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壱、
しおりを挟む月日や曜日の感覚は薄れ、自意識密度の濃い生活を送っているが為、今日が九月の一日であることをすっかり忘れ、うっかり帰る時間帯が登校時間と重なってしまい難儀至極、また、向こうは向こうで迷惑であったのかも知れないのだけれども、こっちはこっちで、わざわざ気ィ使って濃厚接触をしないようにと殊勝な心掛け、車道を挟んで反対側の歩道を歩いたりしてシャドウのようにして帰っていたにもかかわらず、ぶざまなありさま、自らの社会的立ち位置を改めて再認識させられるような?そんな出来事にバッタリ遭遇してしまったのだけれども、上述した通り、児童らの通学路と、俺の帰路がバッティングしてしまったもののたまったもんじゃなかったのかも知れないのだけれども向こうからしたら。わざわざ別の道を選んで帰るのもしんどくそのまんま普通にそのスピードで歩いていたのだけれども、そこへ颯爽と現れたのは、白バイではなくゼロハンのポリスメン。俺も、俺のすぐ真横を行ったり来たりするの、二度目までなら、流石に、偶然だよな?偶々?考え過ぎだろ?気の所為か?と、諦めるのだが、如何やら俺の熱狂的ファンであるらしく、そのおまわりさんは渡ろうとしていた踏み切りを渡らず(巡回ルートを変更してまで)、あとをついて来、流石の俺もこのようにして三度までうろちょろと何喰わぬ顔をしてついて来られると、挫けそうになるのであった。心が折れそうになった。堪え切れず、思わず涙が出そうになった。汗 & 涙(S.W.E.A.T. & T.E.A.R.S.)である。また、俺の周囲を銀蠅の如くBoomBoom(SATELLITES)と、飛ぶのであるからして、俺は、果たして 一体、糞なのだろうか?俺は、糞野郎なのか?しかも、それに追い討ちを掛けるようにトドメを突き刺すようにして、登下校見守りますよ?の緑爺(※ 緑の襷を掛けて通学路に立っているシルバー人材センターから派遣された?)と、なんか耳打ちをしている姿を見てしまったのだから、死にたくなる。はあああああああああ!!!!!と、溜め息が止まらず、二酸化炭素を吐きながら、絶命しそうになるのであった。あいつに注意しろ、眼を離すな!と言われているようなそんな気がしてならず、これが、被害妄想ならば、大歓迎である。ショックであるよなァああああああああああ!!!!!????ではあるのだけれども、しかし、俺は俺で俺の方で、ブルートゥースのイヤフォンからドグラマグラの冒頭朗読などという代物を聴いているのだから、国家権力おそるべし、K察官も侮れないのである。あながち、その本能により導かれた純粋な行動は間違ってはおらず、直感は正しく、野生の勘は鋭く、もしかしたら、サイキックポリスなのかも知れない。第一次サイバー大戦であるである。恐れ入谷の鬼子母神である。そしてまた、俺は、ドグマグ糞野郎なのだろうか?それにしても、流石は、犯罪を未然に防ぐプロフェッショナル恐るべき第六感。世の為、人の為、そして、威嚇の為、我が街の安全をキープオンロッケンローする為、子供たちの生活を担保する為の活動、まさしくこれが清く正しく美しいファックザポリスの姿なのかも知れない!いぬのおまわりさん、万歳!今度からバウリンガル持参で外出しようかと心得、そう、意気込んでいるのである!俺は反社なのだろうか?「俺は輩じゃねえ!作家だ!」自称ではあるが。(精神的)自傷作家だ、バカヤロー!(※ 舐達磨のリリック、「俺は輩じゃねえ!ラッパーだ!」のパロディ、そして、「妄想族だ、バカヤロー!」のオマージュであります!)世間の風当たりは強く激しく逞しく、これからは、誰にも迷惑を掛けないよう、地域の脅威(若しくは、狂気)とならないよう心がけ気をつけたいと思うのだけれども、俺にだって健康で文化的な生活を営む権利が多少はあると思われるのである。…と、そんなことがあったつい矢先、いきなり話は変わり、前後するのだけれども、真夜中、いつもと言ったらいいのだろうか?若しくは、必ず、音声(おんじょう)には、決して出さず、もしかしたら、リップリーディングだけでも精神的ダメージを与えるのではないか?そう企み踏んで、ナンパするカーがターゲットを品定めしながら物色するように俺の真横の道路を減速しながらゆっくりと走るポリスのカーにA.K.A.R. A.S.A.M.A.見えるようにして「失せろ!ぼけハゲ!(苔の蒸すまで!)」そう唱文のようにしてつぶやいていたのだけれども、その呪念が届いたのだろうか?まさに念ずれば華ひらく。その数日後、N津K察署内で当直のK察官がロッカールームで拳銃自殺をしたらしい。因果関係は不明だが、人生、何が起こるか判らないものである。
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