狂者が罰せられたとしても、また別の狂者が奪い取る。狂うのは簡単だ...

クリスティーナ破れカブレラ

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壱、

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超大型バス。観光バスで、俺は学級委員か?クラス委員か?判然としないのだけれども、車輌の先頭部分、運転席のすぐ真横、添乗員席に添乗員に寄り添うようにして座っているB組のバス。…なんか、B組って 一般的に この学校だけの話じゃなくって喰いしん坊が多いイメージなんですよねぇ…!なんて、軽口を叩きながら、決して悪い気はしていない。いい雰囲気の最中、それをいとも容易くぶち壊す無言の訪問者、襲来。無残!逆鱗?アンビリバボー!俺がA組からB組のバスに乗り換えた所為か?暁か?自責の念に囚われつつ、果たして、一体、俺は何組の生徒なのか?不明なのだけれども、道路のド真ン中、事故車輌の真後ろに突っ立っていた男を巻き込みもろとも運転手のブレーキが間に合わずおもくそ突っ込み、人間と接触した感覚も確かに轢死の胸騒ぎ、DOKA!BAKI!GUSHAAAAAA!!!!!!すぐに路上、急停止し、俺は、轢死屍體がおそろしくてたまらず近寄らなかったのだけれども、奇跡的に、撥ね飛ばされたかなんかして、そして、華麗にアスファルトに着地したかなんかで無事生還した不死身の自称;概念サヴァイヴァ―。そもそも、撥ね飛ばした訳ではなく、しっかりぐしゃりと踏んづけた感触が俺にはあったのだけれども何処吹く風の申し子でそうではないらしい。おそるおそる近づいてみると、健康的な好青年ナイス害で、勿論、無傷。話し掛けてみると、如何やら俺の中学生のときの同級生らしい、しかも、学年のエース。あいつかァ?とかなんとか思っちゃったりしながら郷愁に憂いを帯るマイ心内、懐かしさを追憶しながら親しげに話していたらなんだか様子がおかしい。おもむろ無表情にナイフを懐から取り出したかと思うと、俺を目掛けて次々とそのナイフを投げて来た。その数、無尽蔵。ライン取りは正確無比であり、恐怖心は無限大。あたりかまわず逃げ惑い、標的は俺でしかないと心に決めているらしく絶賛!ターゲット、ロッキングオン。T1000の如くサイバーメトリックに俺はそいつの心を捉えて離さないらしい。逃がしてなるものかと、執拗におっかけまわし、他にも事故現場附近には黒山の人だかり、大勢の野次馬、そして、たくさんの衆人客でG.O.T.T.A.返しているのにもかかわらず興味があるのは俺だけらしくGet A FUCK!!!!!Dont Give A FUCK!!!!!Say FUCCCCCK!!!!!なのだけれども、しかも、寄りにも寄って超自然的次元歪曲流派の使い手か?ホーミングのようにしてナイフが俺の後をぶっついてくる。勘弁してくれ!ついてくるのはしあわせの女神 だけにしてくれ!なんてうまくもなんともないことをいいながら(お~い、山田くん、ウィスパー、一枚待って来てぇええええええええええええ!!!!!!!)決して離れない。離れようとしない。なんとかパーキングエリアみたいなところに逃げ込み、それでも途中 その場所でも、大食堂のような広大な場所に行くも、白衣を着たゴシック調メイキャップ、映画;狂愛のバケモンみたいな奴と、そのそいつが着ている白衣と俺の着ている洋服の袖とを縫いつけられたりなんかしちゃったりして窮地に陥りながらも、それをめちゃくちゃに暴れて振り解き袖振り合うも羅刹の縁、そんな凶中見舞いハプニングに襲われ見舞われながらも、パーキングエリアみたいなところの玄関ドアーから転がり出でて、入口の段差から転げ落ちるようにして、否、実際、転げ落ちながら外のに這い出てなんとか無事生還。ナイフ男の影はもうなかった…。



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