1 / 1
壱、
しおりを挟む
超大型バス。観光バスで、俺は学級委員か?クラス委員か?判然としないのだけれども、車輌の先頭部分、運転席のすぐ真横、添乗員席に添乗員に寄り添うようにして座っているB組のバス。…なんか、B組って 一般的に この学校だけの話じゃなくって喰いしん坊が多いイメージなんですよねぇ…!なんて、軽口を叩きながら、決して悪い気はしていない。いい雰囲気の最中、それをいとも容易くぶち壊す無言の訪問者、襲来。無残!逆鱗?アンビリバボー!俺がA組からB組のバスに乗り換えた所為か?暁か?自責の念に囚われつつ、果たして、一体、俺は何組の生徒なのか?不明なのだけれども、道路のド真ン中、事故車輌の真後ろに突っ立っていた男を巻き込みもろとも運転手のブレーキが間に合わずおもくそ突っ込み、人間と接触した感覚も確かに轢死の胸騒ぎ、DOKA!BAKI!GUSHAAAAAA!!!!!!すぐに路上、急停止し、俺は、轢死屍體がおそろしくてたまらず近寄らなかったのだけれども、奇跡的に、撥ね飛ばされたかなんかして、そして、華麗にアスファルトに着地したかなんかで無事生還した不死身の自称;概念サヴァイヴァ―。そもそも、撥ね飛ばした訳ではなく、しっかりぐしゃりと踏んづけた感触が俺にはあったのだけれども何処吹く風の申し子でそうではないらしい。おそるおそる近づいてみると、健康的な好青年ナイス害で、勿論、無傷。話し掛けてみると、如何やら俺の中学生のときの同級生らしい、しかも、学年のエース。あいつかァ?とかなんとか思っちゃったりしながら郷愁に憂いを帯るマイ心内、懐かしさを追憶しながら親しげに話していたらなんだか様子がおかしい。おもむろ無表情にナイフを懐から取り出したかと思うと、俺を目掛けて次々とそのナイフを投げて来た。その数、無尽蔵。ライン取りは正確無比であり、恐怖心は無限大。あたりかまわず逃げ惑い、標的は俺でしかないと心に決めているらしく絶賛!ターゲット、ロッキングオン。T1000の如くサイバーメトリックに俺はそいつの心を捉えて離さないらしい。逃がしてなるものかと、執拗におっかけまわし、他にも事故現場附近には黒山の人だかり、大勢の野次馬、そして、たくさんの衆人客でG.O.T.T.A.返しているのにもかかわらず興味があるのは俺だけらしくGet A FUCK!!!!!Dont Give A FUCK!!!!!Say FUCCCCCK!!!!!なのだけれども、しかも、寄りにも寄って超自然的次元歪曲流派の使い手か?ホーミングのようにしてナイフが俺の後をぶっついてくる。勘弁してくれ!ついてくるのはしあわせの女神 だけにしてくれ!なんてうまくもなんともないことをいいながら(お~い、山田くん、ウィスパー、一枚待って来てぇええええええええええええ!!!!!!!)決して離れない。離れようとしない。なんとかパーキングエリアみたいなところに逃げ込み、それでも途中 その場所でも、大食堂のような広大な場所に行くも、白衣を着たゴシック調メイキャップ、映画;狂愛のバケモンみたいな奴と、そのそいつが着ている白衣と俺の着ている洋服の袖とを縫いつけられたりなんかしちゃったりして窮地に陥りながらも、それをめちゃくちゃに暴れて振り解き袖振り合うも羅刹の縁、そんな凶中見舞いハプニングに襲われ見舞われながらも、パーキングエリアみたいなところの玄関ドアーから転がり出でて、入口の段差から転げ落ちるようにして、否、実際、転げ落ちながら外のに這い出てなんとか無事生還。ナイフ男の影はもうなかった…。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる