼いたします」
「え? あっ、ちょっ……」
レーカはラキの周りに着替えのテントを用意し、他のメイドたちと協力してラキにあるものを着せ始めた。
「こ、これは……」
「んー、ラキちゃん、似合っているよ」
「それはコッコーちゃんの着ぐるみと申します」
「へー、って、なんで着せるんですか!」
「コッコーちゃん着ぐるみはね、すごい防具なんだ。物理攻撃も魔法攻撃も軽減してくれるうえに、暑さや寒さをバッチリ調整してくれるんだよ。さらに、衝撃波をしっかり吸収して、戦いの中でも装備者を守ってくれる! しかも、一部のユーザーを虜にしてしまう魅力的な効果もあるんだ。見た目もかわいらしく、注目間違いなしなんだよ!」
「それはすごいですね……ショウゲキハ?」
ラキは、セシリアの説明に出てくる「衝撃波」という言葉に、再び違和感を覚え始めていた。
「それで、これを着せた理由は何ですか?」
「着せた理由……それはね」
「それは……?」
各攻撃を軽減できる防具を着せられたことから、ラキはこれからとてつもないことが起きるのだと警戒した。
「可愛いから~!」
ラキは思わずズッコケた。しかし、着ぐるみの衝撃吸収効果でダメージはゼロだった。
「はい?」
「いや、だから、可愛いから!」
「それだけですか!?」
「それ以外に何かあるかな? レーカさん」
「ありませんね」
「もう!なんで息ぴったりなんですか!これは脱ぎます!」
しかし、ラキが着ぐるみを脱ごうとしても、チャックが背中にあるため手が届かない。
「ふっふっふ、それは一人では脱げないのだよ」
「くっ、手が届かない~!レーカさん、助けて!」
「かわいい……」
レーカは、ぼーっとラキを見つめていた。そう、着ぐるみを脱ごうと、もがくラキに魅了されてしまったのだ。
「あれ? レーカさん? もしかして魅了した!? レーカさん!レーカさん!」
「はっ!」
レーカは我に返った。
「私が魅了されるなんて……。なんと愛らしくも恐ろしい防具かしら……」
「あーはっは!」
「着せたのはレーカさんですよ! セシリア様、笑い事じゃありませんよ~!」
「諦めたまえ、ラキ君」
「おわっ! 背中がつった!」
無理やり背中に手を回そうとしたラキは、背中を攣ってしまった。これには周囲にいたメイドたちも思わず失笑していた。
「ほらほら、無理するから」
セシリアがラキを介抱し、背中の攣りは収まった。そして、ラキは色々と諦めたのだった。
「えー、コホン! それで、これからどうなるのですか?」
ラキは改めて仕切り直した。
「まず、魔虫が本当に近づいているかを確かめないとね」
「でも、夜で陽光兵の明かり付近じゃないと見えませんよ」
「確かに、望遠鏡や双眼鏡じゃ限られる。だが、この機能を使えば!」
セシリアは自身のコンソールを開き、ステータス画面から右上にある「ギャラリー」と書かれた部分に触れた。すると、セシリアの前の空中にモニターが出現し映像が流れる。
「わあ、これは?」
「これは、映像を映し出すモニターと呼ばれるものだよ。今、飛び交っている陽光兵の一つが映している映像を見ているんだ」
「ほえー」
「他にも、光の精霊たちが普段記録した過去の映像なんかも見れるけど、細かい説明は後だね」
「私も見れますか?」
「誰でもは、まだ見れないけど、師団幹部なら使えるよ」
「じゃあやってみよう。ステータス画面の右上に……あった。んー、どこ見よう……これは……」
「それは過去の映像を見る機能だね。『どこで、何年何月何時の』と言うと見れるよ。まあ、制限はあるから、全部は見れないけど」
「じゃあ、一昨日の十五時くらいの、今いる場所を見せて」
ラキがそう言うと、彼女の前にモニターが出現し、指定した場所を映し出した。
「わぁ、本当に映し出されました!警備兵が歩いていますね。城壁の外では訓練をしている兵士たちがいます」
「うんうん。ん? 一昨日?」
「あれ? セシリア様?」
ラキが一昨日の今いる場所の映像を見ると、セシリアが歩いてきた。
「何か持っていますね……携帯ハンモックですね。試作品だから試し中でしょうか」
「ラキちゃん、そろそろ戦闘準備も終わるし、見るのやめようか」
「ハンモックを使って気持ち良さそうにしています……あっ、何か箱を取り出しました」
「ラキちゃん、そろそろ……」
「あれ? 何か見覚えのある箱を開けて……中身はどら焼き?……」
ラキがもっとよく見ようとすると、どら焼きがアップになった。
「あ……あああ、あれは無くなった私のどら焼き……」
「ラキちゃん、証拠もないのに疑ってはだめだよ」
「あれは私が特注したホイップどら焼き! その証拠に……!」
ラキがセシリアの持つどら焼きをズームすると、どら焼きの表面に「ラキ」という焼印が入っていた。
(しまった……確認しないでうっかり食べちゃった)
「セシリア様……」
「はっ、はい!」
「二日前に兵士の方が『何か届きました』と知らせてくれて、どら焼きができたんだと喜び勇んで見に行こうとしたら、オルクス様に一週間前の開発室爆発事故のことを詳しく報告せよと呼び出され、なんだかんだと……」
(やばい、ラキちゃんが溜まりに溜まったストレスを発散する詠唱(愚痴)が始まってしまった)
「セシリア様、まずいですよ」
「ラキちゃん……ごめんなさい!」
「報告が終わると今度は、兵士たちが飲み屋でいざこざを起こしたと言われて、現地に呼び出されて……」
「やはり、謝罪だけでは止まらないか」
食べ物の恨みは怖い。ここに置いておく方が悪い、名前を書いておかない方が悪いと下手に相手の過失を責めると、人間関係に一生の亀裂が入りかねない。そのため、相手の食べ物を食べてしまった場合は、即座に金銭で弁償するか、同じ食べ物を買って返す約束をするのが賢明だ。この時、食べてしまった分だけ返すと遺恨が残る可能性があるので、倍返し以上の提案が必要になる。
「ラキちゃん、聞いて! お詫びにジャンボどら焼き一個か、ホイップどら焼き三十個か、ミニどら焼き六十個! いかがでしょう?」
このセシリアの提案に、ラキの詠唱が止まり、ラキは考え始めた。
「ほっ」
セシリアが提案したジャンボどら焼き一個は、ホイップどら焼き三十個分に相当する。これは実質、食べてしまった分(一個)の三十倍返しという提案だった。さらに三つの選択肢を用意することで、ラキに考える時間と選択権を与え、怒りの矛先をそらそうとしたのだ。
「ジャンどらでガッツリか、ホイップどら焼きか、ミニどらか……」
どら焼き自体はあまり日持ちがしないので、大きいと食べきれないし、数が多くても食べきれない。しかし、三十個分の量は欲しい。セシリアの、相手を悩ませて問題をすり替え、怒りを忘れさせるという作戦は、上手くいったようだ。
「あっ! 満点堂には、料金を先払いして、好きな時に好きな数だけ引き換えられる商品ギフト券がありましたよね!」
お菓子は日持ちのするものではないため、
「買っても食べきれない」
「贈られても、その時は食べる気分ではない」
――そんな声も少なくなかった。
そこで、お菓子の満点堂では、料金を先払いし、後から好きな時に決まった範囲内で好きな数の商品と引き換えられる「商品ギフト券」を採用していた。これなら、食べきれる分を、食べたい時に受け取れる。
「ギフト券とは、さすがだね。満点堂には料金を払っておくから、レーカさんからギフト券を受け取ってね」
「分かりました」
ラキは、ホイップどら焼き十五個とミニどら焼き三十個を、好きな時にゆっくり引き換えるつもりでいた。
こうして、大規模な魔物駆除の最中に戦場の片隅で繰り広げられた、倍返しどら焼き交渉は満点堂ギフト券という形で決着した。
……その間にも魔虫アブンブは容赦なく迫り、周囲の近衛メイド隊は全員、心の中で「戦闘中になにやってんだ、この二人」と面白がっていたという。
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