心の奥底から聴こえて来る言葉に耳を塞ぐな!たとえそれがお前にとって不都合な真実だったとしてもだ!

クリスティーナ破れカブレラ

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壱、

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真っ昼間から、仲見世商店街を特攻服来た連中が闊歩し跋扈しているそんな日常。「人はよ、大概見た目で判断するんだ。だからな、気をつけた方がいいぞ!」「押忍っ!」(「押忍!」なんて今時言うなよ!あとさ、ヤンキーって、『マミー』好きだよね?)後輩に曰うそいつは勿論、紫の特攻服を着用。『天上天下唯我独尊』の文言が垣間見える。そんなら、他人の眼なんて気にすんなよ。奴らは胸部に狗が描かれたるジャージを主力商品とする洋品店の御前、しゅんと佇んでいた元右翼政治家の爺を突如取り囲み、「写~メ!写~メ!写~メ!撮ろうぜえ!撮ろうぜえ!みんなで、撮ろうぜえ!」って、KASHAKASHAやりだした。果たして一体、撮って如何すると云うのだ?「てめ、何やってんだ!?おら!おい!てっめえだよ!聴いてんのかよ?ぼけえ!」IZARIが木造町屋建築の和菓子処入り口壁面に火を放とうとZIPPOをかちかちやっているのに対して罵倒する巫女。バケツ一杯の水をIZARIに向かってざば~ん!ぶち撒けて、尚且つその後、そのバケツを思いっきりそのIZARIの頭目掛けて投げ付け、がこ~ん!といい音がして、IZARIは口を阿呆のように開けてえへらえへらし乍頸部擡げてびしょ濡れで放心状態、その異様なる光景に厭気が差してオレは仲見世商店街を小走りで後にしようとしたのだが、恩師の(ファック・ザ・)ティーチャーを見止め認めたから、急激に左折左折。「私はこんな素晴らしい文章を書く生徒は一体どんな生徒なのか?希望に充ち満ちてこの学校に赴任して来たのですが、余りのギャップに失望しました!」厭な記憶が甦るぜ。さんざっぱら苛められたっけ…?(市が主催する作文コンクールに入賞したことがあったのDEATH!)
ぴょんぴょん跳ね乍歩いてたら、サイケデリック、エキセントリック婆に激昂された。責め苦にオレは号泣寸前。SAYUKIちゃんと擦れ違う(何たる偶然!オレの偶然の才能にはいつも驚かされるぜ!ベイベー!今日は…?(SAYUKIちゃんのお店の)休業日だ!だから、沼津に買物に来てるんだね!そして、集団美に対抗すべくSAYUKIちゃんの唯一美は流石だった!)のだがしかし、群集に塗れてオレのことなんて勿論シカトシカト。雑踏に塗れ消えてしまう。徘徊するは城跡地の更地。そこは、お祭り騒ぎの抽選会場。当選最高位に君臨するのは、一日市長。パフォーマンスなのだろうか?煽動する司会者は両腕を天に差し出し、「オイオイオイオイ!」がなっている。その正体は元金ピカ先生。屯ってるのは、B-BOYとGALの餓鬼ども。内閣総理大臣(勿論、フェイク。ってか、「誰だよ?」)は、総理なのに舞台中央、プレジデント・チェアーに腰掛けている。至って無表情。その総理にがぶり寄り、椅子の後方接地脚部を支点に肘掛の前方二箇所を抱え、段々と椅子の角度を傾斜、更に総理の耳元でぶつぶつ呟いている元金ピカ先生。ついには元金ピカ先生は、総理の頬を舐め始めてしまった。総理は相も変わらず無表情だった。傾斜がきつくなる毎にオーディエンスの昂奮は最高潮に達する勢い。「オイオイオイオイオイオイオイオイ!」それを遮るように、「たとえばぼくが死んだら♪」、露骨なる嫌悪の表情を数人に披瀝され、オレ、「あ、すいません!」の平謝りのHIRAYAMAAYA状態。『逮捕!自殺!磔!死して屍尚も動ぜず。』なる題目のメイル、添付された写メはオレが入院している場面。「何じゃこりゃあ!?…って、あ、すいません!」それにしても、合成か?いつものあいつからだよ!ま、如何でもいいや。シカトシカト。って、あれ?疎外されたる武田鉄矢(モノホン)は一方舞台端でしゅんと佇んでいる。体育坐りで。眼は遠い。アジテーションV.S. 御説教に敗北を喫してしまったのだろうか…?舞台装置には、『ようこそ、金八先生!(本日のゲスト = 武田鉄矢さん)』と、大書されている。金八先生が元金ピカ先生に喰われたのだ。一体何が起きたと云うのだ!?ま、如何でもいいけど!そう云えば、関係者スタッフ各位もいねえ!そしてオレはSAYUKIちゃん目当て、人波掻き分け彷徨するも行方不明、捜索願、願われたし。GALの餓鬼らが執拗な迄に行く手を遮る。それを何とか凌いで。更に小僧らが、半分本気半分ふざけてきゃっきゃきゃっきゃと押し競饅頭をやっていて。その被害を被ったオレは、「止してくれよ~!危ないじゃないさ~!あんまりふざけると、承知しないぞう~!」片手を振り上げお道化てみせるも、素っ気ない態度・ウィズ・冷酷至極な眼差しで思いっきりシカトされたのだった。「何だこいつ?さ、帰ろ帰ろ。」とでも言いた気に去って行った。「こいつァ驚いたなァ!へっ、勝手にしやがれ!」って、あれ?ちんちん♪ちんちん♪ちんちん♪ちんちん♪鐘を鳴らし鳴らし舞台上に這い上がって行く坊主を発見。一人だと思ったら、後続坊が大勢いた。何だあいつら?こいつらの支持者が多くいること自体、オレは考えられなかった!こいつら、マジ、バッカじゃねえの!?な大衆だった。「おまえら、何やってんだよ!?」
街道へ抜け出ると、阪神タイガース・ファンが凄惨なテロルを繰り広げ、女子供を惨殺しているらしい号外。ばら撒かれたものらは雑踏に塗れ蹂躙されている。テロルの恐怖に慄き乍尚もSAYUKIちゃん捜し。「美しい人生に二十年後は在るのだろうか?」知らんおばはん(アルマジロのミニチュア・サイズ(生きている!)を掌の上で飼い馴らしている、全身湿疹だらけの気色悪い婆)がオレに問う。しかし、答えはない。だから勿論、シカトシカト。ディーラーには幟、『百萬円で買える倖せ!』んだと!?ゼッテエ買う!ゼッテエ買う!ゼッテエ買う!って、嘘だろ?どーせ!虚妄をのうのうと垂れるコマーシャリズムは、吐き気がする程ロマンティックだぜ!展示場は黄昏時に映えていた。「うわ、速っ!」って感じの競技用自転車野郎、「在り得ねえ!」って!いや、マジで!地下道へ連なる階段に、一直線に突っ込んだんだよ!「如何云うセンスしてんだよ?」の、全身杜撰なる構図の枯れ葉ジャージ纏いしヤンキーは意気揚揚と歩ってた。
「汚ねえなァ…。」って、排泄物や吐瀉物が傍らに散乱し醜悪極まりない路上に猥雑至極のポルノ・ショップ、それは果たして幻想的で奇跡的な完全なるシンボルとして我々の前に出現したのだろうか?そんな感覚を他所に、SAYUKIちゃんが十メートル先の名画座の前に再度現れた。(何たる偶然!オレの偶然の才能にはいつもいつも驚かされるぜ!ベイベー!肉感的、再び…。)
十七歳の誕生日に性衝動自体を棄て去った筈なのに、筈なのに!何の因果か、SAYUKIちゃんの所為でそれが甦ってしまったのDEATH!だからオレは黒薔薇の模造品を常時携えて、××××青年を気取るようになったんだ。SAYUKIちゃんなしではオレは最早(速)存在しない!しかし、そんな黒薔薇色の日々はいとも簡単に、そして脆くも瓦解、崩れ去った。
もう、これしかないんだ。あんな奴とセックスするくらいなら、SAYUKIちゃんなんて、殺してしまった方がいい。きっと、厭々セックスしている筈だ。心ここにあらず、オレのことを思い乍セックスしている筈だ。だから、もう、殺すしかない!おまんこにおちんこ、ぶっ込まれて入れたり出したりしてグチョグチョになって、いやんあはんしてんだろうなァ…。「さっき、ケータイ、鳴ってたよ。」「え?ああー、いいのいいの。あの着信音は如何でもいい奴の着信に設定してあるから。」「ああ~、いつものね!」「そうそう。いつもの。」「大変だね~。」「大変だよ~。」ケータイ電話を持っている意味がないから壁に投げ付けて破壊、その後、「ああー、如何しよう?如何しよう?」。嗚呼、死にて、否、死にたくね。一人でいたくねえ!誰ともいたくねえ!糞が!ど畜生が!総てネタにしてやるわ!って、そんなこともあったさ!でもね、もう、堕落した精神は堕落し切ったんだ。三年三ヶ月の賞味期限は切れたんだ!きっと、逢って、堕ち着いて話も出来る筈だ。そりゃ、頼りGUYないボクだけれどさ!後ろを向いて前へ進む、後ろ(めたい過去ばかり)歩きのボクだけれどさ!取り敢えず、昔とは違うところを見せようじゃないさ!男らしいところを見せようじゃないさ!
オレは違法駐車中のプレジに徐に近付き、眼を瞑ってリア・ウィンドウを右手拳で思いっきり叩き割り返り硝子を浴び、瞬発的に迷彩パンツの左ポケットから差し出したるジャック・ナイフを、運転席でえへらえへら笑い乍ケータイ電話で話し仰け反っていた、そしてその動作を止めて頭部突き出したのに対し有無を言わさず、米神、思いっきり突き刺したんだ!硝子の割れた音に吃驚してこちらを凝視していたSAYUKIちゃんから視線を逸らさずに!(その感触にオレはNAZEDAKA母胎回帰を喚起させられたのだった。)男らしさを誇示するが為にやったんだ!如何だい?男らしいだろ?オレわ!時が止まったが如く爺の動作は氷結し、眼は剥き口はひょっとこ、舌は地平面に対し水平方向に差し出された。血は出ていない。ケータイ電話はぼてっと堕ちた。
そうしたらSAYUKIちゃんは、、、
「いやあああああああああああああああ!!!!!」
って、叫びやがったんだ!
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