95 / 229
3章 学園中等部~
小話 執事は語る
しおりを挟む
‥‥‥ことことと音を立て、ポットの湯が沸いた。
そしてちょうどいい温度になるように調節しつつ、我々は寸分の狂いもなく、お嬢様のお茶の時間に合わせて紅茶を注ぐ。
「‥‥‥お嬢様、本日のお茶の時間でございます」
「ええ、ありがとうねベイドゥ」
「いえいえ、我々はお嬢様の執事でございますからな。このぐらい、できて当然でございますよ」
お嬢様の元へ参り、お茶を届けて我々はそう返答する。
エルスタン帝国の学園へ、編入されたリリお嬢様。
かねてより考え、そして実行したとはいえ、見知らぬ異国での生活は負担になるはずである。
それでも学びを捨てず、学習意欲をたぎらせているようで、お嬢様は提出物を片付けながらも予習復習を欠かさないようであった。
「ふぅ、美味しいわ…‥‥それにしても、ここに来て正解だったわね。帝国の教育機関は進んでいると聞いてましたけれど、これはこれで中々いい刺激になりますわね」
「そうでございますか?」
「そうよ。祖国のものもいいけれども‥‥‥異なる国での学習はね、普通に学ぶ以上に色々と学ぶことが多くなるのよ」
貴族の作法に関しても、国ごとに微妙に異なる部分がある。
それに、学ぶ内容にしても数学などに関しては同じところも多いが、国の歴史に関しては他国の視点から見ることが可能であり、どこでどう異なっているのかもよく学べる。
「それ以外にも、お友達もできましたけれど…‥‥ああ、この国はさっぱりしているわね」
「そうでございますね。帝国の貴族への教育内容はアンドゥラ王国よりも洗練されているのでございましょう」
お嬢様の言葉に、我々も同意して答える。
‥‥‥お嬢様がいた、アンドゥラ王国。
エルスタン帝国よりも歴史が浅い王国ではあるが、それでもそれなりに重みはあるはずである。
だがしかし、そうであっても長く続く国と言うのは何処かで腐敗する者もいるようで、腐る輩が出てきてしまうのだ。
そう言った類の輩が上層部に出てくると、トラブルが絶えないものになりやすく…‥‥その対処に苦労はさせられる。
何故、人と言う輩はその立場に胡坐をかいていると堕落していくのやら‥‥‥‥我々では、そうなることはそうそうないというのに。
いや、堕落していたらその時点で己の力を見ることもできず、結果として喰われていくのは変わらぬのか。
「それに、お兄様もいますからね…‥‥ああ、前世のお兄様に比べると、今世は本当に楽しそうですわ‥‥‥」
ふぅっと安堵するかのように息を吐くお嬢様。
お嬢様の話では、今のお嬢様になる前の、この世界に生れ落ちる前にも人生があったそうで、我々の姉君を相手をしている少年が、前世の兄らしい。
今は血がつながらずとも、かつては繋がった仲。
そのあたりで、色々と思うところがあるのだろうが…‥‥兄弟姉妹、何かとつながりがある相手に対して思うのも、人もモンスターも変わらぬか。
「しかし、今世は楽しそうとおっしゃってますが…‥‥前世はそこまで過酷だったのでございましょうか?」
「過酷だったというべきか、何と言うべきか…‥お兄様は全く覚えていないようですけれども、あの家は闇の家業の家…‥‥そこに深く、関わってましたもの」
いうのであれば、間諜とかその類よりもより深い部分。
この世界とはまた職業などは色々と違うそうだが、前世のその時点で既に相当危険な域に踏み込んでいたそうで、お嬢様はお嬢様で命の危機も感じた時があったらしい。
けれども、そのお兄様とやらはそれでも妹であった前世のお嬢様のためにも一生懸命だったそうで、感じさせないように努力していたようだ。
今となってからわかるようだが、遊園地と言う場所に連れて行ってもらったり、温泉宿では湯で離れさせられるけれどもともに行ってくれたり、お菓子作りでは毒見をしてくれたり…‥‥何かと世話焼きでもあった様子。
‥‥‥それ、人で言うところのオカンに近いのでは?と我々は思ったが、そうでもないようだ。
「でも、結局お兄様は亡くなって…‥‥あの時は、本当に悲しかったですわ。そして後になって、お兄様はわたくしを守ってくださっていたのを知ったのよ‥‥‥だからこそ、転生した今は、お兄様が幸せになれるようにしたいのよねぇ」
紅茶を飲みつつ、そうつぶやかれるお嬢様。
前世での恩を今世でしっかりと返しつつ、幸せを祈る姿はけなげに見える。
まぁ、アンドゥラ王国ではちょっとした女傑でもあったが…‥‥あの国でお嬢様に喧嘩を売ったものたちが今の姿を見れば、驚愕するであろう。人間とは、見た目で印象を抱くようだし、その差に頭が付いていけなくなって慌てふためくかもしれない。
「そういえばベイドゥ、ハクロファンクラブとやらの接触は?」
「良好でございます。何かとあちらでも我々の事を探り始めたようでございますが、幸せを思うのであれば仲間であるという回答を貰いました。…‥‥しかし、良いのでございますか、お嬢様?」
「何ですの?」
「前世とやらでは血縁でしたが、今世では互いに違う国の貴族同士。互に思いあって、婚姻する手段もありそうですが‥‥‥」
「あのねぇ、ベイドゥ。いくらわたくしがお兄様を好きだとしても、そこまで行かないのよ。記憶がある分、その辺の境界は分けているのよね」
ふむ、ここまで兄君としての彼を慕っているのであれば、婚姻なども手ではないかと思ったが、どうやらその気はないらしい。
あくまでも純粋に、前世からの縁としてだけで支援をするようだ。
「それに、あなたの姉さんが兄様を慕っているのでしょう?むしろ、そっちの応援をしたくなるわよ」
「そういうものでございますか」
…‥‥今はハクロという名を持った姉君の想いを考えるのであれば、そうなのだろう。
あの様子では、まだまだ想いは通じ切らずとも仲は良いようだし…‥‥本能的に番として認識している様子。
「ふむ、それはそれでいいのでございますがねぇ…‥‥‥お嬢様の兄君に、義弟と呼ばれるのは複雑でございます」
そもそも、人間を血縁者にいれるような真似をして良いのかと言う疑問も抱く。
群れを壊滅させたのも人間であれば、我々を拾いなさったのも人間であり、姉君の相手も人間。
憎くもあればこうやって過ごし、心を理解させられることで親しみも抱く。
そう考えると、恨みの力と言うのは長続きはしないというか…‥‥方向性は変わるだろう。
暴力には暴力ではなく、違うもので。
我々の場合は、お嬢様を幸せにすることで、誰かを不幸にしかできないような相手を見返すことができるはずだ。
執事と言う道に色々あって入ったとはいえ、こうやって妙な縁も混じり合い、触れ合う事を考えると、人間の世界も悪くはない物だなと我々は思うのであった。
「…‥‥ついでに聞くけどベイドゥ、あなたの、いえあなたたちの場合は結婚願望は無いの?」
「…‥‥どうしたものかと悩むのでございます」
3つの蜘蛛が人形を操り、執事として仕えている現状、我々の場合番探しはそれなりに大変そうである。
そもそも、我々に似たような相手の方が好みなのだが…‥‥見つかるだろうか?
「そう考えると、姉君の方は運がいいのでございますかねぇ…」
番探しとは結構ままならないものであり、相手を見つけたとしても、どうやって結ばれるかが課題になる物である‥‥
そしてちょうどいい温度になるように調節しつつ、我々は寸分の狂いもなく、お嬢様のお茶の時間に合わせて紅茶を注ぐ。
「‥‥‥お嬢様、本日のお茶の時間でございます」
「ええ、ありがとうねベイドゥ」
「いえいえ、我々はお嬢様の執事でございますからな。このぐらい、できて当然でございますよ」
お嬢様の元へ参り、お茶を届けて我々はそう返答する。
エルスタン帝国の学園へ、編入されたリリお嬢様。
かねてより考え、そして実行したとはいえ、見知らぬ異国での生活は負担になるはずである。
それでも学びを捨てず、学習意欲をたぎらせているようで、お嬢様は提出物を片付けながらも予習復習を欠かさないようであった。
「ふぅ、美味しいわ…‥‥それにしても、ここに来て正解だったわね。帝国の教育機関は進んでいると聞いてましたけれど、これはこれで中々いい刺激になりますわね」
「そうでございますか?」
「そうよ。祖国のものもいいけれども‥‥‥異なる国での学習はね、普通に学ぶ以上に色々と学ぶことが多くなるのよ」
貴族の作法に関しても、国ごとに微妙に異なる部分がある。
それに、学ぶ内容にしても数学などに関しては同じところも多いが、国の歴史に関しては他国の視点から見ることが可能であり、どこでどう異なっているのかもよく学べる。
「それ以外にも、お友達もできましたけれど…‥‥ああ、この国はさっぱりしているわね」
「そうでございますね。帝国の貴族への教育内容はアンドゥラ王国よりも洗練されているのでございましょう」
お嬢様の言葉に、我々も同意して答える。
‥‥‥お嬢様がいた、アンドゥラ王国。
エルスタン帝国よりも歴史が浅い王国ではあるが、それでもそれなりに重みはあるはずである。
だがしかし、そうであっても長く続く国と言うのは何処かで腐敗する者もいるようで、腐る輩が出てきてしまうのだ。
そう言った類の輩が上層部に出てくると、トラブルが絶えないものになりやすく…‥‥その対処に苦労はさせられる。
何故、人と言う輩はその立場に胡坐をかいていると堕落していくのやら‥‥‥‥我々では、そうなることはそうそうないというのに。
いや、堕落していたらその時点で己の力を見ることもできず、結果として喰われていくのは変わらぬのか。
「それに、お兄様もいますからね…‥‥ああ、前世のお兄様に比べると、今世は本当に楽しそうですわ‥‥‥」
ふぅっと安堵するかのように息を吐くお嬢様。
お嬢様の話では、今のお嬢様になる前の、この世界に生れ落ちる前にも人生があったそうで、我々の姉君を相手をしている少年が、前世の兄らしい。
今は血がつながらずとも、かつては繋がった仲。
そのあたりで、色々と思うところがあるのだろうが…‥‥兄弟姉妹、何かとつながりがある相手に対して思うのも、人もモンスターも変わらぬか。
「しかし、今世は楽しそうとおっしゃってますが…‥‥前世はそこまで過酷だったのでございましょうか?」
「過酷だったというべきか、何と言うべきか…‥お兄様は全く覚えていないようですけれども、あの家は闇の家業の家…‥‥そこに深く、関わってましたもの」
いうのであれば、間諜とかその類よりもより深い部分。
この世界とはまた職業などは色々と違うそうだが、前世のその時点で既に相当危険な域に踏み込んでいたそうで、お嬢様はお嬢様で命の危機も感じた時があったらしい。
けれども、そのお兄様とやらはそれでも妹であった前世のお嬢様のためにも一生懸命だったそうで、感じさせないように努力していたようだ。
今となってからわかるようだが、遊園地と言う場所に連れて行ってもらったり、温泉宿では湯で離れさせられるけれどもともに行ってくれたり、お菓子作りでは毒見をしてくれたり…‥‥何かと世話焼きでもあった様子。
‥‥‥それ、人で言うところのオカンに近いのでは?と我々は思ったが、そうでもないようだ。
「でも、結局お兄様は亡くなって…‥‥あの時は、本当に悲しかったですわ。そして後になって、お兄様はわたくしを守ってくださっていたのを知ったのよ‥‥‥だからこそ、転生した今は、お兄様が幸せになれるようにしたいのよねぇ」
紅茶を飲みつつ、そうつぶやかれるお嬢様。
前世での恩を今世でしっかりと返しつつ、幸せを祈る姿はけなげに見える。
まぁ、アンドゥラ王国ではちょっとした女傑でもあったが…‥‥あの国でお嬢様に喧嘩を売ったものたちが今の姿を見れば、驚愕するであろう。人間とは、見た目で印象を抱くようだし、その差に頭が付いていけなくなって慌てふためくかもしれない。
「そういえばベイドゥ、ハクロファンクラブとやらの接触は?」
「良好でございます。何かとあちらでも我々の事を探り始めたようでございますが、幸せを思うのであれば仲間であるという回答を貰いました。…‥‥しかし、良いのでございますか、お嬢様?」
「何ですの?」
「前世とやらでは血縁でしたが、今世では互いに違う国の貴族同士。互に思いあって、婚姻する手段もありそうですが‥‥‥」
「あのねぇ、ベイドゥ。いくらわたくしがお兄様を好きだとしても、そこまで行かないのよ。記憶がある分、その辺の境界は分けているのよね」
ふむ、ここまで兄君としての彼を慕っているのであれば、婚姻なども手ではないかと思ったが、どうやらその気はないらしい。
あくまでも純粋に、前世からの縁としてだけで支援をするようだ。
「それに、あなたの姉さんが兄様を慕っているのでしょう?むしろ、そっちの応援をしたくなるわよ」
「そういうものでございますか」
…‥‥今はハクロという名を持った姉君の想いを考えるのであれば、そうなのだろう。
あの様子では、まだまだ想いは通じ切らずとも仲は良いようだし…‥‥本能的に番として認識している様子。
「ふむ、それはそれでいいのでございますがねぇ…‥‥‥お嬢様の兄君に、義弟と呼ばれるのは複雑でございます」
そもそも、人間を血縁者にいれるような真似をして良いのかと言う疑問も抱く。
群れを壊滅させたのも人間であれば、我々を拾いなさったのも人間であり、姉君の相手も人間。
憎くもあればこうやって過ごし、心を理解させられることで親しみも抱く。
そう考えると、恨みの力と言うのは長続きはしないというか…‥‥方向性は変わるだろう。
暴力には暴力ではなく、違うもので。
我々の場合は、お嬢様を幸せにすることで、誰かを不幸にしかできないような相手を見返すことができるはずだ。
執事と言う道に色々あって入ったとはいえ、こうやって妙な縁も混じり合い、触れ合う事を考えると、人間の世界も悪くはない物だなと我々は思うのであった。
「…‥‥ついでに聞くけどベイドゥ、あなたの、いえあなたたちの場合は結婚願望は無いの?」
「…‥‥どうしたものかと悩むのでございます」
3つの蜘蛛が人形を操り、執事として仕えている現状、我々の場合番探しはそれなりに大変そうである。
そもそも、我々に似たような相手の方が好みなのだが…‥‥見つかるだろうか?
「そう考えると、姉君の方は運がいいのでございますかねぇ…」
番探しとは結構ままならないものであり、相手を見つけたとしても、どうやって結ばれるかが課題になる物である‥‥
57
あなたにおすすめの小説
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる